外資系から老舗化学メーカーへ。年収より「人間関係」を軸に選んだ転職先
ひとりひとりのキャリアと人生があるから、型押しの転職だってない。ソマリで転職された方にお話を伺いました。
Iさん・31歳・海外営業
転職回数4回以上
人間関係を第一に、語学力を活かしたいと考え転職活動を開始。
外資系物流企業
物流オペレーション
業務委託
年収900万
社員数 3名
ウェーブロックアドバンストテクノロジー
海外営業
正社員
年収750万円
社員数 約600名
転職歴を重ねたくなく、軸を「年収」から「人間関係」へ
転職を考えたきっかけ
前職は、外資系物流会社の日本法人で働いていました。外資系だったこともあり、給与面では満足のいく状態でした。
しかし、日本のスタッフが私含め3名しかおらず、人間関係が希薄で、入社したてで質問してもなかなか回答を得られないなど、やりづらさもありました。また、昼夜休日問わずトラブル対応が必要で拘束時間も長かったことから、次第に転職を意識するようになりました。
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転職で大切にしたこと
前職では「給与」を重視して入った結果、早期に退職する結果になってしまいました。また、短期離職を重ねた経験もあり「次で最後の転職にする」という思いがあったので、今回は「人間関係やカルチャーのフィット感」をかなり重視しました。
仕事内容としては、自分の強みである語学力を活かして、日本の良さを海外に発信する「架け橋」になるような仕事がしたいと考えていました。
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まだ求人票もないポジションとの出会い
転職エージェント選び
転職エージェントは、語学を活かせる英語求人を豊富に取り扱っている会社や、スカウト文面を見て「テンプレではなく自分の経歴をよく見てくれている」と感じた会社を選んで、4社と面談しました。
ただ、転職エージェントだけで考えていたわけではなく、SNSで情報収集したり、企業の採用サイトから直接応募したりなど、可能性を広げようと様々な手段で転職先を探しました。
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求人・会社選び
最終的に入社を決めたウェーブロックという会社は、実は求人票もまだない段階で、当時やりとりしていた転職エージェントのうちの1社だったソマリの中嶋さんから紹介してもらいました。
エージェントからの紹介は、既に世の中に出回っている求人がメインだと思いますが、ソマリでは採用担当者の方と密に連携されていて、採用情報が公開されるかなり前の段階で教えて頂くことができました。
ウェーブロックはまったく聞いたことがない会社でしたが、話を聞くと売上の7割以上が海外で、語学を活用した成長機会があるという点、またチームワークを非常に重視されているカルチャーがあるという点で、希望とフィットしていたことが決め手になりました。
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自分の視点になかった「業界考察」が、決断の後押しに
面接プロセス
面接では、過去に勤めていた人材紹介会社での経験から、「求職者自身も面接官のつもりで面接に臨む」という意識を持ち、組織風土やチームの雰囲気、人材育成についてこちらから積極的に質問をしました。
ソマリの中嶋さんからも、面接官や面接内容に関する情報を予め共有頂くことができ、しっかりと準備して臨むことができました。
ウェーブロック社は私の質問内容にも真摯に応えてくださり、一緒に働くチームメンバーとの面談を設けてくださったり、直属の部長にあたる方からも人材育成の考え方をオープンに話してもらい、一緒にチームで働いていける安心感を覚えました。
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内定・意思決定
自己分析をしっかり行なったことにより、転職の軸がすごくはっきりできていたので、内定が出た瞬間に迷わず意思決定することができました。
選考中に何度も松本さんに壁打ちさせていただいたことで、転職の軸がぶれなかったことが大きかったです。
最終的には4社に内定をもらいました。中でも半導体メーカーの海外営業の求人は、オファー年収がウェーブロック社よりも高く、「人間関係を転職軸にすること」とのバランスで迷う部分もあり、正直な気持ちを中嶋さんにお話しました。
中嶋さんは「最後に決断するのはあなた自身です」というスタンスを取りつつ、半導体業界は進化が早い分、入れ替わりも激しいので「絆を強くして長く働きたい」という軸とマッチしない可能性もあること。逆に化学業界は旧来の業態である反面、人間関係を築きあげて勝っていくことがより重要になることなど、オファー条件や面接過程だけではイメージできない客観的な業界考察について教えてもらうことができました。
そうした情報に背中を押してもらいながら、ウェーブロック社の社長や取締役、一緒に働く社員と会えたことを思い返し、人間関係を重視するというテーマに立ち戻ることができ、同社への入社を決意しました。
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転職軸とエージェント選びの大事さ
転職成功へのアドバイス
求人比較・面接・内定…といったプロセスの途中で、色々な会社の良いところが見えてきて、最初に掲げた転職のテーマとずれたところに目がいってしまうケースもあると思います。
もちろん、それによってよりよい選択肢にたどり着くこともあると思います。一方で、始めに感じた転職理由の直感は、長い目で見たときに自分にとっての幸福につながる要素でもあると思うので、はじめの「軸」の設定と、それを最後まで大事にすることをおすすめしたいと思います。
また、転職エージェントの選び方も1つのポイントだと思います。自分の経歴への理解や価値観の相性、どれだけ企業や業界のことを深く知ってくれているかという点を見極めることで、自分にとって信頼できるエージェントと出会うことができると思います。
そういう意味で今回は、求人との出会いも、内定の後押しも、ソマリの中嶋さん無しには実現できなかったと思うので、転職エージェントにサポートしてもらうことの価値を改めて感じました。
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