これで転職活動が変わる!納得のいく転職を叶えるための転職エージェント活用ガイド
(監修)中嶋 竜之介
株式会社ソマリ 代表取締役
ミスミ、リクルート、Amazon Japanを経て、転職エージェントである株式会社ソマリを創業。
独立後、3期目で転職成功支援者数は80名超。
Amazon、リクルートなどの大手有力企業への紹介実績と人事コネクションを強みに、あなたのキャリアをサポートいたします。
転職活動を進める際、転職エージェントは貴重な情報源となります。
エージェントは求人情報だけでなく、企業の内部情報や最新の転職市場の動向も熟知しているため、正しく活用すれば、転職の成功率が大きく向上します。
本記事では、転職エージェントの情報を効率的かつ効果的に活用する方法をご紹介します。
【記事概要】
転職エージェントのビジネスモデルを理解する
転職エージェントを上手く使いこなすには、まず転職エージェントがどのようにして利益を得ているのかを理解することが重要です。
転職エージェントは、一般的に転職希望者から費用を受け取ることはありません。転職希望者は無料でサービスを受けることができます。
彼らが利益を得るのは、「転職希望者が内定を得られ、次の転職先に無事入社し、一定期間が経過した後」で、転職先の企業から成果報酬をいただきます。
成果報酬の金額は企業ごとに差があるものの、オファー年収の30%程度を報酬として受け取ることが多いです。
そのため転職希望者とエージェントの関係は、変に友情や先生と生徒のような絆で結ばれるよりも、ビジネスパートナーとしてのお付き合いという関係を構築するのが健全でしょう。
転職エージェント選びにおいても、基本はビジネスとして報酬を支払ってくれる企業側に重心を置いてきちんと向き合いながら、その様々な企業で長く活躍してくれる転職希望者を見極め、適切にマッチングできる力を持っている方を探し当てることが転職成功の秘訣と言えるでしょう。
時に転職エージェントからお金の臭いを過度に感じてしまうケースもあるかもしれません。
その場合は、ご自身のそのフィーリングを信じて、もっと自分に合うエージェントを再度探すなど、ビジネスパートナーとして頼れる方を根気強く求めていくことが重要です。
転職エージェントの役割と情報の種類を理解する
転職エージェントが提供する情報には、表面的な求人情報以上のものが含まれています。具体的には、以下のような情報があります。
- 企業の内部事情
社風や職場環境、チーム構成、残業の実態など、企業の内部でなければわからない情報が得られることが多くあります。- 求人市場の動向
市場全体の求人動向や、業界ごとの転職事情、競争率など、個人で調べるのが難しい情報もエージェントから得ることが可能です。- 非公開求人
エージェントだけが扱う非公開求人が多く、より魅力的な求人や、特定のポジションを目指すチャンスが広がります。
エージェントの情報を活用するためには、まずこのような情報をどう受け取り、どのように利用するかを把握することが大切です。
目指すキャリアを明確にする
エージェントから得られる情報を効果的に活用するには、まず自分のキャリアビジョンや転職の目的を明確にしておくことが重要です。自己分析を通じて、自分の強みやスキルを整理し、以下のポイントについて考えましょう。
- 目指す業界・職種
興味のある業界や職種を明確にしておくことで、エージェントから関連性の高い求人を紹介してもらいやすくなります。- 重視する条件
給与、勤務地、働き方(リモート可など)、企業文化、成長機会など、自分が大切にしたい条件をはっきりさせましょう。
エージェントとの面談時にキャリア目標を具体的に伝えることで、ニーズに合った情報提供を受けやすくなり、より有益なアドバイスが得られます。
情報の信憑性を見極める
エージェントの情報は役に立つ一方で、すべての情報が正確であるとは限りません。
例えば、企業の文化や職場環境について、エージェントの意見は主観的であることもありえます。
以下のポイントを参考に、情報の信憑性を判断しましょう。
- 複数のエージェントから確認
同じ企業について複数のエージェントに質問し、共通する情報が多ければ信頼性が高いと考えられます。- 口コミサイトなどと照らし合わせる
口コミサイトやSNSなどの外部情報を活用して、エージェントの提供する情報と比較することも有効です。- 自分で確かめる質問を用意する
企業文化やチームの働き方について、具体的な質問を面接で直接確認すると、より確かな情報が得られます。
選考対策情報を活かす
エージェントからは、応募企業に関する選考対策のアドバイスも提供されることが多いです。
例えば、面接で重視されるスキルや、過去の合格者の傾向など、個人で得にくい情報を基にした対策が可能です。
- 面接で重視されるポイント
企業ごとに重視されるスキルや経験を把握し、自己PRや志望動機に活用しましょう。- 過去の事例を参考にする
エージェントが紹介する合格者のエピソードや面接での成功・失敗事例は、特に参考になります。- フィードバックをもらう
書類選考や面接後には、エージェントからフィードバックをもらい、次の選考に向けて改善点を洗い出すことができます。
提出書類の添削と面接練習を依頼する
転職エージェントは、職務経歴書や履歴書の添削を行ってくれる場合が多いです。
また、面接練習や模擬面接も行ってくれることがあり、こうしたサービスを活用することで、応募書類の完成度が高まり、面接対策が万全になります。
- 職務経歴書・履歴書の添削
自分の強みを強調し、企業に響く内容になるようアドバイスを受けましょう。- 模擬面接
面接時の受け答えや姿勢についてフィードバックをもらうことで、より自信を持って臨めます。- フィードバックを活用
面接ごとにエージェントからのフィードバックを活用し、ブラッシュアップを重ねることで、内定に近づく確率が上がります。
複数のエージェントを活用する
転職エージェントはそれぞれ得意分野や取り扱う企業が異なるため、複数のエージェントを併用することで、情報の幅が広がり、選択肢が増えます。
ただし、あまり増やしすぎると連絡ルートが増えて混乱をきたすことがあるので、多くのエージェントとやりとりする際は、優先順位をつけて進めるとスムーズです。
- 得意分野の違いを利用
例えば、大手企業に強いエージェント、IT業界に特化したエージェント、外資系企業に詳しいエージェントなどを活用すると、自分に合った求人が見つかりやすくなります。- 情報の信頼性を比較する
同じ求人について異なるエージェントから情報を聞くと、客観的な判断がしやすくなります。その上で、より洗練されている方を残すなどすると良いでしょう。- 優先順位をつけて選考を進める
複数のエージェントからの求人を検討する際は、自分の希望に最も近い求人を優先し、効率よく進めることがポイントです。「逃したくない求人」、「もし全部落ちたら受ける求人」など、一気に受けずに段階を分けて選考を受けていくのも一つのコツです。
まとめ
転職エージェントの情報は、企業の内部事情や面接対策、書類添削など、転職活動において役立つものが多くあります。
ただし、情報の信憑性を確認しつつ、複数のエージェントを併用して進めることで、より正確な情報を得やすくなります。
これらのポイントを意識してエージェントを活用し、効率よく転職活動を進めましょう。
また、私たち転職エージェントのソマリも、長年にわたって求職者の転職活動をサポートし、多くの実績を重ねてきました。
自己分析や書類作成、選考対策など、あらゆる面でのサポートを行っております。
もちろん、我々の転職サポートも全て無料なので、ご興味のある方はぜひお気軽にお問い合わせください。