育児とキャリアの両立へ、アクセンチュア→リクルートに。激務とワンオペの限界がきっかけも前向きな選択に

ひとりひとりのキャリアと人生があるから、型押しの転職だってない。ソマリで転職された方にお話を伺いました。
Nさん・30歳・コンサルタント・営業企画
転職回数1回
一定水準の年収をキープしながらワンオペ育児の日々をこなせるような環境を求めて、転職活動を開始。
アクセンチュア
戦略コンサルタント(MG)
正社員
年収1,650万円
社員数 約25,000名
リクルート
営業企画
正社員
年収1,050万円
社員数 約20,000名
ワンオペ育児で働き方を見直す決断を
転職を考えたきっかけ
転職の直接的なきっかけは、家庭の事情でした。もともと結婚していたのですが、昨年の夏ごろに離婚が決まり、子供の親権を私が引き取ることに。9月からは完全にワンオペ育児の生活が始まりました。
当時は戦略コンサルティングファームに勤めており、マネージャーとして忙しい日々を送っていましたが、ワンオペでの育児と両立させるには、どうにも無理があるとすぐに実感。やむにやまれず「転職するしかない」という判断に至りました。
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転職で大切にしたこと
第一に「子供との生活を破綻させないこと」を最優先しました。送り迎えや夜の寝かしつけを日常的に行う必要があるため、残業が当たり前の職場は完全にNG。基本は9時~18時勤務で、必要があれば早朝や夜間にリモートで少しだけ補完する程度に抑えられることが条件でした。
また、年収に関しても、一定水準から下がると生活の安定が崩れてしまいます。希望は1,200万円、最低でも1,000万円というラインを自分の中で設定していました。
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限られた条件下でも、希望に近い企業と出会えた
転職エージェント選び
最初のアクションは、以前からアカウントだけ持っていたビズリーチのプロフィール更新でした。ただ、配信設定がオフのままだったようで、オファーは全く来ず…。代わりに、dodaXに登録したところ、次々とスカウトが届きました。
当時は「エージェントは絞るべき」というような先入観もなく、複数名とやり取りを進めました。中でも目を引いたのが、大手外資系ECの案件を提示してくれたソマリの中嶋さんです。他のエージェントが扱っていないポジションだったので、自然と興味が湧きました。
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求人・会社選び
大手外資系ECを皮切りに、日系の大手商社の社内コンサル部門、大手損害保険会社、パーソルHDなど、合計で5~6社の選考を受けました。中嶋さんからは、大手外資系ECの他にリクルートやパーソルキャリアの求人をご紹介いただき、フィット感を感じました。
コンサルの経験が活かせる経営企画・事業企画系のポジションで、かつワークライフバランスが担保される企業は限られていましたが、的確に条件を満たす企業を紹介してもらえたのは、非常に助かりました。
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1社1社の面接を通じて、判断軸が磨かれた
面接プロセス
実を言うと、面接対策らしい対策はほぼしていませんでした。コンサル業務と育児、加えて住宅購入も並行して進めていた時期だったため、準備に割ける時間は相当限られていました。
その分、各企業の面接を「実地訓練」と捉え、受ける中で自分の軸や強みが整理されていくような感覚がありました。
一番最初に進めた大手外資系ECはご縁がなかったものの、一定数の面接を経験した上で受けたリクルートやパーソルHDの選考では、自分の過去の実績や転職理由をありのまま伝えることで、納得感のあるやりとりができたと思います。
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内定・意思決定
最初にリクルートから内定をいただいた瞬間は、嬉しい気持ちと、まず1社内定が出たことでホッとする気持ちがありました。その上で、パーソルHDも内定目前まで進んでいたため、その段階ではかなり悩みました。
パーソルHDは内定が出るとしたら年収提示が1,400万円になると明かされていたので高水準で良かったのですが、職場の平均年齢が高く、同世代が少ない点が少し懸念に思っていました。
一方で、カルチャーや働き方の柔軟性など、総合的に比較していく中で、リクルートの方が今の自分の生活スタイルにはフィットしていると思っていたものの、年収面がネックに感じていました。
このように検討を進める中で、最終的に内定をいただけたのはリクルート1社だけだったので、「これも一つのご縁」と気持ち的にも割り切ることができ、意思決定しました。
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働き方の“現実”を直視したからこそ納得の決断に
転職成功へのアドバイス
私自身、今回の転職活動を通して痛感したのは、「転職市場やフローについての基本知識」は、早めに得ておいた方がいいということです。
特に私のように緊急性の高い事情で転職せざるを得なくなると、1から勉強しながら進めるのは正直しんどい。
今すぐ転職する気がなくても、ビズリーチやdodaXに登録してみる、気になるエージェントと軽く話してみる――それだけでも、いざという時の大きな備えになると思います。
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教育業界から外資系EC大手へ。やりたいことと向いていること、自分軸を信じ抜いた転職
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