初めての転職活動|自己分析から書類作成、企業研究まで必須の準備ガイド
(監修)中嶋 竜之介
株式会社ソマリ 代表取締役
ミスミ、リクルート、Amazon Japanを経て、転職エージェントである株式会社ソマリを創業。
独立後、3期目で転職成功支援者数は80名超。
Amazon、リクルートなどの大手有力企業への紹介実績と人事コネクションを強みに、あなたのキャリアをサポートいたします。
自己分析を行う
転職活動を始めるにあたり、まずは自己分析を行うことが重要です。
自分の強みや弱み、これまでの経験やスキルを整理することで、どのような職種や業界に向いているか、選考で何をアピールすることができるかを明確にすることができます。
強みと弱みの整理
自分が得意とすること、苦手なことを書き出しましょう。
これまで仕事で上手くいったこと・いかなかったこと、それはなぜだったのかを振り返ることで整理がしやすくなります。
自分がどのような環境で力を発揮できるかを知る手がかりになり、仕事選びを効果的に行うことができます。
弱みを書き出す際のコツとして、強みの裏返しで考えると効率的です。
例えば、「データ分析力」が強みなのであれば、「現場の解像度が低いこと」などを弱みにしたら、納得性が高いです。
さらに、弱みをどのようにリカバリーしているかも書き出しておくと、より良いでしょう。
先ほどの例で言うと、「現場の解像度が低いことが弱みと自覚し、現場同行を毎月必ず1件以上入れるようにした」など改善アクションをセットにして考えておくと、転職活動時に応用が効きやすいです。
キャリアの棚卸し
過去の職歴やプロジェクトの経験を振り返り、自分がどのようなスキルを習得してきたかをリストアップします。
特定の技術やツールの使用経験など、職務で直接必要とされる技能である「ハードスキル」や、コミュニケーション、リーダーシップ、問題解決能力など、どの職場でも重宝される一般的な能力である「ソフトスキル」を意識してリストアップすると良いでしょう。
また、自身があげた成果の具体例とそのプロセスも書き出しておくと良いです。
プロセスまで書き出すことで、自身のソフトスキルが鮮明に浮かび上がってくることでしょう。
目標設定
これからどのようなキャリアを築いていきたいのか、目標を設定しましょう。
すぐに達成可能なスキルの習得や資格取得など具体的なアクションを計画する「短期目標」と、5年後〜10年後にどんなキャリアでいたいか、どのような役割を果たしていたいかを考える「長期目標」をそれぞれ考えることがおすすめです。
とはいえ自分のことを客観的に考えるのは難しいものです。
自己分析で悩んだ時は友人や専門家、転職経験者などに相談して、客観的なアドバイスを求めましょう。
自分では気づかなかった強みを見つける手助けとなります。
履歴書・職務経歴書の準備
自己分析が終わったら、履歴書や職務経歴書を準備しましょう。
これらの書類は、企業に自分をアピールするための重要なツールです。
履歴書の作成
基本的な個人情報や学歴、職歴を記載します。
誤字脱字がないようしっかりチェックしましょう。
職務経歴書の作成
自己分析で明らかにした自分の強みや弱み、これまで得てきたスキルを元に職務内容や成果、スキルを具体的に記載します。読み手が理解しやすいように、箇条書きや表などを活用すると効果的です。
自己PR文
自分の強みやアピールポイントをまとめた文章を準備しましょう。具体的なエピソードを交えることで、説得力が増します。
冗長な表現になると「文章力や言語化力が低い」と判断されてしまうため、長くなりすぎないように注意しましょう。
履歴書・職務経歴書の作成についてはこちらの記事でも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
企業研究と市場調査
最後に、企業や業界の研究、市場の動向もしっかり調査しましょう。
自分に合った企業を見つけることができると、面接時に自信を持って話すことができます。
企業の調査
興味がある企業のホームページやニュース記事、口コミなどをチェックし、企業理念や事業内容、最近の動向を把握しましょう。
上場企業の場合はIR情報(投資家情報)や四季報を確認することで、さらに企業の理解を深めることができます。
業界の研究
業界全体の動向や主要プレイヤー、今後の展望について調べることで、どんな業界の企業を受けるかや、その業界の中でもこの企業に入社したいのはなぜかを考えることができます。
業界に特化したニュースサイトやメディアをチェックすることで情報を得ることができます。
また、展示会に訪問するのも業界理解を深める意味では効果的です。
転職市場の動向
現在の転職市場の状況を把握し、自分のスキルや経験がどのように評価されるかを確認しましょう。
企業や転職エージェントからスカウトを受け取れる転職支援サイトに登録することで、自分のスキルがどんな企業から求められるのか、どんな条件のスカウトを受けられるのかを予想することができます。
インターネットやメディアの情報だけでなく、友人や専門家などから得られる生の情報も重要です。
情報収集にはリアルのネットワークもフル活用するとよいでしょう。
まとめ
転職活動のスタートには、以下の準備が必要です。
- 自己分析を行う
- 履歴書・職務経歴書の準備
- 企業研究と市場調査
これらのステップをしっかりと踏むことで、自分に合った職場を見つけ、転職活動を成功に近づけることができるでしょう。
しかし、これだけの準備を自分だけで完遂させるのは非常に労力が掛かるので、早めに転職エージェントなどを活用すると効率的です。
転職エージェントは自己分析や応募書類の作成、企業や業界に関する情報収集のサポートをしてくれます。
当社ソマリの転職エージェントは、あなたに関するいくつかの質問を投げかけることで適性を見出し、フィット感の高い会社を紹介することが可能です。専門家のサポートを受けてより効率よく転職活動を進めたいと考えたら、「無料転職相談」からご希望をお寄せください。
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