【やりたいことがわからない人必見】自己分析と行動で見つける解決法5選
(監修)中嶋 竜之介
株式会社ソマリ 代表取締役
ミスミ、リクルート、Amazon Japanを経て、転職エージェントである株式会社ソマリを創業。
独立後、3期目で転職成功支援者数は80名超。
Amazon、リクルートなどの大手有力企業への紹介実績と人事コネクションを強みに、あなたのキャリアをサポートいたします。
自己分析を通じて自分の興味や強みを理解することは重要ですが、それがうまくいかない場合も少なくありません。
今回は、"やりたいこと"がわからない時の解決方法について詳しく解説します。
やりたいことがわからない理由
やりたいことがわからない理由を理解することで、自分の状況を客観的に見つめ直すことができます。
多くの方が直面する主な理由を3つ挙げます。
自己理解の不足
自分自身のことを深く理解することは非常に難しいです。自分の強みや価値観、興味を明確に把握し、言語化できているという人は少ないです。
情報過多と選択肢の多さ
現代社会では情報に溢れており、選択肢が多すぎるがゆえにやりたいことを見つけるのが難しいということも多々あります。多くの情報に触れる中で、どの方向に進むべきか迷ってしまうことも、やりたいことがわからない理由の一つといえるでしょう。
社会的プレッシャー
家族や友人、社会からの期待やプレッシャーが影響し、自分がやりたいことが見えなくなることもあるかもしれません。周囲の期待に応えようとするあまり、自分の本心を見失うことがあります。
やりたいことがわからない原因は複合的なことも多いですが、「これが理由ではないか」と見立てることで先に進みやすくなれます。
そこで次は、自己分析の基本手法を使って、自分の強みや価値観を明確にする方法を見ていきましょう。
自己分析の基本手法
強みと弱みの洗い出し
まず、自分の強みと弱みをリストアップしましょう。過去の経験や達成したこと、失敗したことを振り返ることで、成功体験や得意なことが浮かび上がってくるはずです。
例えば、過去に成功したプロジェクトや得意だった作業を思い出し、成功のプロセスを洗い出すとともにそれに関連するスキルや知識を書き出してみましょう。
業種・職種特有のスキルだけではなく、「課題設定力」や「論理的思考力」のようにあらゆるシーンで汎用的に役立つスキル(ポータブルスキル)も意識してリストアップするとよいでしょう。
価値観の明確化
次に、自分の価値観を明確にすることが大切です。何に対して情熱を感じるのか、どんな環境で働きたいのかを考えることで、自分のやりたいことが浮かび上がります。
例えば、働く上で重視すること(仕事の意義/やりがい、人間関係、ワークライフバランスなど)をリストアップし、それを満たせる仕事を探せば、満足度の高いキャリアが歩めるでしょう。
興味のある分野の調査
自分が興味を持てそうな分野を探してみましょう。
例えば、特定の業界や職種についての本を読んだり、ウェブサイトやブログをチェックしたりすることで、興味の方向性がさらに具体的になります。
ちょっとしたTipsとして、あえて企業の”新卒”採用サイトなどを確認すると、仕事の内容ややりがいがわかりやすく書いてあることが多いので、興味分野が分からないという人にはおすすめです。
自己分析の基本手法を用いて、自分の強みや価値観を明確にすることで、やりたいことに近づく手がかりを得ることができます。
次に、周囲の意見を取り入れて自己理解を深める方法について見ていきましょう。
周囲の意見を取り入れる
フィードバックを受ける
家族や友人、同僚からフィードバックをもらうことも有効です。
他人から見た自分の強みや適性を知ることで、新たな視点が得られることがあります。
例えば、自分では気づかなかったスキルや特性を他人から指摘されることで、自己理解が深まります。
専門家のアドバイスを求める
キャリアカウンセラーや転職エージェントの利用もおすすめです。
プロの視点から適性や可能性を見つけてもらうことで、自分では気づかなかった強みや新たな方向性が見えてくることがあります。
面談での対話を通じて、自分の強みや興味を具体的に引き出してもらい、それに合う会社や求人を紹介してもらうことができます。
オンラインコミュニティの活用
オンラインコミュニティやフォーラムで同じ悩みを抱える人々と意見交換をすることも有益です。
例えば、転職やキャリアに関する掲示板/SNSグループに参加し、他の人の経験談やアドバイスを参考にすることで、新たな視点が得られるかもしれません。
また、自身と似たキャリアの人物がどのような転職をしているのかを知ることができ、参考になることがあります。
周囲の意見を取り入れることで、自分では気づけない視点や情報を得ることができます。
次に、行動を通じて自己理解をさらに深める方法について見ていきましょう。
行動しながら考える
トライ&エラー
実際に行動してみることも重要です。興味のある分野の仕事を短期間でも経験してみることで、自分の本当にやりたいことが見えてくることがあります。
実際の職場環境や業務内容を体験してみることが有効ですが、働きながらインターンシップに参加することは難しいため、副業として体験できるチャンスを探してみるのもよいでしょう。
ネットワーキング
様々な業界の人々とネットワーキングを行い、話を聞くことで、新たな発見に恵まれます。
業界の内情や求められるスキルを知ることで、自分の興味をさらに具体化できます。
例えば、業界イベントやセミナーに参加し、そこで出会った人々と情報交換をすることで、自分が関心を持てる仕事を探すことができ、より具体的なキャリアビジョンが描けるようになります。
自己投資
新しいスキルや知識を身につけるために自己投資を行うことも効果的です。
例えば、オンラインコースや資格取得を通じて、自分の興味を深めると同時に、市場価値を高めることができます。
無料や少額の資金で受講可能なオンラインコースも増えていますので、トライしてみて仕事にしてみたいかを考えるのも、やりたいことを探すための良い方法の一つです。
次に、固定観念に捉われずキャリアを描くために、マインドセットを転換する方法について見ていきましょう。
マインドセットの転換
柔軟に考える
やりたいことがわからない時は、一つの道に固執せず柔軟に考えることが重要です。
例えば、初めから完璧な答えを求めず、「とりあえずやってみる」というマインドでいくつかの選択肢を試してみることで、自分に最適な道が見えてくることがあります。
長期的視点を持つ
短期的な成功だけでなく、長期的なキャリアビジョンを持つことも大切です。
例えば、今の仕事がやりたいことではないとしても、それが将来的にやりたいことに繋がるステップとなる場合もあります。
長期的な目標を見据えながら、現在の経験を積むことが重要です。
まとめ
やりたいことがわからない理由を理解し、自己分析の手法を用いて自分の強みや価値観を明確にすることや、周囲の意見を取り入れること、実際に行動しながら考えることなどで、自分のやりたいことを探すことができます。
柔軟な考え方と長期的な視点を持ち、定期的に振り返りを行いながら、自己分析を続けていくことで、やりたいことの確信が持てるようになるでしょう。
「モヤモヤしているけど、具体的なビジョンが見えない」方に、やりたいことを見つけるきっかけ/道標を与えることは我々ソマリの得意分野です。
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