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2024.10.25 2024.11.05

職務経歴書作成|採用担当者に響く職務要約のコツ!OK例とNG例を分かりやすく徹底解説

職務経歴書作成|採用担当者に響く職務要約のコツ!OK例とNG例を分かりやすく徹底解説
 (監修)中嶋 竜之介

(監修)中嶋 竜之介

株式会社ソマリ 代表取締役

ミスミ、リクルート、Amazon Japanを経て、転職エージェントである株式会社ソマリを創業。

独立後、3期目で転職成功支援者数は80名超。

Amazon、リクルートなどの大手有力企業への紹介実績と人事コネクションを強みに、あなたのキャリアをサポートいたします。

職務要約は職務経歴書の冒頭に記載する、あなたのキャリア要約のことです。採用担当者の目を引く重要な部分で、効果的な職務要約を書くことで、自分の強みや適性をわかりやすく伝えることができ、書類選考で合格を勝ち取りやすくなります。

この記事では、職務要約の書き方について、具体的なOK例とNG例を参考にしながらわかりやすく解説します。

職務要約とは?

職務要約は、これまでの職務経験やスキルを簡潔にまとめたもので、採用担当者に自分の強みをアピールするためのものです。ここで効果的に自己PRを行うことで、書類選考を突破しやすくなります。
まずは文章全体のOK例、NG例を見てみましょう。

職務要約のOK例とNG例

OK例

大学卒業後、マーケティング会社に新卒で入社し、5年間にわたりデジタルマーケティングのキャンペーンを担当しました。SNSを活用したプロモーションでフォロワー数を30%増加させ、売上も15%向上。さらに、Web広告の効果測定を行い、広告費用対効果を25%改善しました。現在はチームリーダーとして、新たなマーケティング戦略の立案と実行を担当し、部下の育成にも力を入れています。

NG例

大学を卒業後、マーケティング会社でデジタルマーケティングに携わりました。SNSを使ってプロモーションを行い、チームリーダーとして働いています。売上を増やすことに成功し、チームの管理もしています。

一目見てOK例の方が優れた職務要約になっていると感じられるはずです。
では、この違いが一体どこから来るのか考えてみましょう。

職務要約のポイント

こちらのOK例とNG例を参考に職務要約のポイントをご紹介します。

OK例

新規顧客開拓により売上を20%増加させました。さらに、50人のチームをリードし、全プロジェクトを期限内に完了させました。これにより、プロジェクト成功率は90%以上となり、チームの生産性も25%向上しました。

NG例①

私の営業部ではIT業界の顧客を重点的に開拓する戦略だったので、IT業界の企業を探してテレアポや飛び込み営業を積極的に行うことで新規取引の顧客を増やし、売上を増加させました。1年目から3年目はプレイヤーとしての仕事をしていましたが、4年目にチームリーダーに任命されたため、それからはリーダーとして若手メンバーをまとめたり、指導する仕事も行っています。チームの生産性を向上させるためのプロジェクトを担当させていただいたため、今なぜ生産性が低いのか、それをどうすれば改善できるのかを考えて推進することでプロジェクトを成功させ、生産性を上げることができました。

NG例②

売上を増加させました。チームをリードし、プロジェクトを管理しました。

簡潔かつ具体的に書く(NG例①)

職務要約は短く、具体的にまとめることが重要です。長すぎると読み手の注意を引きにくくなりますし、簡潔に文章や考えをまとめる能力が低いと評価される原因になります。
自分の文章が冗長的かもしれないと感じた場合は、なくても意味が通じる言葉や本筋と関係のない修飾語を削ることで簡潔な文章に改善しましょう。

数字を使って実績をアピールする(NG例②)

一方で、文章があまりに簡潔すぎると記載内容の信頼性が低くなりますし、言語化能力が低いのかもしれないという評価をされる原因になります。
実績を示すために、具体的な成果やスキルを明示したり、数字を活用して定量的に表現しましょう。

キーワードを活用する

求人情報に記載されているキーワードを職務要約に盛り込むことで、採用担当者に自分が適任であることをアピールできます。
例えば、「チームリーダーとして複数人のメンバーをまとめながらプロジェクトを進行させる事業開発ポジション」という求人に応募するとします。

OK例

プロジェクトの進行管理では、スケジュール策定、リソースの最適化、リスク管理を徹底し、プロジェクトの円滑な進行を実現しました。また、チームリーダーシップを発揮し、メンバーのスキル向上とモチベーション管理に注力し、結果としてチームのパフォーマンスを大幅に向上させました。

NG例

プロジェクトを管理しました。チームをリードし、業務を遂行しました。

まとめ

職務要約を書く際のポイントを以下にまとめます。

  1. 簡潔かつ具体的に書く
    過去の経験やスキルを簡潔にまとめ、具体的な成果を示す。
  2. 数字を使って実績をアピールする
    客観的な評価ができるように、実績を数字で定量的に表現する。
  3. キーワードを活用する
    求人情報に記載されているキーワードを取り入れることで、自分の適性をアピールする。

これらのポイントを押さえて、効果的な職務要約を書き上げましょう。

もちろん、自分だけで書くだけだと自信が持てないこともあると思います。
転職エージェントを利用することで、プロのアドバイスを受けながら職務要約をブラッシュアップすることが可能です。私たち転職エージェントのソマリも、本来は通過の可能性が低い経歴の方を職務経歴書のブラッシュアップにより書類選考を通過させ、果ては内定まで漕ぎつけた経験が多数あり、書類選考のアドバイスには自信があります。

プロによるご支援を希望される場合は「無料転職相談」からご希望をお寄せください。

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