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転職の成功ノウハウ 転職活動の進め方
2024.10.23 2024.10.30

転職活動はいつ始めるべき?現職を続けながら後悔せず計画的に進めるコツ

転職活動はいつ始めるべき?現職を続けながら後悔せず計画的に進めるコツ
 (監修)中嶋 竜之介

(監修)中嶋 竜之介

株式会社ソマリ 代表取締役
ミスミ、リクルート、Amazon Japanを経て、転職エージェントである株式会社ソマリを創業。
独立後、3期目で転職成功支援者数は80名超。

転職はしたいけれど、現職やプライベートの状況を考えると今すぐにするのは難しいという声をよく聞きます。特に公務員や教員の方、年度単位の長期プロジェクトに従事している方は共感するのではないでしょうか。

転職活動は意外と長い時間がかかるもの。今すぐは難しい、と思っているうちに、希望転職時期に合わせた適切なタイミングを逃してしまったというケースも散見されます。
一方で動き出しが早すぎて、「応募をしたは良いものの入社希望時期が遠いために企業から遠慮されてしまった」ということもあります。
転職活動を成功させるためには、計画的なスケジュール管理が欠かせません。希望時期に合わせた転職を成功させるためにいつから動き出せばいいのか具体的なスケジュールを予め考えておくことをおすすめします。

本記事では、転職活動に必要なリードタイム情報をもとに、最適な転職活動のスケジュールを紹介します。

応募先検討から書類選考まで

応募先検討

まず、転職活動を開始するには応募する求人を選ぶところから始めます。なぜなら、応募先の企業や求人によって応募書類でアピールすべき事柄が変わってくるためです。
応募先の検討には少なくとも1週間を見込んでおくと良いでしょう。多くの求人を見比べて応募先を決めるには案外時間がかかるものです。自分の希望する条件や業界、企業の文化などをしっかりと確認し、納得して応募先を決めてから転職活動をスタートしましょう。

応募書類の作成

応募する求人を決めたら、履歴書と職務経歴書の作成に移ります。現職に従事しながら転職活動を行う場合、相当程度の負荷が伴うため、少なくとも2週間程度の時間がかかることを見込んでおきましょう。
一度ご自身で書き上げたら、転職エージェントを利用することで、プロのアドバイスを受けながら書類をブラッシュアップすることができます。添削のやりとりには一定時間がかかるため、そのことを織り込んだスケジュールを想定することが必要です。

応募手続きから書類選考結果受領

求人に応募した後、書類選考結果を受け取るまでには1日~1週間程度かかります。
企業によって差が開くポイントとなっており、WEB業界やスタートアップでは即日〜3日程度、逆に製造業や金融などの業界では1週間以上かかることもあるため、ご自身が応募する業界を考慮してスケジュールを組みましょう。
応募後は書類選考の結果に備えて、次のステップに進む準備をしておきましょう。

書類選考通過からオファー面談まで

適性検査

書類選考後、面接の前に適性検査の受検が必要な企業もあります。テストセンター形式の場合、会場での受検予約が必要な場合がありますし、万全の状態でテストを受けるための対策の時間も考慮するのが無難です。
応募先企業の選考フローに適性検査が含まれる場合は、追加で1〜2週間の時間がかかると想定する必要があります。

一次面接から最終面接まで

適性検査がない場合や合格した場合、次のステップは面接です。
日程調整開始から一次面接までに1週間、一次面接の合格から二次面接まで1週間、そして二次面接から最終面接までさらに1〜2週間が必要です。
最終面接は社長や役員などの多忙を極める人物が担当する場合が多いため、日程調整が難航することもしばしばあります。
企業によって面接の回数が異なるため、事前に企業の採用担当者や転職エージェントへ面接回数を確認するとよいでしょう。
多くの企業は平日の日中しか面接を実施できません。あなた自身のスケジュール調整が難しい場合、面接を最後まで受けるのに更に時間がかかることを覚悟する必要があります。

最終面接合格からオファー面談まで

最終面接に合格した後、オファー面談(条件面談)という過程を踏む必要があり、オファー面談までには1週間を見込んでおきます。
ここではオファー内容をしっかりと確認し、自分の希望条件に合致しているかどうかを判断します。オファー内容に関してその場で気持ちよく納得できるよう、転職エージェントを利用している場合は事前に担当のエージェントに希望条件や不明点に関して擦り合わせを実施しておくことがお勧めです。
オファー面談の場で全ての疑問に答えてもらえるよう、担当エージェントから企業へ調整してもらうことが可能です。

内定受諾から入社まで

内定受諾と退職交渉

内定を受諾した後、現職への退職交渉完了までには1~2週間程度を見込んでおきましょう。
現職で退職者が続出しているなど、強い引き止めがあることが予想される場合は更に時間がかかる可能性がありますので、スケジュールに織り込んでおくようにしましょう。現職との交渉によっては退職・入社時期がずれ込むことになる場合もあります。
もし大幅に入社時期が遅くなると、採用を取り消したいと言われてしまうリスクもゼロではありません。危険性が高い場合には事前に採用人事や転職エージェントに共有することをお勧めします。

引き継ぎ・有休消化

入社日が確定したら、現職の退職に向けた引き継ぎ期間がはじまります。これには概ね1か月を見込む必要がありますが、現職の状況によっては更に時間がかかるかもしれません。
周囲に直近退職した同僚がいた場合、引き継ぎにどれくらい時間がかかっていたのかをヒアリングしておくとスケジュール作成の参考になります。
また、現職に半年以上勤めている場合は有給休暇が残っているかもしれません。退職前に残っている有給休暇の日数も転職までのスケジュールに含める必要があるでしょう。

まとめ

ここまでのプロセスをまとめると、転職活動開始から入社までは4~5か月程度かかるということになります。例として、1月入社を目指すことを逆算した転職活動スケジュールを図にしてみました。

上記の図はオーソドックスに転職活動が完了した場合を想定しています。
企業によっては選考回数が少なく想定より速やかに選考が進むことで、転職活動開始から3か月後には入社できるなど、転職活動にかかる時間はケースバイケースです。
加えて、応募した企業の全てが不合格になってしまったり、労働条件や社風に納得がいかず辞退をして書類選考フェーズから転職活動が仕切り直しになるということも多々あります。ある程度の長期戦を見越して転職活動の時間を確保することが重要です。

ちなみに、転職活動で最も忙しくなるのは面接フェーズです。複数の企業の面接を受ける場合、各企業の企業研究や面接の日程調整で混乱してしまうかもしれません。急がない転職の場合は、仕事に多少余裕がある時期に面接フェーズが来るように転職活動のスケジュールを組んでみても良いかもしれません。

転職活動を成功させるためには、早めの準備と計画的なスケジュール管理が重要です。ぜひ、この記事を参考にして、希望の時期での転職を実現してください。

また、この記事に何度か触れています通り、ご自身でのスケジュール検討や調整が難しい場合、転職エージェントに頼ることがお勧めです。あなたの入社時期に合わせた転職活動時期の提案や、選考で忙しいタイミングの情報収集のフォロー、企業側とのスムーズな面接の調整や、入社時期の交渉など、スケジュール調整や工数の観点で様々な支援を受けることができます。

当社ソマリの転職エージェントも、転職希望者の皆様の希望に合わせた時期での転職が実現できるよう全力でサポートいたします。ご相談ベースも歓迎しておりますので、ご支援を希望される場合は「無料転職相談」からご希望をお寄せください。

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