年収700万円は夢見すぎ?現実とのギャップと突破口を徹底解説
(監修)中嶋 竜之介
株式会社ソマリ 代表取締役
ミスミ、リクルート、Amazon Japanを経て、転職エージェントである株式会社ソマリを創業。
独立後、4期目で転職成功支援者数は100名超。
Amazon、リクルートなどの大手有力企業への紹介実績と人事コネクションを強みに、あなたのキャリアをサポートいたします。
そう感じたことがある人は、決して少なくないはずです。特に、現在の収入が400万円台、もしくはそれ以下であれば、その差に圧倒されてしまうのも無理はありません。
しかし、統計を冷静に見てみると、700万円の年収を得ている人は決して存在しない数字ではなく、むしろ一定数存在する現実が見えてきます。
本記事では、
年収700万円は本当に「夢見すぎ」なのか?
実際に到達している人の特徴とは?
700万円に届くための具体的な手段
について解説していきます。
【記事概要】
日本における年収700万円の現実とは?
まず、年収700万円という金額が日本社会でどのようなポジションにあるのかを、客観的なデータで見てみましょう。
700万円以上の給与所得者は「上位8%」
国税庁「民間給与実態統計調査(2022年)」によれば、年収700万円以上の給与所得者は全体の約8.3%。
これはつまり、12人に1人程度が700万円を超えているということになります。
平均年収との比較
- 日本の平均年収(正社員):約507万円
- 非正規雇用を含む全体平均:約458万円
- 年収700万円:平均より200万円以上高い層
こうして見ると、確かに年収700万円は平均よりも高く、「高年収層」と呼ばれるラインの一つではあります。
ただし、「手が届かない数字」かと言えば、話は別です。どのような人が700万円に到達しているのかを見てみましょう。
どんな人が年収700万円に届いているのか?
年収700万円を超える人々には、いくつかの共通点があります。ここでは、その代表的な特徴を紹介します。
業界別に見ると…
| 業界 | 年収700万円以上の割合が高い職種 |
| IT・通信 | システムエンジニア、PM、ITコンサルなど |
| 建設・不動産 | 施工管理技士、一級建築士、大手ゼネコン社員 |
| 製造業(メーカー) | 開発職、技術職、海外営業など |
| 金融 | 証券営業、アナリスト、ファンドマネージャー |
| コンサルティング | 戦略系コンサルタント、業務改革コンサルなど |
これらの業界では、30代後半〜40代にかけて年収700万円以上に届くケースが一般的です。特に、都市部(東京・大阪・名古屋)勤務や海外案件を持つ企業に多く見られます。
到達するための要素
- マネジメント経験(チームリーダー、課長職など)
- 専門スキル・資格(例:IT系資格、施工管理技士、一級建築士)
- 成果主義の評価制度
- 転職によるキャリアアップ経験
つまり、今の職場だけで到達しにくい場合でも、転職やスキル習得によって狙える領域であるとも言えるのです。

年収700万円を「現実」にするためのアクションプラン
「夢見すぎ」とあきらめる前に、自分のキャリアを見直し、戦略的に動くことが年収アップの第一歩になります。
ステップ1:市場価値を正しく把握する
まずは、今の自分の市場価値(スキル・経験・年齢に対する相場年収)を知ることが重要です。転職サイトの年収査定ツールや、求人情報を眺めるだけでもヒントが得られます。
さらに、転職エージェントに相談すると、より精緻な情報を得ることができます。特に、非公開求人や年収交渉の余地がある企業は個人で見つけにくいため、こうしたサポートをうまく活用することで一気に道が開けることも。
ステップ2:業界や職種を見直す
「今の業界ではどう頑張っても年収に限界がある」と感じているなら、思い切って業界や職種を変えることも視野に入れましょう。
未経験からでも目指せる高年収職種には、以下のようなものがあります。
- ITエンジニア(プログラミングスクール卒→転職)
- インフラエンジニア(育成型ポジションあり)
- 施工管理(資格取得で需要大)
- 法人営業(商材次第で年収に差)
これらは人材不足が深刻で、未経験可の求人でも初年度500万前後、2~3年で700万円に届くケースもあります。
ステップ3:キャリアの「見せ方」を磨く
意外と盲点なのが、転職活動における自己PRや職務経歴書の内容です。
同じ実績でも、伝え方によって評価が大きく変わります。ここでも、プロのアドバイザーのフィードバックを受けると、面接通過率や年収交渉の成功率がアップする傾向があります。
まとめ|年収700万円は「夢見すぎ」ではなく「戦略の差」
最後に、記事の要点をまとめます。
- 年収700万円は給与所得者の上位8%。高いが到達可能なライン
- 業界や職種によっては30代で実現する人も多い
- 今の職場で難しくても、転職・スキルアップで現実になる
- 転職エージェントを活用することで、非公開の高年収求人にアクセス可能
「今の延長線上にはない」と感じる人ほど、環境を変える選択肢を持つことが年収アップの鍵となります。
夢に見える年収も、正しい情報と行動力があれば、十分に現実へと引き寄せることができるのです。
参考・引用元
リクナビNEXT、ビズリーチ、マイナビ転職各種求人データ(2023~2024年)
国税庁「令和4年分 民間給与実態統計調査」
https://www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/minkan2022/minkan.htm
doda「平均年収ランキング 最新版」
https://doda.jp/guide/heikin/