看護師の転職で差がつく自己PRの書き方と例文|経験を強みに変える伝え方
(監修)中嶋 竜之介
株式会社ソマリ 代表取締役
ミスミ、リクルート、Amazon Japanを経て、転職エージェントである株式会社ソマリを創業。
独立後、4期目で転職成功支援者数は100名超。
Amazon、リクルートなどの大手有力企業への紹介実績と人事コネクションを強みに、あなたのキャリアをサポートいたします。
履歴書や職務経歴書、あるいは面接で求められる自己PRでは、単に「真面目に取り組んできました」と述べるだけでは不十分です。あなたがこれまでどのような場面で、どんな考えを持って行動してきたのか――具体的な経験をもとにしたアピールが求められます。
この記事では、看護師の自己PRの基本構成から、転職理由に合わせた例文までご紹介します。
自己PRに盛り込むべき要素とは?
自己PRは「自分を売り込む言葉」ですが、ポイントを押さえることで、説得力のある内容になります。
自己PRに盛り込むべき4要素
- これまでの経験(領域・年数・役割)
- そこで得たスキルや強み
- 印象的なエピソード(成果・対応力など)
- 転職先でどのように活かせるか
自己PR例文【パターン別】

以下に、目的や背景別の看護師向け自己PR例文を紹介します。ご自身の状況に近いものを参考に、言葉を置き換えてご活用ください。
■ 例文①:病棟経験者が他院へ転職する場合
急性期病棟で5年間勤務し、主に整形外科・内科患者の看護を担当してまいりました。多職種連携が必要な場面では、常に「患者さんの生活に戻る日」を意識し、医師やリハビリスタッフと連携を図ってきました。
特に印象に残っているのは、術後の疼痛コントロールに不安を感じていた高齢患者様に対し、医師と相談しながらケアプランを調整し、安心して退院に至ったケースです。こうした一人ひとりに寄り添った対応を通して、「信頼される看護師でありたい」という思いが強くなりました。
新しい環境でも、患者さんやチームから信頼される存在として、安全かつ丁寧な看護を実践してまいります。
■ 例文②:ブランクあり・復職を目指す場合
以前は総合病院の内科病棟で4年間勤務し、入院患者のケアや家族対応、後輩指導など幅広い業務に携わってきました。結婚・出産を機に一度現場を離れましたが、その間も医療ニュースのチェックや看護セミナーへの参加を通じて、現場感覚を保つよう意識してきました。
復職に際しては不安もありましたが、改めて「人に寄り添い、支える仕事をしたい」という原点に立ち返っています。復帰後は基本的な技術の再確認はもちろん、チームの一員として責任ある行動を心がけ、少しでも早く戦力になれるよう努めてまいります。
■ 例文③:異なる領域(例:急性期→在宅)への転職
急性期病棟で7年間勤務する中で、病状の変化に迅速に対応する判断力と、患者さんの不安を汲み取るコミュニケーション力を培ってきました。一方で、患者さんが退院後にどのような生活を送っているのか、もっと深く関わりたいという思いが強くなり、在宅看護への転職を決意しました。
状況判断力や観察力は、在宅においてもご利用者様の小さな変化に気づく力として活かせると考えております。また、急性期での経験を活かし、ご家族との連携や医療的処置にも対応できる看護師として、安心していただける支援を提供したいです。
■ 例文④:新人・若手の自己PR(経験が浅い方向け)
入職以来、地域密着型の療養病棟で看護を学んでまいりました。経験はまだ浅いですが、患者さんとの関わりの中で「信頼関係を築く大切さ」を実感しています。ある高齢の患者様が、最初はほとんど会話がなかった中で、毎日の声がけを続けるうちに少しずつ笑顔を見せてくださるようになり、信頼される看護の手ごたえを感じました。
今後は、さらに幅広い知識と技術を習得しながら、どのような環境でも患者さん一人ひとりに寄り添える看護師を目指して努力してまいります。
自己PRを書くときの注意点

- 「やる気があります」「丁寧に対応します」だけで終わらず、実際の行動・経験を具体的に書く
- 経験が少ない場合は、「姿勢」や「周囲からの評価」「学ぶ意欲」を盛り込む
- 転職先の施設の特徴や理念にマッチした内容にアレンジするのが効果的
書いた自己PRが「伝わる内容になっているか」不安な方は、看護師転職に特化した転職エージェントに相談して添削を受けることで、精度が格段に上がります。
まとめ|看護師の自己PRは、経験×姿勢で伝える
看護師の自己PRでは、「何年働いたか」よりも「どんな姿勢で、どう向き合ってきたか」が重視されます。
ポイントをまとめると以下の通りです。
- これまでの経験から得た“看護観”や“強み”を言語化する
- 具体的なエピソードや評価された場面を交えて伝える
- 転職先でどう貢献したいか、今後の意欲も含める
あなたらしさを活かした自己PRを作ることで、面接官に「一緒に働きたい」と思ってもらえる確率が高まります。