【転職志望動機】「感銘を受けた経験」を武器にする書き方と例文
(監修)中嶋 竜之介
株式会社ソマリ 代表取締役
ミスミ、リクルート、Amazon Japanを経て、転職エージェントである株式会社ソマリを創業。
独立後、4期目で転職成功支援者数は100名超。
Amazon、リクルートなどの大手有力企業への紹介実績と人事コネクションを強みに、あなたのキャリアをサポートいたします。
その中でも、「御社の〇〇に感銘を受けた」という表現は、志望度の高さを伝えるうえでとても有効です。しかし、感情だけが先行してしまうと、抽象的すぎて響かない志望動機になってしまうことも。
そこで本記事では、「感銘を受けた」経験をどう転職理由に落とし込むか、その書き方や注意点、具体例をご紹介します。
感銘を受けた志望動機は“共感＋行動意欲”がカギ
感銘とは「感情が動いた」こと
志望動機に「感銘を受けた」という言葉を使う場合、採用側が知りたいのは感情の深さよりも、「なぜその価値観が自分に響いたか」です。
転職理由として成立させる3つの要素
- どのような言葉・行動・理念に感銘を受けたのか（具体性）
- 自分の価値観・経験とどのように重なったのか（共感性）
- その共感を今後の仕事でどう活かしたいのか（実行力）
この3点を押さえることで、「心を動かされたからこの会社に入りたい」という想いが、説得力のある志望動機として伝わります。
志望動機の例文｜感銘を受けたケース別に紹介
例1：理念や社風に感銘を受けた（総務・人事など）
御社が掲げる「縁の下の力持ちが組織を支える」という考え方に強く感銘を受けました。
私自身、営業事務として周囲をサポートする役割にやりがいを感じており、御社のように“バックオフィスの力”を大切にされている企業で、自身の経験を活かしたいと思い志望しました。
例2：顧客対応・エピソードに感銘を受けた（接客・販売職）
店舗を訪れた際、スタッフの方が親身になって相談に乗ってくださったことが心に残っています。
一人ひとりのお客様に真摯に向き合う姿勢に感銘を受け、私もそんな接客を提供したいと感じました。
前職での販売経験を活かし、御社で“安心される存在”を目指していきたいです。
例3：経営者やプロダクトに感銘を受けた（エンジニア・企画職）
メディアで拝見した代表の「誰もが使える技術を社会に届けたい」という言葉に強く感銘を受けました。
私自身も、技術は人の可能性を広げるものだと考えており、御社のプロダクト開発に共感しております。
クラウド環境での開発経験を活かし、より使いやすく、社会に寄り添うサービスづくりに貢献したいです。
志望動機に「感銘を受けた」と書く際の注意点
「感動しました」だけでは伝わらない
→ なにに、なぜ、どうして自分が動かされたのかを明確にしましょう。
「誰でも言える内容」になっていないか確認
→ 汎用的なスローガンではなく、その会社ならではのエピソードに触れると説得力が増します。
感情で終わらず、「だからどうしたいか」で締める
→ 志望動機は**“入社後の行動意欲”につなげて初めて完成**します。
まとめ｜「感銘」は立派な転職理由になる
最後に、今回のポイントをまとめます。
【感銘を受けた志望動機のまとめ】
- 感情だけでなく、背景や経験とセットで伝えることが大切
- なぜ響いたか→なにをしたいかの流れを意識する
- 企業独自の価値観やエピソードに触れると、印象に残る
- 決してテンプレート的な「いい話」で終わらせない
志望動機の完成度を高めたい方へ：
転職エージェントを活用すると、企業ごとの特徴や面接官の重視ポイントを踏まえた志望動機の添削やアドバイスが受けられます。
自己流で苦戦している方は、一度プロの視点を取り入れるのも効果的です。
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