【転職面接】「カジュアルな服装でお越しください」と言われたときの正解コーデとマナー
(監修)中嶋 竜之介
株式会社ソマリ 代表取締役
ミスミ、リクルート、Amazon Japanを経て、転職エージェントである株式会社ソマリを創業。
独立後、4期目で転職成功支援者数は100名超。
Amazon、リクルートなどの大手有力企業への紹介実績と人事コネクションを強みに、あなたのキャリアをサポートいたします。
企業からの面接案内でよくある一文:
「服装はカジュアルで構いません」
「私服OKです」
これは必ずしも「普段着で来てください」という意味ではありません。
実際には、“ビジネスカジュアル”程度のきちんとした印象が求められていることが大半です。
「服装はカジュアルで構いません」
「私服OKです」
これは必ずしも「普段着で来てください」という意味ではありません。
実際には、“ビジネスカジュアル”程度のきちんとした印象が求められていることが大半です。
「カジュアルな服装」の本音は「スーツじゃなくてもいいよ」
企業側の意図としては:
- 候補者にリラックスしてほしい
- 会社のカルチャー(堅苦しくない)を伝えたい
- スーツ=仕事、という時代ではない
ただし、「自由=無礼が許される」ということではありません。
服装で“空気が読めない人”と思われると、印象を下げる原因になります。
業界・企業カルチャー別「適切な服装」の目安
| 業界 | カジュアルの度合い | 服装の目安 |
| IT・スタートアップ | ややラフでもOK | 襟付きシャツ × チノパンなど |
| 広告・クリエイティブ系 | 個性も重視される | キレイめ私服 × デザイン性に注意 |
| メーカー・商社 | ビジネス寄りが安全 | ジャケパンスタイルがおすすめ |
| 外資系企業 | スーツ不要が多いが品位は必要 | シンプル・高品質でまとめる |
| 金融・士業・公的機関 | スーツが無難 | たとえ私服OKでもビジネスライクに |
男女別|おすすめの「カジュアル面接服」コーデ例

◆ 男性向け:ビジネスカジュアルの基本型
- 襟付きシャツ(白・薄ブルーなど)
- ジャケット(ネイビー・グレーなど落ち着いた色)
- チノパン or センタープレスのスラックス
- 革靴 or レザースニーカー(黒・茶系)
避けたいNG例:
× デニム・短パン・Tシャツ1枚・サンダル・スウェット
◆ 女性向け:清潔感+落ち着いた色味を意識
- ブラウスやきれいめニット+カーディガン or ジャケット
- テーパードパンツ、ミモレ丈スカートなど
- パンプス or ローファー(ヒールは低めでも可)
避けたいNG例:
× 露出の多い服・フリルが多すぎる服・派手なカラー・キャミソール1枚など
季節別のポイント
- 夏でも半袖TシャツはNG、襟付きシャツかカットソーに
- 冬はダウンよりもチェスターコートやステンカラーコートが無難
- オフィス訪問時はアウターを脱いで入室するのがマナー
「服装自由」で迷ったときの判断基準

以下に当てはまれば、スーツ or ジャケパンで無難にまとめるのが正解です。
- 面接が初回(カジュアルOKでも印象重視)
- 相手が誰かわからない(役員・部長クラスの可能性あり)
- 社風がつかめない(服装の情報がネットにない)
※2回目以降の面談(カジュアル面談や社員交流など)であれば、少しラフに寄せてもOKな場合も。
よくある質問(Q&A)
Q. 「スーツで行ったら浮く」って本当?
A. 浮いても構いません。むしろ、「しっかり準備してきた」と捉えられるケースが多いです。
ただし、スタートアップやベンチャーでは「固すぎるな」と思われることも。不安なら“ジャケパン”が万能です。
Q. ユニクロやGUでも大丈夫?
A. 問題ありません。大切なのは“価格”より“清潔感・サイズ感・色の落ち着き”です。
ユニクロ×ビジネスラインのアイテムは、むしろ最適です。
まとめ|「カジュアル=ビジネス寄りで失礼のない私服」が正解
企業が「カジュアルな服装で」と伝えてきたとき、それはあなたに“肩の力を抜いてリラックスして来てください”というサイン。
とはいえ、面接はあくまで選考の場。「私服だけど清潔感・信頼感を損なわない服装」が好印象を与えます。
最後に:迷ったらこう考える!
- 清潔感・サイズ感・色味の3点セットを意識すれば外しません
- 第一印象に迷ったら「少し固め寄り」にしておく
- 服装は“その会社に入ったあと”をイメージして合わせる