【退職サポーターズとは?】退職をサポートしてくれる存在と賢い活用法を解説


(監修)中嶋 竜之介
株式会社ソマリ 代表取締役
ミスミ、リクルート、Amazon Japanを経て、転職エージェントである株式会社ソマリを創業。
独立後、4期目で転職成功支援者数は100名超。
Amazon、リクルートなどの大手有力企業への紹介実績と人事コネクションを強みに、あなたのキャリアをサポートいたします。
「引き止めにあったらどうしよう」
「上司が怖くて直接伝えられない」
こうした悩みを抱える方にとって、“退職をサポートしてくれる存在”=退職サポーターズは、心理的にも実務的にも大きな支えになります。
この記事では、退職を考えている方に向けて、退職時に頼れる“サポーター”の種類と役割、それぞれのメリット・注意点を分かりやすく解説します。
退職サポーターズとは何か?
「退職サポーターズ」という名称は、正式な団体や法人名というよりも、退職時に支援してくれる第三者の総称として使われることが多いです。
具体的には、以下のような存在が該当します。
種類 | 支援内容 |
退職代行サービス | 会社への退職意思の伝達、書類の手続き代行 |
転職エージェント | 転職支援+退職時のアドバイス |
労働組合・NPO | ハラスメント対策、法律相談、会社との交渉支援 |
信頼できる先輩・同僚 | 退職手続きの流れや社内事情の共有 |
弁護士 | トラブル対応、退職交渉の代理人 |
自分の状況や会社との関係性に応じて、どのサポーターに頼るかを選ぶことが重要です。
よく使われる退職サポートの手段

◆ A. 退職代行サービスを活用
特徴:
退職の意思表示・書類送付などを本人の代わりに実行してくれる民間サービス。
主なサービス内容:
- 上司への連絡代行
- 退職届の提出
- 社宅・備品の返却手続きのサポート
- 有給消化交渉(労働組合系の場合)
注意点:
- 法的交渉が必要な場合は「弁護士資格」が必要
- 料金相場:2〜5万円前後
こんな人におすすめ:
- 精神的に追い詰められていて、自分で伝えるのが難しい人
- すぐにでも辞めたい人(即日退職希望)
◆ B. 転職エージェントの支援を受ける
特徴:
求人紹介だけでなく、退職交渉のタイミングや伝え方までサポートしてくれることも。
サポート内容例:
- 退職理由の整理
- 上司への伝え方のアドバイス
- 引き継ぎ資料の作り方
- 転職先の内定確保 → 円満退職へ誘導
メリット:
- 完全無料
- キャリア相談も可能
- 次のステップを踏まえた退職ができる
注意点:
- エージェントによって支援の質に差があるため、複数社を比較推奨
◆ C. 弁護士・労働組合に相談
特徴:
パワハラや退職拒否など、トラブルを伴うケースでは法的専門家の力が有効。
相談例:
- 「辞めさせない」と言われて困っている
- 残業代未払いがある
- 有給を使わせてもらえない
- 離職票を発行してもらえない
対応方法:
- 弁護士に直接依頼(費用がかかる)
- ユニオン系退職代行(労働組合経由)を利用する方法もあり
“退職サポーター”を使う際の注意点

● 個人情報の取り扱いに注意
→ 第三者に依頼する場合、会社名・連絡先・雇用条件などの情報を渡す必要があります。
→ 信頼できるサービスを選ぶことが重要です。
● 本人確認・契約内容のチェックを
→ 退職代行や弁護士と契約する場合、料金体系や返金条件などを事前に確認しましょう。
● 最終的には「自分の意思」が必要
→ どれだけサポートを受けても、「辞める決断」「次に進む覚悟」は自分自身にしかできません。
まとめ|退職時に頼れる“サポーター”を味方につけよう
退職は人生の節目であり、大きなエネルギーを使うプロセスです。
ときには一人で抱え込まず、外部のサポートを上手に活用することが、自分を守る選択肢になることもあります。
最後に:あなたにとって最適な退職サポーターは?
状況 | 向いているサポーター |
退職の意思を伝えるのが怖い | 退職代行サービス |
転職とセットで進めたい | 転職エージェント |
パワハラや残業代トラブルがある | 弁護士・労働組合 |
退職後の進路に不安がある | キャリアコンサルタント・エージェント |