【2024年最新】アメリカの平均年収はいくら?日本との比較・職種別データも解説


(監修)中嶋 竜之介
株式会社ソマリ 代表取締役
ミスミ、リクルート、Amazon Japanを経て、転職エージェントである株式会社ソマリを創業。
独立後、4期目で転職成功支援者数は100名超。
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日本では年収400〜500万円が平均的とされていますが、アメリカは物価も高く、収入の水準も大きく異なります。
この記事では、アメリカの平均年収・中央値・職種別の傾向・生活コストとの関係性を最新データをもとに解説します。
【記事概要】
アメリカの平均年収(2023〜2024年)
アメリカ合衆国労働省および統計局(Bureau of Labor Statistics:BLS)の最新データ(2023年末時点)によると、
◆ 平均年収(年収 Mean)
- $65,470/年(約970万円 ※1ドル=148円換算)
※フルタイム労働者全体の平均値
◆ 中央年収(年収 Median)
- $58,604/年(約867万円)
※「平均」は高収入層が数値を押し上げるため、中央値の方が実感に近いとされています。
年齢別|アメリカの平均年収

年齢層 | 平均年収(USD) | 円換算(約) |
20〜24歳 | $36,100 | 約534万円 |
25〜34歳 | $52,832 | 約781万円 |
35〜44歳 | $64,116 | 約948万円 |
45〜54歳 | $66,196 | 約980万円 |
55〜64歳 | $64,781 | 約959万円 |
(※参考:BLS / U.S. Census Bureau)
→ 日本に比べて、20代後半〜30代前半の年収水準が高めであることが分かります。
職種別の平均年収(2024年)
アメリカでは職種による年収の差が非常に大きいのが特徴です。以下に主な職種の例を紹介します。
職種 | 平均年収(USD) | 円換算(約) |
医師 | $229,300 | 約3,393万円 |
弁護士 | $135,740 | 約2,010万円 |
ソフトウェアエンジニア | $127,260 | 約1,882万円 |
看護師(RN) | $81,220 | 約1,202万円 |
教員(高校) | $65,930 | 約976万円 |
事務職(一般) | $45,800 | 約678万円 |
飲食サービス従業員 | $30,160 | 約446万円 |
注: チップ文化があるため、飲食業などは公式統計より実収入が高いケースもあります。
日本との比較|どれくらい差がある?
◆ 日本の平均年収(国税庁 令和4年分 民間給与実態統計調査)
- 平均年収:458万円
- 中央値:約370万円
アメリカの平均年収(約970万円)と比べると、約2倍の差があると言えます。
ただし、物価・税金・医療保険の負担もアメリカでは高く、単純比較はできません。
高年収でも注意したい「生活コスト」

アメリカでは収入が高くても、次のような支出が重くのしかかります。
費用項目 | 内容 |
家賃 | 都市部(NY、SF)では月20〜30万円が相場 |
医療費 | 保険なしだと診療1回数万円〜数十万円 |
教育費 | 大学授業料は年間500万円を超えることも |
税金 | 州によって所得税・消費税・住民税が異なる |
→ 「収入=使えるお金」ではないことに注意が必要です。
アメリカで高年収を得るための条件とは?
- 英語力(ビジネスレベル以上)
- 専門職スキル(IT・医療・法務など)
- 学位(大学卒以上が一般的)
- 就労ビザ・グリーンカードの取得
特に日本人がアメリカで働く場合は、ビザのハードルと就労先のスポンサー探しが重要です。
まとめ|アメリカの年収は確かに高いが、コストとのバランスがカギ
アメリカの平均年収は日本と比べて高い水準にありますが、それに比例して生活コストや税金、医療費の負担も大きくなります。
そのため、「収入の多さ」だけでなく、「何にどれだけかかるのか?」をセットで考えることが大切です。
最後におさらい:
- 生活コスト・税制も考慮して判断を
- アメリカの平均年収は約970万円(2023年データ)
- 職種や年齢で大きな差があり、医療・IT系は高年収傾向