【転職したら話が違う?】よくあるギャップと対処法、失敗を防ぐチェックポイント


(監修)中嶋 竜之介
株式会社ソマリ 代表取締役
ミスミ、リクルート、Amazon Japanを経て、転職エージェントである株式会社ソマリを創業。
独立後、4期目で転職成功支援者数は100名超。
Amazon、リクルートなどの大手有力企業への紹介実績と人事コネクションを強みに、あなたのキャリアをサポートいたします。
転職は慎重に進めたつもりでも、いざ入社してみると「面接で聞いていた話と全然違う…」と感じることがあります。
これはあなただけの問題ではなく、以下のような理由によって生じる“雇用側と労働者側の認識ズレ”が原因です。
採用担当と現場の認識が食い違っていた
入社時に聞いていた情報が曖昧だった
入社後に組織体制や業務内容が急変した
企業側が意図的に“都合の良いこと”だけを伝えていた
→ 特に中小企業やベンチャー企業では、制度や組織が流動的で“話が違う”と感じやすい傾向があります。
これはあなただけの問題ではなく、以下のような理由によって生じる“雇用側と労働者側の認識ズレ”が原因です。
採用担当と現場の認識が食い違っていた
入社時に聞いていた情報が曖昧だった
入社後に組織体制や業務内容が急変した
企業側が意図的に“都合の良いこと”だけを伝えていた
→ 特に中小企業やベンチャー企業では、制度や組織が流動的で“話が違う”と感じやすい傾向があります。
【記事概要】
よくある「話が違う」パターンとその背景

① 仕事内容が違う
「営業職と聞いていたのに、実際は事務作業ばかり」
「開発に関わると思ったら、テスト専門だった」
原因:
- 現場のニーズで急な配置変更
- 採用時に詳細説明が不足
- 「幅広い業務」として曖昧に伝えられた
② 勤務条件が違う(残業・休日・勤務場所など)
「残業少なめと言われていたのに、毎日22時まで」
「転勤なしと聞いていたのに初日から支店へ」
原因:
- 面接で伝えられた情報が“理想”だった
- 就業規則や労働契約書に曖昧な表現が多かった
- 言葉の定義が企業と求職者で違った
③ 給与や待遇にズレがある
「前職より高い年収と聞いていたのに、手取りが減っていた」
「賞与ありと聞いていたが、実績がないから出ないと言われた」
原因:
- 想定年収=最大評価時のモデルケースだった
- 賞与や手当の条件が“明示されていなかった”
- 給与明細の説明が不十分
「話が違う」と感じたときの対処法

◆ ステップ①:まずは冷静に“何が違ったのか”を整理
- 面接で言われたこと
- 書面に書かれていたこと(労働条件通知書、雇用契約書)
- 実際の勤務内容や条件
→ 何が“誤解”で、何が“虚偽”だったのかを明確にすることが第一歩です。
◆ ステップ②:上司・人事に事実を確認する
たとえば…
「面接時には残業は月10時間程度と伺っていましたが、現状と乖離があるように感じています。今後の見通しを教えていただけますか?」
ポイント:
- 感情的にならず、事実ベースで冷静に聞く
- 会話記録や求人票などがあれば提示
◆ ステップ③:改善が見込めない場合は、早期見切りも視野に
入社してすぐに転職を繰り返すのは避けたい気持ちもあると思いますが、明らかなミスマッチや悪質な条件変更がある場合は、無理に我慢する必要はありません。
早期退職が「不利」とは限らない
現代の採用担当者は、「見極めて早めに決断した」と捉えるケースも増えています。
ただし、再転職時には早期離職の理由を前向きに説明できる準備が必要です。
再発防止のために|“話が違う”を防ぐ3つの事前チェック
チェックポイント | 内容 |
① 労働条件通知書・雇用契約書の確認 | 曖昧な表現がないかしっかり読み込む |
② 面接で遠慮せず質問 | 「残業時間」「異動・転勤の有無」「賞与実績」など、具体的に聞く |
③ 転職エージェントを活用 | 企業との間に第三者が入ることで、言った・言わない問題を回避 |
まとめ|“話が違う”と感じたら、無理に我慢しなくていい
転職は人生の大きな選択肢。
だからこそ、「こんなはずじゃなかった」と感じたときは、早めに動くことが重要です。
最後に、押さえておきたい3つのポイント:
- 次こそ失敗しないために、事前確認を徹底する
- まずは“どこが違ったか”を整理し、冷静に確認
- 改善が難しければ、早期見切りも視野に入れる