【転職活動はご縁も大切】不採用でも前向きに進むための考え方と行動法


(監修)中嶋 竜之介
株式会社ソマリ 代表取締役
ミスミ、リクルート、Amazon Japanを経て、転職エージェントである株式会社ソマリを創業。
独立後、4期目で転職成功支援者数は100名超。
Amazon、リクルートなどの大手有力企業への紹介実績と人事コネクションを強みに、あなたのキャリアをサポートいたします。
「今回はご縁がなかったということで…」
という文言を目にしたことはありませんか?
この言葉は、採用企業が選考結果をやわらかく伝える“定型表現”のようにも見えますが、実はとても人間味のある考え方でもあります。
採用は単なるスキルマッチだけでなく、
タイミング
社風との相性
配属先の事情
他の候補者との比較
など、さまざまな“見えない要素”が絡み合って決まるものです。
だからこそ、たとえ不採用になったとしても、それは「能力不足」ではなく「縁がなかっただけ」**という考え方もできるのです。
【記事概要】
「ご縁」は転職活動のどこにあるのか?

◆ 1. 企業との出会い
求人票を見つけたタイミングや、偶然のスカウトメール、職場見学など、企業との出会いそのものが“縁”のはじまりです。
“たまたま”目にした企業が、人生を変えるきっかけになることもあります。
◆ 2. 面接官との相性
面接では、評価基準だけでなく「フィーリング」「共感」「空気感」も意外と大きく影響します。
気が合う面接官に出会えた時、「ここで働いてみたい」という気持ちが自然と強まることも。
◆ 3. 転職エージェントとのつながり
転職エージェントから紹介された企業との“ご縁”が、次のキャリアに大きく関わることも。
自分一人では見つけられなかった求人との出会いも、プロのサポートという縁があってこそです。
不採用=終わりではない。「ご縁がなかった」を前向きに捉えるコツ
● 1. “今は”縁がなかっただけ
企業の採用は、そのときの人員状況・戦略・ポジションによって流動的です。
同じ企業に再応募して採用されるケースも珍しくありません。不採用は、「いまはご縁がなかった」だけ。
未来に縁がつながる可能性もある。そんなふうに考えるだけで、少し気持ちが楽になります。
● 2. 人との縁を大切にする
転職活動をしていると、転職エージェント、元同僚、面接官、企業の担当者など、さまざまな人と出会います。
その出会いは、たとえ今回の転職で終わったとしても、将来の再会や再接点につながることもあります。特に、丁寧な対応や誠意を持って接することは、“縁が続く”態度として評価される可能性があります。
● 3. ご縁を呼び込む行動を意識する
「ご縁」というと受け身に聞こえるかもしれませんが、実は行動の結果として生まれるものでもあります。
たとえば:
- 積極的に企業研究を行う
- エージェントとこまめに連絡を取る
- 書類や面接で自分の言葉を使って話す
- SNSや勉強会で人脈を広げる
こうした行動が、思わぬチャンスや「ご縁」の引き寄せにつながることも。
ご縁を活かす転職活動のコツ

行動 | 得られるご縁 |
転職エージェントに相談する | 非公開求人・企業担当者との接点 |
興味がある企業にOB訪問 | 現場の声や内部情報との出会い |
不採用企業にお礼メール | 再応募や別ポジションでのチャンス |
SNSでの発信やつながり | 転職情報や紹介のきっかけ |
転職は「運」や「タイミング」だけでなく、「ご縁」と「行動」で切り拓くものです。
まとめ|転職はご縁の連続。だからこそ大切にしたい
転職活動をしていると、どうしても「結果」に一喜一憂してしまいがちです。
でも、内定が出るかどうかだけではなく、その過程で誰と出会い、どんな気づきを得たかも、人生における“ご縁”のひとつです。
最後に、大切にしたい3つのポイントを振り返ります:
- 不採用は“今は”縁がなかっただけ。切り替えて前へ進もう
- 転職活動中の人との出会いも、すべて“ご縁”の一部
- ご縁は、行動する人のもとにやってくるもの
焦らず、腐らず、自分らしく。
きっとあなたにも、自分に合ったご縁が訪れるはずです。