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2025.10.06 2025.10.02

【プログラマー適性検査の問題例と対策】出題傾向を知って選考突破を目指そう

【プログラマー適性検査の問題例と対策】出題傾向を知って選考突破を目指そう
 (監修)中嶋 竜之介

(監修)中嶋 竜之介

株式会社ソマリ 代表取締役

ミスミ、リクルート、Amazon Japanを経て、転職エージェントである株式会社ソマリを創業。
独立後、4期目で転職成功支援者数は100名超。
Amazon、リクルートなどの大手有力企業への紹介実績と人事コネクションを強みに、あなたのキャリアをサポートいたします。

「プログラマー職の選考で、適性検査があると聞いたけれど、どんな問題が出るの?」「文系出身だから数学やロジックに不安がある…」
そんな不安を抱えている方は少なくありません。
とくに未経験からIT業界を目指す方や、職業訓練校・ITスクールを卒業したばかりの方にとって、プログラマー適性検査は“突破すべき最初の壁”。
ですが、出題傾向を知り、事前に慣れておくだけで通過率は大きく変わります。
この記事では、プログラマー適性検査の概要・問題例・出題傾向・効果的な対策方法を分かりやすくご紹介します。

プログラマー適性検査とは?

企業がプログラマーを採用する際、「本当にこの人は論理的思考力があるか?」「未経験でもコードを理解できそうか?」を判断するために用いるのが適性検査です。

主な出題ジャンル

分野内容
論理的思考力論理パズル、条件整理、順序推理など
数的処理力数列、割合、簡単な計算、図形問題など
擬似コード理解変数やループ処理、条件分岐など
フローチャート読解処理の流れを理解し、出力結果を推測
注意力・正確性細かなルールや例外を見逃さない力

「プログラミング経験が浅くても、論理的な考え方ができるかどうか」が見られているため、いきなりコードを書かせる問題は出ない場合も多いです。


問題例で見る|プログラマー適性検査の出題傾向

ここでは、よく出題される問題形式を模擬問題としてご紹介します。実際の選考では異なる場合がありますが、出題傾向の把握に役立ちます。


◆ 問題1:論理パズル(順序推理)

問題:
A~Eの5人が横一列に並んでいます。以下の条件をもとに、Bが並んでいる位置を選んでください。

  • AはCよりも左にいる
  • Dは一番左にはいない
  • EはDの右隣にいる
  • BはAとEの間にいる

選択肢:
①1番目 ②2番目 ③3番目 ④4番目 ⑤5番目


◆ 問題2:数列の規則性

問題:
次の数列の「?」に入る数字は?

2 → 6 → 12 → 20 → 30 → ?

選択肢:
①36 ②38 ③40 ④42 ⑤44


◆ 問題3:擬似コードの理解

問題:
以下のコードのsumの最終値は?

plaintext

コピーする編集する

sum = 0

for i = 1 to 5:

   if i mod 2 == 0:

       sum = sum + i

選択肢:
①6 ②8 ③10 ④12 ⑤14


◆ 問題4:フローチャート(処理結果の推測)

問題:
以下の処理を行ったときの出力は?

plaintext

コピーする編集する

1. x = 3  

2. y = 2 * x  

3. if y > 5 then  

      print(“A”)  

   else  

      print(“B”)

選択肢:
A / B / エラー


答えと解説

問題番号正解解説
問題1条件を整理すると、BはAとEの間、3番目が妥当。
問題2増加幅が+4→+6→+8→+10→次は+12 → 30+12=42。
問題3偶数iは2と4 → sum = 2 + 4 = 6。
問題4Ax=3 → y=6 → 6>5 → “A” が出力。

対策方法|通過率を上げるための準備とは?

1. 出題形式に慣れる

知らない形式の問題が出ると、思考以前に戸惑ってしまいます。
市販の対策本や無料のWeb問題集を活用して、論理パズル・数列・条件整理に慣れておきましょう。

2. フローチャート問題を練習する

プログラマー向け適性検査では、「この条件でループがどう動くか」など、擬似コードやフローチャート問題が頻出です。
if文、for文、変数の代入といった基本概念は押さえておきましょう。

3. 解く順番と時間配分を意識する

すべての問題を完璧に解く必要はありません。
まずは確実に解ける問題から着手し、難問に時間をかけすぎない判断力も重要です。


おすすめ参考書・教材

タイトル特徴
『これが本当のSPI3だ!』(マイナビ出版)非言語(論理・数的処理)の対策に最適
『プログラマー適性検査完全対策』(技術評論社)実務寄りの模擬問題が豊富
paizaラーニング実際のコードに触れながら問題演習が可能(初心者向け)

まとめ|適性検査は「慣れ」と「思考力」で突破できる

プログラマー適性検査は、あなたのポテンシャル(考える力)を見ているテストです。
たとえ未経験でも、出題傾向を押さえて準備しておけば、十分に突破可能です。

最後にもう一度ポイントを振り返り:

  • 出題形式を知っておくことが第一歩
  • 論理・数的処理・擬似コードへの慣れが重要
  • 100点満点より、限られた時間で“解ける問題を落とさない”が鍵

「思考を楽しむ」気持ちを持って、ぜひ前向きに取り組んでみてください。

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