転職の不安を自信に変える転職Tipsメディアsomalico「転職の成功ノウハウ」ページ

転職の成功ノウハウ 面接対策
2025.10.05 2025.09.09

【適性検査OPQとは?】受け方・目的・結果の活かし方を徹底解説

【適性検査OPQとは?】受け方・目的・結果の活かし方を徹底解説
 (監修)中嶋 竜之介

(監修)中嶋 竜之介

株式会社ソマリ 代表取締役

ミスミ、リクルート、Amazon Japanを経て、転職エージェントである株式会社ソマリを創業。
独立後、4期目で転職成功支援者数は100名超。
Amazon、リクルートなどの大手有力企業への紹介実績と人事コネクションを強みに、あなたのキャリアをサポートいたします。

OPQとはどんな適性検査か?
OPQ(Occupational Personality Questionnaire)は、仕事における個人の性格特性・行動傾向を測定する心理検査です。
SPIやGABのような「能力テスト(計数・言語など)」とは異なり、職務適性・性格的傾向・チームとの相性を重視したものになります。
特徴:
質問数:通常100~300問程度(形式により異なる)


回答形式:選択肢の中から「自分に最も当てはまるもの/当てはまらないもの」を選ぶ


所要時間:30~40分程度(Web受検が主流)


対象:管理職採用、若手登用、グローバル企業の評価指標として多く活用

OPQで測定される項目(代表的な32因子)

OPQは、主に以下の3領域に分類された32の性格特性を評価します。

分類内容例
対人関係社交性、他者との協調性、説得力、チーム志向など
思考スタイル分析的思考、独創性、柔軟性、計画性など
感情・行動特性ストレス耐性、自信の持ち方、規律性、変化への対応力など

例:

  • 「競争心が強く、成果を重視する傾向」
  • 「安定志向が強く、変化よりルールを重んじるタイプ」
  • 「人と関わるのが得意で、チームで力を発揮するスタイル」

OPQ受検の注意点と対策

OPQは「正解・不正解がない」検査

→あなたの性格傾向や行動パターンを知るためのものであり、嘘や誇張は逆効果です。

嘘の一貫性は見抜かれる

→OPQには同じ趣旨を問う質問が複数の形で出題されるため、不自然な回答傾向はレポートに反映されます。

対策というより「準備」が大事

→以下を意識しましょう:

  • 受検前に「どんな自分を見せたいか」ではなく「自分はどんな環境で力を発揮するか」を整理
  • 落ち着いた環境で集中して受検
  • 迷ったときは直感に従って回答するのが◎

企業はOPQの結果をどう使っている?

採用や配属時に、OPQのレポートは以下のように活用されます:

活用例内容
適性判断応募者がポジションに適しているか、組織と相性があるかを判断
面接の補足資料「この人の思考傾向は?」といった深掘り質問のガイドに活用
育成・配属判断入社後の研修方針やチーム構成の参考に

企業によっては、OPQの結果だけで合否が決まることは少なく、あくまで総合判断の一部とされるケースがほとんどです。


OPQ結果のフィードバックを受けたら?

もし企業からOPQのフィードバックを受けられる場合は、以下のような観点で自分のキャリアに活かせます。

  • 自分の「強み」が明文化されることで、自己PRや面接準備に役立つ
  • 「注意すべき傾向(例:リスク回避傾向が強い)」に気づき、今後の行動改善につなげられる
  • 「合う職場環境・マネジメントスタイル」が明確になり、転職先選びの基準が定まる

まとめ|OPQは“人柄を評価する”のではなく“傾向を可視化する”もの

OPQは、「良し悪し」を判断するテストではありません。
自分がどんな環境で活躍できるか、どんな特性を持っているかを見つめ直すツールです。

受検をチャンスと捉えて、今後のキャリアのヒントに変えていきましょう。

一覧へ戻る 一覧へ戻る