【適性検査OPQとは?】受け方・目的・結果の活かし方を徹底解説


(監修)中嶋 竜之介
株式会社ソマリ 代表取締役
ミスミ、リクルート、Amazon Japanを経て、転職エージェントである株式会社ソマリを創業。
独立後、4期目で転職成功支援者数は100名超。
Amazon、リクルートなどの大手有力企業への紹介実績と人事コネクションを強みに、あなたのキャリアをサポートいたします。
OPQとはどんな適性検査か?
OPQ(Occupational Personality Questionnaire)は、仕事における個人の性格特性・行動傾向を測定する心理検査です。
SPIやGABのような「能力テスト(計数・言語など)」とは異なり、職務適性・性格的傾向・チームとの相性を重視したものになります。
特徴:
質問数:通常100~300問程度(形式により異なる)
回答形式:選択肢の中から「自分に最も当てはまるもの/当てはまらないもの」を選ぶ
所要時間:30~40分程度(Web受検が主流)
対象:管理職採用、若手登用、グローバル企業の評価指標として多く活用
OPQ(Occupational Personality Questionnaire)は、仕事における個人の性格特性・行動傾向を測定する心理検査です。
SPIやGABのような「能力テスト(計数・言語など)」とは異なり、職務適性・性格的傾向・チームとの相性を重視したものになります。
特徴:
質問数:通常100~300問程度(形式により異なる)
回答形式:選択肢の中から「自分に最も当てはまるもの/当てはまらないもの」を選ぶ
所要時間:30~40分程度(Web受検が主流)
対象:管理職採用、若手登用、グローバル企業の評価指標として多く活用
【記事概要】
OPQで測定される項目(代表的な32因子)

OPQは、主に以下の3領域に分類された32の性格特性を評価します。
分類 | 内容例 |
対人関係 | 社交性、他者との協調性、説得力、チーム志向など |
思考スタイル | 分析的思考、独創性、柔軟性、計画性など |
感情・行動特性 | ストレス耐性、自信の持ち方、規律性、変化への対応力など |
例:
- 「競争心が強く、成果を重視する傾向」
- 「安定志向が強く、変化よりルールを重んじるタイプ」
- 「人と関わるのが得意で、チームで力を発揮するスタイル」
OPQ受検の注意点と対策
OPQは「正解・不正解がない」検査
→あなたの性格傾向や行動パターンを知るためのものであり、嘘や誇張は逆効果です。
嘘の一貫性は見抜かれる
→OPQには同じ趣旨を問う質問が複数の形で出題されるため、不自然な回答傾向はレポートに反映されます。
対策というより「準備」が大事
→以下を意識しましょう:
- 受検前に「どんな自分を見せたいか」ではなく「自分はどんな環境で力を発揮するか」を整理
- 落ち着いた環境で集中して受検
- 迷ったときは直感に従って回答するのが◎
企業はOPQの結果をどう使っている?
採用や配属時に、OPQのレポートは以下のように活用されます:
活用例 | 内容 |
適性判断 | 応募者がポジションに適しているか、組織と相性があるかを判断 |
面接の補足資料 | 「この人の思考傾向は?」といった深掘り質問のガイドに活用 |
育成・配属判断 | 入社後の研修方針やチーム構成の参考に |
企業によっては、OPQの結果だけで合否が決まることは少なく、あくまで総合判断の一部とされるケースがほとんどです。
OPQ結果のフィードバックを受けたら?

もし企業からOPQのフィードバックを受けられる場合は、以下のような観点で自分のキャリアに活かせます。
- 自分の「強み」が明文化されることで、自己PRや面接準備に役立つ
- 「注意すべき傾向(例:リスク回避傾向が強い)」に気づき、今後の行動改善につなげられる
- 「合う職場環境・マネジメントスタイル」が明確になり、転職先選びの基準が定まる
まとめ|OPQは“人柄を評価する”のではなく“傾向を可視化する”もの
OPQは、「良し悪し」を判断するテストではありません。
自分がどんな環境で活躍できるか、どんな特性を持っているかを見つめ直すツールです。受検をチャンスと捉えて、今後のキャリアのヒントに変えていきましょう。