【看護師向け】履歴書に書く自己PRの書き方と例文まとめ


(監修)中嶋 竜之介
株式会社ソマリ 代表取締役
ミスミ、リクルート、Amazon Japanを経て、転職エージェントである株式会社ソマリを創業。
独立後、4期目で転職成功支援者数は100名超。
Amazon、リクルートなどの大手有力企業への紹介実績と人事コネクションを強みに、あなたのキャリアをサポートいたします。
採用担当者が見ているポイントは次の3つです。
・どんな強み・特性を持っているか
・それをどのように活かしてきたか
・応募先の職場にどう貢献できそうか
以下、構成ポイントと例文をご紹介します。
履歴書の自己PRの構成ポイント(看護師向け)

- 自分の強みや性格を一言で伝える
例:「私は観察力と対応力を活かしたチーム看護が強みです」- 具体的な経験・エピソードで裏付ける
例:「急性期病棟で多職種と連携し、ICUの患者管理にも従事してきました」- 応募先での活かし方・貢献意欲を示す
例:「今後は回復期での患者支援にも力を入れていきたいと考えています」
履歴書に使える看護師自己PRの例文(ケース別)
経験者向け(急性期病棟)
私は急性期病棟で5年間勤務し、患者様のわずかな変化に気づく観察力と、状況に応じた迅速な対応力を培ってまいりました。
また、多職種との連携を大切にし、カンファレンスや退院調整にも積極的に関わってきました。
今後は、こうした経験を活かし、より広い視野を持って患者様とご家族に寄り添った看護を実践していきたいと考えております。
回復期・慢性期志望向け
私の強みは、患者様のペースに寄り添いながら、信頼関係を築いていく姿勢です。
急性期病棟での勤務経験を通じて、退院後の生活を見据えたケアの重要性を強く感じ、現在は回復期での看護に関心を持っています。
傾聴や観察を通じて個別性のある支援を行い、安心してリハビリに取り組める環境づくりに貢献したいと考えております。
新卒・未経験者向け
私は実習を通じて、患者様とのコミュニケーションの中に看護の本質があると感じました。
一人ひとりの思いや不安に丁寧に向き合うことで、信頼を築き、安心して療養していただける看護を提供したいと考えています。
未熟な部分も多いですが、常に学ぶ姿勢を忘れず、チームの一員として成長してまいります。
ブランク明け(子育て・介護後など)
結婚・出産により一時現場を離れておりましたが、再び看護師として働きたいという思いから、継続的に医療知識の学習を続けてまいりました。
ブランク期間中も家族の看護を通じて、患者側の視点や介護との連携の大切さを改めて実感しました。
今後は、実務経験と生活者としての視点を活かし、より丁寧で温かみのある看護を提供してまいります。
自己PRを書くときの注意点

NG表現 | 改善ポイント |
「患者さんのために頑張ります」だけ | 具体的にどんな行動で支えてきたかを示す |
「看護が好きです」だけで終わる | 好きだからこそ、どんな努力・工夫をしているかを書く |
経験をただ羅列してしまう | 一つの経験に絞って深く掘り下げると印象的 |
まとめ|“あなたらしい看護”が伝わる自己PRを
履歴書の自己PRは、長文である必要はありません。
「どんな看護を大切にしているのか」「どんなふうに職場や患者さんに関わりたいか」を、あなたの言葉で素直に書くことが大切です。
人柄・経験・成長意欲を自然に表現できれば、選考担当者の印象にも残りやすくなります。