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転職の成功ノウハウ 自己分析
2025.09.30 2025.09.08

【理学療法士向け】自己PRの書き方と例文|経験者・新卒別に紹介

【理学療法士向け】自己PRの書き方と例文|経験者・新卒別に紹介
 (監修)中嶋 竜之介

(監修)中嶋 竜之介

株式会社ソマリ 代表取締役

ミスミ、リクルート、Amazon Japanを経て、転職エージェントである株式会社ソマリを創業。
独立後、4期目で転職成功支援者数は100名超。
Amazon、リクルートなどの大手有力企業への紹介実績と人事コネクションを強みに、あなたのキャリアをサポートいたします。

理学療法士の採用現場では、知識や技術と同じくらい、人柄・コミュニケーション力・チームでの連携力が重視されます。
そのため、自己PRでは「私は○○ができます」と言い切るだけでなく、現場での具体的な行動や成果、患者さんとの関わり方を織り込むことが重要です。

自己PRの基本構成(理学療法士の場合)

  1. 自分の強み・特性を一言で示す
  2. 強みが発揮された具体的なエピソードを述べる
  3. 職場での貢献・今後の展望に触れる

自己PR例文①|新卒・未経験者向け

私の強みは、相手の思いに寄り添いながら、粘り強く取り組む姿勢です。
学生時代の臨床実習では、退院への不安を抱える患者様と、毎日少しずつ信頼関係を築きながら、運動療法や日常生活動作の練習に取り組みました。
初めは言葉少なだった患者様も、継続的な関わりを通じて次第に笑顔や会話が増え、最終的にはご自身の足で退院される姿に立ち会うことができ、大きな喜びを感じました。
今後も、身体だけでなく心にも寄り添うリハビリテーションを大切にし、信頼される理学療法士を目指してまいります。


自己PR例文②|経験者(回復期病棟勤務3年)向け

回復期病棟での3年間の勤務を通じて、患者様の生活背景を踏まえた目標設定と、その実現に向けたサポート力を培ってきました。
特に在宅復帰を目指すご高齢の患者様に対しては、ご家族や他職種と連携しながら、実生活に即した動作訓練や住宅環境の調整提案など、幅広い視点で支援を行いました。
また、ADL改善にとどまらず、「生活の質(QOL)」に寄与できるよう、患者様の意欲を引き出すコミュニケーションにも力を入れてきました。
今後も経験を活かしながら、多職種との協働のなかで柔軟に対応し、安心して退院できる支援体制を整えていきたいと考えています。


自己PR例文③|スポーツリハや整形分野希望の方

私はこれまで整形疾患を中心に、スポーツ外傷や術後リハビリに携わってきました。
中でも、競技復帰を目指す若年層へのサポートでは、理学療法だけでなく心理的サポートの重要性も感じ、スポーツメンタルの基礎知識を自主的に学びました。
トレーナー経験も活かし、現場復帰までの段階的なリハビリ計画を立て、選手・指導者・保護者との連携を意識して取り組んできました。
今後は、個々の身体機能に応じた“再発予防を意識した介入”を強化し、長期的な競技人生を支える存在を目指したいと考えています。


自己PRを書くときの注意点

よくあるNG改善ポイント
「患者さんのために頑張ります」だけどんな工夫や姿勢で取り組んだか、具体性を添える
資格や経験をただ並べるだけ「それをどう活かしているか」「どう貢献できるか」を明示する
チーム医療の視点が弱い看護師や介護職との連携なども具体的に触れると好印象

まとめ|あなたの“人となり”が伝わる自己PRを

理学療法士という職業は、知識や技術だけでなく、“人に寄り添う姿勢”が問われる専門職です。
そのため、自己PRでは「どんな患者様に、どんなふうに向き合ったか」というリアルなエピソードを交えることで、面接官にあなたの人柄が伝わりやすくなります。

「誰のために、どんな風に役に立ちたいか」を言語化することが、心に響く自己PRの鍵です。

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