知らないと損する!履歴書の志望動機、一文字あけるorあけない?


(監修)中嶋 竜之介
株式会社ソマリ 代表取締役
ミスミ、リクルート、Amazon Japanを経て、転職エージェントである株式会社ソマリを創業。
独立後、4期目で転職成功支援者数は100名超。
Amazon、リクルートなどの大手有力企業への紹介実績と人事コネクションを強みに、あなたのキャリアをサポートいたします。
意外と見落としがちな基本ルールですが、書類選考での第一印象に関わる大切なポイントです。
ここでは、志望動機欄の一文字下げの正解と、読みやすく伝わるコツを解説します。
履歴書の志望動機、一文字あけるのは正しい?
結論から言うと、履歴書の志望動機を手書きする場合、日本語の一般的な作文マナーとして段落の最初を一文字下げるのが望ましいとされています。
学校の作文や論文と同じで、段落の頭に一文字の空白があることで、読み手にとって視覚的に区切りがわかりやすく、整った印象を与えます。
ただし、必須ではないので、そもそもフォーマットで余白が設定されている履歴書や、パソコン作成の履歴書では無理に空白を入れる必要はありません。もし迷ったときは、履歴書の他の欄(自己PRや学歴欄など)と統一感を持たせるのが鉄則です。
統一されていれば「書き方がバラバラだな」という悪印象を避けられます。
志望動機を読みやすくする段落の作り方

一文字あける以外にも、読みやすい志望動機にするために意識したいのが段落構成です。
一般的には、
- 結論(応募理由)
まず、なぜこの会社を選んだかを最初の1〜2行で述べる。- 具体的な経験やスキル
どのような経験やスキルが志望理由を支えているかを中盤で書く。- 入社後の貢献や意気込み
最後に「入社後にどう貢献するか」「学びたいこと」など未来の話で締める。
このように、段落ごとに内容を分けると、自然と文章にメリハリがつき、採用担当者に意図が伝わりやすくなります。
一文字あけは、段落ごとに空けても構いませんが、スペースが限られている場合は冒頭だけでも十分です。
手書き履歴書とPC履歴書の違いに注意

近年では、パソコンで作成した履歴書をPDFで提出するケースも増えています。この場合は、
- パソコン作成の履歴書では、段落の頭の一文字空けは省略してもOK
- 代わりに改行や箇条書きを活用して視覚的に読みやすくする
- 手書きと同じ文調に統一しておくと好印象
というポイントを意識してください。
職種や業界によっては、手書き履歴書を重視する企業もあります。
どちらが適しているか迷う場合も、転職エージェントに相談すると企業ごとの事情を教えてもらえます。
まとめ
今回のポイントをおさらいします。
- 手書き履歴書の志望動機は、一般的に段落冒頭を一文字あけるのがマナー
- 一文字あけ以外に、段落を分けて内容を整理すると伝わりやすい
- PC履歴書の場合は無理に空白を入れず、改行や箇条書きで読みやすく
- 迷ったら転職エージェントで添削を受けると安心
志望動機は書類選考を突破する大事な要素です。
小さな形式も気を抜かず、丁寧な履歴書でチャンスをつかみましょう。
参考
リクナビNEXT「履歴書の志望動機の書き方」
https://next.rikunabi.com/tenshokuknowhow/archives/2527/
厚生労働省「履歴書の書き方ガイド」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000155050.html