【お世話になりましたお菓子退職】感謝が伝わるお菓子の選び方と渡し方マナー


(監修)中嶋 竜之介
株式会社ソマリ 代表取締役
ミスミ、リクルート、Amazon Japanを経て、転職エージェントである株式会社ソマリを創業。
独立後、4期目で転職成功支援者数は100名超。
Amazon、リクルートなどの大手有力企業への紹介実績と人事コネクションを強みに、あなたのキャリアをサポートいたします。
お菓子一つでも選び方や渡し方に気を配ると、最後の印象がぐっと良くなります。
今回は、失礼にならないお菓子の選び方、渡すタイミング、添えるメッセージの例文までご紹介します。
退職時に渡すお菓子の基本マナー
「お世話になりました」という気持ちを伝えるお菓子選びには、いくつか押さえておきたいマナーがあります。
- 個包装のお菓子を選ぶ
大人数の職場では、みんなが気兼ねなく手に取れるよう、衛生的な個包装がベストです。- 日持ちするものにする
当日中に食べ切れない場合もあるので、数日程度保存できる焼き菓子などが無難です。- 部署人数より少し多めに用意する
配り漏れがないよう、1〜2割多めを目安に。
お菓子に悩んだら、百貨店の詰め合わせや定番の焼き菓子セットを選んでおくと失敗がありません。
「お世話になりました」を伝えるおすすめのお菓子

退職時に喜ばれやすいお菓子の例をいくつか挙げます。
- 焼き菓子の詰め合わせ
フィナンシェ、マドレーヌ、クッキーなどは定番で、老若男女問わず食べやすい。- 和菓子の個包装
年配の方が多い職場では、最中やどら焼きの詰め合わせも好印象です。- 一口サイズのチョコレートやキャンディー
デスクでつまみやすく、ちょっとしたお礼にぴったり。
価格の目安は、1人あたり200〜500円程度を意識すると、かしこまりすぎず負担感も与えません。
渡すタイミングと「お世話になりました」の一言メッセージ例

お菓子を渡すタイミングは、最終出勤日の午前中か、退社前のあいさつ回りのときがおすすめです。
部署ごとやチーム単位でまとめて渡し、「お世話になりました。短い間でしたが本当にありがとうございました」と一言添えると好印象です。
■メッセージ例文
お菓子に添えるカードには、以下のような一言がおすすめです。
- 「これまで大変お世話になりました。感謝の気持ちを込めて、ささやかですがお菓子を用意いたしました。」
- 「皆さまのおかげで楽しく働くことができました。本当にありがとうございました。」
- 「短い間でしたが、大変お世話になりました。どうぞ召し上がってください。」
こうした一言で、形式的なあいさつでも、感謝の気持ちがしっかり伝わります。
まとめ
今回のポイントを整理すると、以下の通りです。
- 退職のお菓子は「個包装」「日持ち」「人数分より多め」がマナー
- 職場の年齢層に合わせて、焼き菓子や和菓子を選ぶと無難
- 渡すタイミングは最終出勤日がおすすめ。感謝の一言を添える
お世話になった職場に最後まで良い印象を残すことは、新しい職場でのスタートにもつながります。
お菓子選びも含めて、不安のない退職を目指しましょう。
参考
リクナビNEXT「退職挨拶マナーと渡す品物の選び方」
https://next.rikunabi.com/tenshokuknowhow/archives/9327/
厚生労働省「円満退職の基本マナー」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000144359.html