【最終面接交通費支給】落ちることもある?合否の真実と対策を解説


(監修)中嶋 竜之介
株式会社ソマリ 代表取締役
ミスミ、リクルート、Amazon Japanを経て、転職エージェントである株式会社ソマリを創業。
独立後、4期目で転職成功支援者数は100名超。
Amazon、リクルートなどの大手有力企業への紹介実績と人事コネクションを強みに、あなたのキャリアをサポートいたします。
そんな期待を抱く人は多いですが、残念ながら交通費支給=合格確定ではありません。
企業側の本音としては、
遠方から来る応募者の負担を減らすマナー
本命候補だから会いたいが、まだ最終決定ではない
というケースがほとんどです。
交通費支給でも落ちる理由
①複数の最終候補者を比較している
最終面接は、「誰を採るか最終的に決める場」。
候補者が一人だけでない限り、複数人に交通費を出して集めていることも珍しくありません。
②役員面接で初めてのジャッジが入る
現場担当者や人事担当者は「この人を推したい」と思っていても、役員が首を縦に振らないこともあります。
特に役員面接は、人柄やコミュニケーションが重視されるため、ここでNGになる人も。
③交通費は「お礼とお詫び」の意味も含まれる
遠方から来る時間とお金に配慮し、結果として不採用になっても「せめて交通費は会社負担に」という意味合いです。
なので、支給されても結果はシビアです。
交通費をもらったのに落ちた場合、返す必要は?

交通費は企業側が「支給すると決めて出すもの」です。
不採用でも返還義務は一切ありませんので安心してください。
ただし、支給条件(例:領収書提出)を満たさない場合は手続きができないことがあるので、指示には従いましょう。
交通費支給でも落ちる可能性を踏まえた心構え

①最後まで気を抜かない
「交通費も出たし、ほぼ内定だろう」と気を抜いて最終面接で失敗するケースが実際にあります。
むしろ役員面接は今まで以上に慎重に、誠実さを意識してください。
②逆質問の準備も忘れずに
最終面接で失速する人の多くが、「逆質問が雑」なパターンです。
入社後のキャリアや、会社のビジョンを踏まえた質問を必ず用意しておきましょう。
③不採用でも気落ちしすぎない
最終面接で落ちるのは珍しいことではありません。
むしろ自分の価値がないわけではなく、単に他候補者との比較結果です。次に活かすため、できればエージェントなどを通じてフィードバックをもらいましょう。
まとめ:最終面接の交通費支給に一喜一憂しない
- 交通費支給はマナーであり、合格確定のサインではない
- 複数候補の最終比較の可能性を忘れない
- 結果がどうあれ、交通費を返す必要はない
- 最後まで気を抜かず、誠実さと熱意をアピールするのが勝ち筋
最終面接はゴールではなく、「最終確認の場」。
合格を確実に引き寄せるために、準備と気持ちを整えて臨みましょう。