面接結果が遅いのは合否どっち?キープ期間と見切りをつける基準


(監修)中嶋 竜之介
株式会社ソマリ 代表取締役
ミスミ、リクルート、Amazon Japanを経て、転職エージェントである株式会社ソマリを創業。
独立後、4期目で転職成功支援者数は100名超。
Amazon、リクルートなどの大手有力企業への紹介実績と人事コネクションを強みに、あなたのキャリアをサポートいたします。
「もしかして、企業にキープされてる?」
面接結果の連絡が予定より遅れると、不安になるのは当然です。
特に、就職・転職活動では複数の企業を並行して受ける人も多く、結果を待つ間の時間が一番つらいものです。
結論から言えば、結果が遅いからといって必ずしも「キープ」されているとは限りません。ただし、企業側の判断プロセスや状況を知っておくと、無駄に悩まなくて済みます。
【記事概要】
面接結果が遅い主な理由と「キープ」の可能性
面接結果が遅い理由は大きく3パターン
社内選考に時間がかかっている
- 最終的な合否を決めるために複数の候補者を比較中
- 上層部の承認待ち、上司が出張などの理由も多い
応募者を「保留(キープ)」している
- 本命候補の返答を待ちながら、次点の候補をキープ
- 採用人数の最終調整で「あなたを採るかどうかまだ決めきれない」
単なる事務手続きの遅れ・連絡漏れ
- 採用担当の多忙や休暇など、単純な連絡ミスや遅延も意外と多い
- つまり、遅いから必ずキープというわけではなく、単純な社内事情で時間がかかっているだけのこともあります。
「キープされているかも?」を見分けるヒント

以下のような状況に心当たりがある場合、キープ扱いの可能性は高めです。
- 面接時に結果通知の期日を明確にされなかった
- 「他にも候補者がいるので…」と曖昧な説明をされた
- 予定期日を過ぎても音沙汰がなく、こちらからの問い合わせにも返事が遅い
企業としては、本命候補の辞退や結果次第で声をかける「滑り止め候補」として保留することがあります。
ただし、これはよくあることなので、残念に思う必要はありません。
どのくらいまで待つべき?自分から連絡するベストタイミング
目安としての「待つ期間」
- 指定された通知予定日+3日程度
→ 予定より1〜2営業日過ぎるのはよくあることです。- 連絡目安がなかった場合
→ 面接日から1週間〜10日程度が一般的です。
自分から連絡してOKなタイミング
予定日を3日以上過ぎても音沙汰がない場合は、丁寧に確認して問題ありません。
例:
件名:面接結果についてのご確認お世話になっております。〇月〇日に面接を受けました〇〇です。
お忙しいところ恐縮ですが、面接結果の進捗状況をお伺いできますと幸いです。
何卒よろしくお願い申し上げます。転職エージェントを経由して選考を受けている場合は、エージェントに頼んで状況を巻き取ってもらいましょう。
エージェントも早めに結果を知りたいのは同じ気持ちです。
催促を行うことで、エージェントが動けるきっかけを作ってあげることも一つのTipsになります。
結果が遅いときの賢い対処法|並行して動こう

他社選考を進めておくのが鉄則
結果が遅い企業にこだわりすぎると、チャンスを逃すこともあります。
転職エージェントなどを活用して、並行して他社の選考を進めましょう。
「結果が出るまで待つ」という選択肢はリスクが大きい
複数内定が出た場合に選べる方が、自分の立場は圧倒的に有利です。
早く結論を出したい場合は正直に伝える
他社の選考が進んでいる場合、企業側に伝えることで結論を急いでもらえる場合があります。
例:
「他社の選考が進んでおり、意思決定の参考にしたいので、可能でしたらお早めに結果をいただけますと幸いです。」強引に迫るのではなく、あくまで「お願い」として伝えるのがポイントです。
まとめ|面接結果が遅いときは「柔軟さ」と「行動」が大事
- 結果が遅くても、必ずしもキープとは限らない
- 連絡がない場合は指定日+3日後を目安に確認してOK
- 待つ間は他社の選考も同時進行で進めよう
- エージェントに状況を相談すると、企業側へのフォローもしてもらえる
不安な時間を一人で抱え込まず、複数ルートで動いておくのが転職活動を失敗しないコツです。
参考URL・情報ソース:
マイナビ転職「結果待ちの時のマナー」
https://tenshoku.mynavi.jp/knowhow/qanda/36/
リクルートキャリア「面接結果が遅い理由と対処法」
https://next.rikunabi.com/tenshokuknowhow/archives/4192/