【介護業界の転職】未経験でも大丈夫?職場の選び方と成功する転職活動の進め方


(監修)中嶋 竜之介
株式会社ソマリ 代表取締役
ミスミ、リクルート、Amazon Japanを経て、転職エージェントである株式会社ソマリを創業。
独立後、4期目で転職成功支援者数は100名超。
Amazon、リクルートなどの大手有力企業への紹介実績と人事コネクションを強みに、あなたのキャリアをサポートいたします。
その一方で、未経験からでもチャレンジできる職種や、キャリアアップがしやすい業界としても注目を集めています。
「未経験だけど、人と関わる仕事がしたい」
「もっと働きやすい職場に移りたい」
そんな理由で介護業界への転職を考える方も増えている今、正しい情報と職場選びの視点が、転職成功のカギになります。
この記事では、介護職への転職に必要な知識と、求人選びのポイント、転職活動の進め方までを分かりやすく解説します。
介護職への転職|業界の特徴と求められる人材像
■業界の特徴
- 求人数が非常に多く、採用ハードルが比較的低い
- 資格がなくても始められる職場が多い(無資格OKの求人多数)
- 福祉・医療業界の中でも、成長性と社会的意義が大きい
■向いている人の特徴
- 人の役に立ちたいという気持ちがある
- 聞き上手、気配りができる
- コツコツと地道に物事を進めるのが得意
介護業界では「資格」よりもまず「人柄」や「思いやり」が重視される傾向があります。
とはいえ、長く働くためには職場選びやキャリア設計の視点も不可欠です。
転職時のチェックポイントと職場選びのコツ

介護職の求人は多いものの、施設によって労働環境や仕事内容に大きな差があります。
以下のポイントを押さえて、ミスマッチを避けましょう。
1.【職場の種類を理解する】
介護施設にはさまざまな形態があります。
- 特別養護老人ホーム(特養):入居型。重度介護の方が多く、夜勤あり。
- 介護老人保健施設(老健):医療職と連携し、リハビリ中心の施設。
- デイサービス:通所型。日勤中心、レクリエーション業務が多い。
- グループホーム:少人数制、家庭的な雰囲気でのケア。
- 訪問介護:利用者の自宅を訪問して介助。移動が多く、個別対応力が求められる。
自分の性格やライフスタイルに合った施設形態を選ぶことが、転職後の満足度に直結します。
2.【待遇・働きやすさを比較する】
求人情報では、以下の点を確認しましょう。
- 月給・賞与の有無、夜勤手当などの給与条件
- 残業時間、シフト体制、有給取得率
- 資格取得支援制度の有無
- 離職率や口コミ評価(転職エージェント経由で確認可)
介護業界は企業によって働き方の格差が大きいため、複数の職場を比較検討することが重要です。
3.【面接・見学で“現場の空気”を見る】
実際に見学することで、スタッフの表情や利用者との関わり方などから働きやすさの「リアル」が見えてきます。
可能であれば、複数の職場を比較し、直感も大切にしましょう。
転職成功のカギ|エージェント活用と資格の活かし方

■転職エージェントを活用するメリット
- 自分に合った施設・条件の求人をプロが紹介
- 面接対策や履歴書添削のサポート
- 内定後の条件交渉・入職日の調整も代行
- ブラック施設を避けるための内部情報も得られる
特に初めて介護業界に挑戦する方や、待遇改善を希望する経験者の方は、業界特化型の転職エージェントの活用が有効です。
■資格の取得とキャリアアップ
無資格でも就業できる職場は多いですが、以下の資格を取得することでキャリアアップや給与アップが狙えます。
- 介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)
- 実務者研修
- 介護福祉士(国家資格)
施設によっては、働きながら資格取得を支援する制度を設けているところもあります。
長く働きたい方は、この点も注目して求人を選びましょう。
まとめ
介護職は、「誰かの生活を支える」という社会的意義の大きい仕事です。
その一方で、職場選びを誤ると身体的・精神的に大きな負担がかかってしまうこともあります。
本記事のポイント:
- 介護業界は未経験からでもチャレンジ可能。人柄重視の採用も多い
- 施設形態・待遇・職場の雰囲気などを比較し、自分に合った職場を選ぶことが大切
- 資格取得支援やキャリアアップ制度が整った施設を選ぶと将来性が高い
- 転職エージェントを活用すれば、条件交渉や非公開求人の紹介を通じて転職成功率が上がる
不安を抱えたまま転職を進めるよりも、情報収集と相談を重ねて「納得できる一歩」を踏み出すことが、後悔のない転職につながります。
【名古屋の転職市場】注目すべき業種と選び方のポイント|地元企業からグローバル企業まで徹底解説
次の記事【医師の転職】年収・働き方・専門性で選ぶ新しいキャリア|成功のカギと失敗を防ぐポイント