【転職】第一志望に落ちたときの立ち直り方|選考敗退から学び、次に活かす方法とは


(監修)中嶋 竜之介
株式会社ソマリ 代表取締役
ミスミ、リクルート、Amazon Japanを経て、転職エージェントである株式会社ソマリを創業。
独立後、4期目で転職成功支援者数は100名超。
Amazon、リクルートなどの大手有力企業への紹介実績と人事コネクションを強みに、あなたのキャリアをサポートいたします。
「なぜ落ちたのか?」
「もう自分にはチャンスがないのでは?」
と落胆し、自信を失ってしまうことも珍しくありません。
しかし、第一志望に落ちることは誰にでもあることであり、そこでの対応次第でその後の転職活動に大きな差が生まれます。
本記事では、第一志望の企業に落ちたときにやるべき行動と、前向きに立て直す方法を具体的に解説します。
第一志望に落ちるのは「よくあること」
■実力不足とは限らない
不採用になったからといって、「自分が劣っていた」というわけではありません。
採用は、企業のタイミングや社内事情、他の応募者との相性など“見えない要素”が多数絡む不確実な選考です。
特に人気企業・大手企業の場合、どんなに優秀な人材でも、枠の問題で落ちることがあります。
■自分に合っていたとは限らない
自分では「ここが合っている」と思っていても、企業側の価値観や求める人材像とはズレていた可能性もあります。
むしろ、無理に入社していたらミスマッチが起きていたかもしれないと捉えることもできます。
落ちた後にやるべき3つのアクション

1.【結果を受け止める】
まずは感情を整理することが大切です。
焦って次に進む前に、「落ちて悔しい」「期待していた」など、素直な感情を一度書き出してみましょう。
自分の気持ちを見つめ直すことで、冷静さを取り戻せます。
2.【フィードバックを求める】(可能なら)
転職エージェント経由で応募していた場合、企業からの評価ポイントや不採用理由を聞けることがあります。
「面接で何が足りなかったのか」「応募書類に問題はなかったか」を知ることは、次の選考に活かすための大きなヒントになります。
3.【志望動機や軸を再確認する】
なぜその企業を第一志望にしたのかを振り返り、「本当に求めている働き方やキャリア像は何か?」を再確認しましょう。
似た方向性の企業を探すきっかけにもなります。
第一志望に落ちたあと、どう立て直す?

■複数の「本命」を持つ視点を持つ
転職活動では、「軸は1本、志望先は複数」という考え方が効果的です。
働くうえで大事にしたい価値観やキャリアビジョンは1つでも、それに当てはまる企業は複数存在します。「この会社しかない」という思い込みは、視野を狭める原因にもなりがちです。
“志望度が高い企業群”を複数持つことで、メンタルの安定にもつながります。
■志望順位を入れ替える柔軟さを持つ
第一志望に落ちてから、他の企業の面接を受けてみたら「むしろこっちの方が自分に合っていた」と感じるケースも珍しくありません。
選考が進む中で、新たな気づきや興味が生まれるのは自然なことです。転職活動を「比較と発見のプロセス」と捉えることで、1社に固執しすぎず、柔軟に軌道修正することができます。
■転職エージェントの客観的アドバイスを活用する
志望企業に落ちた直後は、視野が狭まりがちです。
転職エージェントに相談すれば、他の選択肢の提案や、志望動機のブラッシュアップ、面接での改善点などを客観的にアドバイスしてもらえます。モチベーションが落ちてしまっても、第三者の視点があることで、前向きに活動を続けやすくなります。
まとめ
- 第一志望に落ちるのは珍しくない。企業側の事情やタイミングも大きい
- 選考結果を冷静に振り返り、フィードバックや志望動機を見直すことが重要
- 複数の志望企業を持つことで、選択肢とメンタルの余裕を確保
- 必要に応じて転職エージェントに相談し、次の選考に活かす
転職活動において第一志望に落ちることは、決して「終わり」ではありません。
むしろ、それをどう捉えてどう立て直すかが、成功する転職の鍵になります。
失敗から学んだ人ほど、最終的に「本当に自分に合った職場」に出会える確率が高くなります。
落ち込みすぎず、一歩ずつ着実に前へ進んでいきましょう。
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