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2025.07.31

「共感力」を活かした自己PRの書き方|コミュニケーション能力を強みに変える方法

「共感力」を活かした自己PRの書き方|コミュニケーション能力を強みに変える方法
 (監修)中嶋 竜之介

(監修)中嶋 竜之介

株式会社ソマリ 代表取締役

ミスミ、リクルート、Amazon Japanを経て、転職エージェントである株式会社ソマリを創業。
独立後、4期目で転職成功支援者数は100名超。
Amazon、リクルートなどの大手有力企業への紹介実績と人事コネクションを強みに、あなたのキャリアをサポートいたします。

転職活動における自己PRでは、「自分の強みが企業でどう活きるのか」を具体的に伝える必要があります。
中でも「共感力」は、チームでの協働や顧客対応、マネジメントなどあらゆる場面で求められる能力のひとつです。
しかし、「共感力があります」と一言で伝えるだけでは説得力に欠けます。
実際にどのような場面で、どんな成果に結びついたのかをエピソードとともに語ることで、評価される自己PRに変わります。
この記事では、共感力を軸にした自己PRの書き方、活かせる職種、具体的な例文をご紹介します。

共感力とは?ビジネスにおける重要性

共感力とは、相手の立場や気持ちを理解し、適切に反応・行動できる能力を指します。
単に「優しい」だけでなく、「相手のニーズを察知して先回りする力」「信頼関係を築く力」として、営業・接客・カスタマーサポート・人事・マネジメント職などで非常に重視されます。

以下のような場面で強みとして発揮されます。

  • クレーム対応で顧客の不満を丁寧にくみ取り、信頼を回復した
  • チームメンバーの状況を察し、フォロー体制を整えた
  • 課題解決において、相手の背景を理解しながら柔軟に対応した

共感力は「コミュニケーション能力」「傾聴力」「調整力」とも親和性が高いため、他のスキルと掛け合わせて伝えると説得力が増します。


共感力を強みにした自己PRの作り方

共感力を自己PRとして伝えるには、以下の構成を意識しましょう。

1.強みの定義と背景

「共感力とは何か」「なぜ自分の強みなのか」を説明しましょう。

2.実際のエピソード

共感力を発揮して成果につながった具体的な経験を挙げましょう。

3.仕事への活かし方

転職先でどのように役立てられるかを述べましょう。


自己PR文例(共感力を活かしたパターン)

接客・サービス職向けの例文

「私の強みは“相手の気持ちを汲み取り、行動に移す共感力”です。前職ではアパレル販売員として、お客様の些細な表情や言葉からニーズを察知し、希望に沿った商品提案を心がけていました。特に、迷っているお客様に対して“この色はお持ちのバッグとも合いそうですね”といった声がけを意識した結果、店舗売上で個人トップの成績を記録しました。今後も、共感力を活かしてお客様との信頼関係を築き、満足度向上に貢献していきたいと考えております。」


営業職向けの例文

「私の強みは“共感力を活かした課題解決型の提案”です。前職の法人営業では、お客様の本音を引き出すために、ヒアリングの際に先入観を持たずじっくり話を伺うことを重視していました。その結果、『実は現場ではこの仕様が負担になっている』といった潜在的な課題に気づき、仕様変更を含む提案で大型契約を獲得することができました。今後も、お客様の立場に立ち、最適解を見つける営業を目指してまいります。」


マネジメント・チームリーダー向けの例文

「私は、共感力を活かした“チームビルディング”を強みとしています。前職ではプロジェクトリーダーとして、メンバーの意見や感情に配慮しながら進行管理を行いました。特にメンバーの一人が業務負担に悩んでいた際、話をじっくり聞きながら業務分担を見直し、チーム全体のモチベーションを回復させることができました。こうした共感力は、今後のマネジメントにも活かせると考えています。」


まとめ

共感力を自己PRとして伝える際のポイントを以下に整理します。

  • 共感力=「人を理解し、行動に移せる力」として定義づける
  • 実体験や成果に基づいた具体的なエピソードで証明する
  • 応募先の職種や企業文化に即した形で活かし方を語る

共感力は「見えづらい力」だからこそ、具体的な行動や成果を通じて言語化することが重要です。
転職エージェントを活用すれば、あなたの経験の中から強みとなるエピソードを整理し、より効果的な自己PR文に仕上げるサポートも受けられます。

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