美容看護師の志望動機|未経験でも好印象な伝え方と例文付きガイド


(監修)中嶋 竜之介
株式会社ソマリ 代表取締役
ミスミ、リクルート、Amazon Japanを経て、転職エージェントである株式会社ソマリを創業。
独立後、4期目で転職成功支援者数は100名超。
Amazon、リクルートなどの大手有力企業への紹介実績と人事コネクションを強みに、あなたのキャリアをサポートいたします。
「夜勤がない」
「自分も美容の知識が身につく」
「人の美しさをサポートしたい」
など、魅力を感じる理由は人それぞれです。
しかし、いざ志望動機を書こうとすると「なぜ美容なのか?」「医療との違いをどう説明するか?」に迷う方も多いのではないでしょうか。
この記事では、美容看護師を目指すうえで押さえておきたい志望動機の考え方と、未経験者・経験者別の例文をご紹介します。
美容看護師の志望動機で企業が見ているポイント

美容クリニックの採用担当者が重視するのは、以下のような観点です
- 美容医療への関心・学びたい姿勢があるか
- 接遇やホスピタリティへの意識が高いか
- 営業意識・売上への理解があるか(※自由診療のため)
- チームで協力できる柔軟性があるか
美容看護師は、医療行為だけでなく接客・カウンセリング・提案力が求められる職種です。
そのため、「人と関わるのが好き」「キレイをサポートするのがやりがい」といった前向きな動機を、業務と結びつけて伝えることがポイントになります。
志望動機の基本構成(3ステップ)
- なぜ美容業界に興味を持ったのか(原体験・関心)
- なぜそのクリニックを選んだのか(理念・特徴・サービス内容)
- 自分の経験や強みをどう活かせるか(接遇力・医療経験など)
志望動機の例文【未経験者向け】
貴院の「一人ひとりの美しさを最大限に引き出す」という理念に共感し、美容看護師として人の内面からの自信回復をサポートしたいと考え、志望いたしました。
前職では総合病院で外来業務を担当しており、多職種との連携や患者様との丁寧なコミュニケーションを大切にしてまいりました。
美容医療は未経験ですが、もともと美容やスキンケアへの関心が強く、学ぶ意欲は人一倍あります。
医療従事者としての基礎を活かしながら、患者様に安心感を与えられる接遇を目指していきたいです。
志望動機の例文【経験者・異動希望者向け】
これまで皮膚科クリニックに勤務し、医療脱毛やピーリング施術など美容に近い分野にも携わってきました。
患者様が美しく変化していく姿に触れる中で、より美容に特化した環境で専門性を深めたいと考えるようになり、今回の応募に至りました。
特に貴院が力を入れている〇〇施術や、スタッフの丁寧な接客姿勢に魅力を感じており、自身のスキルや接遇力をさらに磨きたいと思っております。
チームでの協力も大切にしながら、患者様一人ひとりに寄り添う看護を提供していきたいです。
NGになりがちな志望動機の例と改善ポイント

NG例 | 改善ポイント |
夜勤がないから志望した | 働き方の希望に加え、「長く働きたいからこそ美容業界を選んだ」と伝える |
自分が美容好きだから | 「美容への関心」+「誰かの美に貢献したい」という視点を足す |
ノルマがないと聞いた | 業績への理解や、患者様の満足度向上に貢献したい意識を加える |
まとめ:美容看護師の志望動機は「関心+貢献姿勢」が鍵
- 美容医療への関心と学ぶ姿勢を前向きに伝える
- そのクリニックで働きたい理由(理念や特徴)を明確にする
- 看護経験やコミュニケーション力など活かせる強みを示す
「美容への憧れ」だけでなく、
「患者様の悩みを解決したい」
「安心して通ってもらえる対応をしたい」
という他者視点の志望動機が、採用担当者の心に響きます。