年収500万円の家賃はいくらが妥当?無理のない生活を送るための基準とは


(監修)中嶋 竜之介
株式会社ソマリ 代表取締役
ミスミ、リクルート、Amazon Japanを経て、転職エージェントである株式会社ソマリを創業。
独立後、4期目で転職成功支援者数は100名超。
Amazon、リクルートなどの大手有力企業への紹介実績と人事コネクションを強みに、あなたのキャリアをサポートいたします。
転職で年収が500万円になった、もしくはこれから年収アップを目指す人にとって、住居費のバランスは生活の質に大きく関わってきます。
では、「年収500万円の人が払ってもいい家賃の上限」はどれくらいなのでしょうか?
では、「年収500万円の人が払ってもいい家賃の上限」はどれくらいなのでしょうか?
家賃の目安は「手取りの3分の1」が基本
一般的に家賃の目安は「手取りの3分の1以内」とされます。
年収500万円の場合の手取り(目安)
- 月収:約33〜35万円(賞与別)
- 手取り月収:約26〜28万円(所得税・住民税・社会保険控除後)
家賃目安
- 高くても9万円以内
- 理想は7〜8万円台
これを超えると、貯金が難しくなったり、他の固定費(通信費、保険料など)を圧迫する可能性があります。
ライフスタイル別:どこまで家賃にかけていい?

以下は、年収500万円の人が家賃を決める際の「ライフスタイルごとの目安」です。
ライフスタイル | 家賃目安 | 理由・特徴 |
一人暮らし(都心部) | 8〜9万円 | 通勤アクセスや生活利便性を重視。ただし貯金はやや難しい。 |
一人暮らし(郊外) | 6〜7.5万円 | 家賃を抑えて貯金や自己投資を重視できる |
二人暮らし | 10〜12万円(折半) | 共働きで分担すればグレードの高い物件も可能 |
子育て世帯 | 7〜9万円(+持ち家検討も) | 保育料や教育費も見据えたトータルバランスが重要 |
家賃以外にも見逃せない「固定費と将来設計」
年収500万円でも、支出のコントロール次第で生活の余裕は大きく変わります。
例えば以下のような支出とのバランスを考える必要があります。
- 通勤交通費(非支給の場合)
- 保険・通信・光熱費
- 食費・交際費・趣味
- 貯金or資産運用(毎月2〜5万円が理想)
- 転職やスキルアップのための自己投資
特に転職直後は、「試用期間中の収入変動」や「住宅手当の有無」など、収入の流れに変化が出やすいため、慎重な設計が求められます。
※職場によっては住宅手当や家賃補助が出るケースもあるため、転職時に確認しておくのが賢明です。
まとめ:年収500万円の家賃目安とポイント
- 手取りの3分の1以内、理想は7〜8万円程度
- ライフスタイルに応じて柔軟に調整を
- 家賃だけでなく、貯金や自己投資の余裕も確保すること
転職後に収入が増えても、生活コストを一気に上げてしまうと「なんとなくお金が足りない」という状態に陥りがちです。
今後のライフプランに合わせた住居の選び方や、転職先での福利厚生(家賃補助・社宅制度など)をしっかり見極めたい方は、転職エージェントに相談することで情報が整理しやすくなります。
住まいとキャリアのバランスを取ることが、長く安定して働くカギになるでしょう。