【自己PR例文付き】ホテル業界に好印象を与える自己PRの書き方


(監修)中嶋 竜之介
株式会社ソマリ 代表取締役
ミスミ、リクルート、Amazon Japanを経て、転職エージェントである株式会社ソマリを創業。
独立後、4期目で転職成功支援者数は100名超。
Amazon、リクルートなどの大手有力企業への紹介実績と人事コネクションを強みに、あなたのキャリアをサポートいたします。
自己PRでは、これまでの経験をもとに「どのようにお客様や仲間と向き合ってきたか」「どんな価値を提供してきたか」を具体的に伝えることが評価のポイントです。
この記事では、ホテル業界で好印象を与える自己PRの書き方をまとめます。
ホテル業界で求められる人物像とPRポイント
よく評価される要素
- 明るく丁寧な接客姿勢(第一印象・マナー)
- 臨機応変な判断力・対応力(トラブル対応)
- チームとの協調性・報連相ができること
- 語学力(英語・中国語など)があれば強みになる
- 責任感と継続力(ルーチン業務の正確性も重視)
これらを踏まえ、実際のエピソードを交えて構成するのが効果的です。
自己PRの構成テンプレート(ホテル業界向け)

- 強みの結論(私は〇〇が強みです)
- 具体的なエピソード(過去の経験)
- 成果・学び(結果や気づき)
- 今後どう活かすか(志望先での活用)
自己PR例文【経験者・未経験者・職種別】
【例①:フロントスタッフ経験者】
私の強みは、常に「お客様視点」で行動する力です。
前職のビジネスホテルではフロント業務全般を担当し、チェックイン時の混雑対応や近隣案内など、細やかな気配りを心がけてまいりました。
ある時は、海外からのお客様がトラブルで困っていた際に、翻訳アプリと地元の知識を活かして迅速に対応し、感謝のお手紙をいただいた経験があります。
今後はより質の高いサービスを提供できる環境で、経験を活かして貴社の顧客満足向上に貢献したいと考えております。
【例②:未経験者(販売・接客経験あり)】
私の強みは、人との信頼関係を築くコミュニケーション力です。
前職ではアパレル販売を3年間経験し、丁寧な接客を心がけた結果、指名のお客様が増え、売上目標も継続して達成しました。
その中で、「相手の立場に立って考えること」がサービスの本質だと学びました。
ホテル業界でもこの経験を活かし、初めてのお客様でも安心できる対応を提供できるよう努めてまいります。
【例③:裏方・客室清掃やバックオフィス】
私の強みは、正確さと継続力です。
客室清掃のアルバイトでは、「見えないところこそ丁寧に」を意識しながら業務に取り組み、清掃チェック率の低下やクレーム削減に貢献しました。
どんな作業でも手を抜かず、継続して取り組む姿勢は職場からも信頼を得ていました。
ホテルの品質を支える一員として、目立たない仕事も誠実に取り組んでいきたいと考えております。
自己PRで失敗しないための注意点

- 「接客が好き」だけで終わらせない(具体的な行動・成果を入れる)
- 「語学ができます」ではなく、実際に使った場面を示すと◎
- 自己評価ばかりせず、「相手視点(お客様・職場)」の視点を忘れずに
まとめ
- 誠実さやホスピタリティの姿勢を大切に表現しよう
- ホテル業界では“人柄”や“対応力”が自己PRのカギ
- 経験の大小に関わらず、行動・成果・気づきを具体的に伝える
- 構成は【結論→具体例→成果→今後】が基本