【転職後に休みたい日がある場合】入社前にどう伝える?トラブルを防ぐ伝え方と注意点


(監修)中嶋 竜之介
株式会社ソマリ 代表取締役
ミスミ、リクルート、Amazon Japanを経て、転職エージェントである株式会社ソマリを創業。
独立後、4期目で転職成功支援者数は100名超。
Amazon、リクルートなどの大手有力企業への紹介実績と人事コネクションを強みに、あなたのキャリアをサポートいたします。
「入社後すぐに休みたい日があるけど伝えてもいいの?」
「面接で言うべき?言わないべき?」
と不安になる方は少なくありません。
この記事では、転職後に休みたい日が決まっている場合の伝え方、ベストなタイミング、NG対応などを詳しく解説します。
【記事概要】
休みたい日がある場合、いつ伝えるべき?
結論から言えば、「内定後(入社前)」に伝えるのがベストタイミングです。
■ なぜ面接時ではなく内定後がいいのか?
- 面接時に伝えると「入社意欲が低い」と誤解される可能性がある
- 採用可否の判断に影響を与えるリスクがある
- 内定が出たあとの方が、条件調整として自然に伝えやすい
※ただし、「長期休暇を希望している」などの場合は、最初から相談する必要があるので注意してください。
内定後・入社前の伝え方【誠実かつ前向きに】

休みを希望する理由がプライベートなものであっても、以下のように伝えれば、マイナスにはなりません。
■ 伝え方の例(メール・口頭どちらでも可)
お忙しいところ失礼いたします。
入社に際しまして、一点ご相談がございます。
実は、◯月◯日(◯曜日)に以前から決まっていた家庭の事情がございまして、可能であればその日をお休みとさせていただけないかと考えております。
ご迷惑をおかけしないよう、他の日にて業務に支障が出ないように調整させていただきますので、何卒ご理解いただけますと幸いです。
このように、「理由は軽く」「誠実な姿勢」「調整への配慮」を見せることが大切です。
入社後1カ月以内など、入社直後に休みをいただきたい場合は、オファー面談中や内定承諾後、採用人事と入社日を話し合う機会に申し出るのが良いでしょう。(もし、入社まで全てのやり取りを転職エージェント経由で行っている場合、担当エージェントに相談して進めると良いです)
入社1カ月後などに休みをいただきたい場合は、所属組織の上長に相談して決めましょう。
休みの希望はどこまで許容される?【現実的なライン】

■ 許容されやすい例
- 入社1週間後や1ヶ月後の単発の休み
- 家族の予定・冠婚葬祭・病院など、理解されやすい理由
- 入社日と離れている予定で、業務に大きな影響がない
■ 許容されにくい例
- 入社翌日〜1週間以内の連休希望
- 理由が不明確で、伝え方が曖昧
- 長期(1週間以上)の休暇を事前に確約しようとする
あくまで「入社前のお願い」であることを理解し、柔らかく相談するのが基本です。
どうしても面接で聞かれる場合は?
まれに「何か入社にあたって希望条件はありますか?」と聞かれることがあります。
その場合は、こう答えましょう。
■ 回答例
一点だけ事前に決まっていた予定がありまして、可能であれば◯月◯日をお休みとして調整させていただければと考えております。
もちろん、他の日程でしっかりと業務に対応できるよう準備いたします。
※「有休を使う」「欠勤を希望する」など具体的な処理方法は、会社のルールに合わせる形がベターです。
まとめ
- あらかじめ決まっていた予定なら、柔軟に対応してくれる企業がほとんど
- 転職後に休みたい日がある場合は「内定後・入社前」に相談するのが基本
- 伝える際は、誠実・簡潔・配慮ある言い回しで
- 面接時は、原則伝えずに採用可否が決まってからの調整が安全
——とはいえ、「このタイミングで言って大丈夫?」「伝え方に自信がない」と迷うこともあるでしょう。
そんなときは、転職のプロに相談してみるのがおすすめです。
企業とのやり取りや調整を代行してくれる転職エージェントなら、気まずさを感じることなく、予定とキャリアの両立がスムーズに進められます。
不安をひとりで抱えず、まずは気軽に相談してみてください。