【2025年版】ベトナムの平均年収はいくら?日本との違いや生活コストも解説


(監修)中嶋 竜之介
株式会社ソマリ 代表取締役
ミスミ、リクルート、Amazon Japanを経て、転職エージェントである株式会社ソマリを創業。
独立後、4期目で転職成功支援者数は100名超。
Amazon、リクルートなどの大手有力企業への紹介実績と人事コネクションを強みに、あなたのキャリアをサポートいたします。
ASEAN諸国の中でも経済成長が著しいベトナム。
製造業だけでなく、IT・外資系企業の進出が加速しており、現地就職やビジネス展開を検討する日本人も増えています。
そこで気になるのが「ベトナムの平均年収」です。
この記事では、2025年時点のベトナムにおける平均年収と職種別の傾向、日本と比較した際の生活水準についてわかりやすく解説します。
製造業だけでなく、IT・外資系企業の進出が加速しており、現地就職やビジネス展開を検討する日本人も増えています。
そこで気になるのが「ベトナムの平均年収」です。
この記事では、2025年時点のベトナムにおける平均年収と職種別の傾向、日本と比較した際の生活水準についてわかりやすく解説します。
ベトナムの平均年収【2025年時点の目安】
2024年の統計データ(ベトナム統計総局および世界銀行の資料)をもとにすると、ベトナム人の平均年収は約4,800万ベトナムドン(VND)/年です。
- 日本円換算:約30万円〜35万円/年
(※2025年4月時点:1VND ≒ 0.006円換算)
つまり、月収ベースで約2,500,000〜3,000,000VND(約15,000〜18,000円)が一般的な水準となっています。
なお、都市部と地方での格差が大きく、以下のような違いがあります。
地域 | 平均月収(VND) | 日本円換算(月) |
ハノイ・ホーチミン | 約7,000,000VND | 約42,000円 |
地方都市・農村部 | 約2,500,000VND | 約15,000円 |
外資系企業・日系企業勤務者の年収は?

外資系や日系企業に勤めるベトナム人スタッフは、平均の2倍〜3倍の収入を得ているケースも多くあります。
- 日系企業の営業職・管理職クラス:年収 約100万〜200万VND/月(6〜12万円)
- ITエンジニア・SE職:月収 約15万〜25万円相当もあり
加えて、日本語能力や英語力が高い人材には「語学手当」が加算されることも多く、ベトナム国内でも高収入層に分類されます。
日本との年収差と生活コストの違い

日本の平均年収(約458万円)と比べると、ベトナムの収入は1/10以下ですが、生活コストも大きく異なります。
■ ベトナムの生活コスト一例(ホーチミン基準)
- 家賃(1LDK・中心部):約4万〜7万円
- 食費(外食中心):約1万5,000〜2万5,000円/月
- 通信費・交通費:5,000〜1万円/月
このように、月収が少なくても生活コストが低いため、十分に暮らしていける環境があります。
特に、外資系・日系企業に勤める場合は、可処分所得が多くなる傾向にあります。
まとめ
- ベトナムの平均年収は約30万〜35万円/年と日本の1/10程度
- 都市部では月収4〜7万円相当、外資系では10万円超も珍しくない
- 生活コストが低いため、現地での生活は十分に成り立つ
- 日本語やITスキルがあると高収入が期待できる
ベトナムは今後も経済成長が続くと見込まれており、現地就職やビジネス展開を考える上で、収入と生活コストのバランスを理解することは非常に重要です。