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転職の成功ノウハウ 意思決定・退職
2025.06.09

小1の壁で退職したけれど…後悔しているあなたへ。復職・再スタートのために今できること

小1の壁で退職したけれど…後悔しているあなたへ。復職・再スタートのために今できること
 (監修)中嶋 竜之介

(監修)中嶋 竜之介

株式会社ソマリ 代表取締役

ミスミ、リクルート、Amazon Japanを経て、転職エージェントである株式会社ソマリを創業。
独立後、4期目で転職成功支援者数は100名超。
Amazon、リクルートなどの大手有力企業への紹介実績と人事コネクションを強みに、あなたのキャリアをサポートいたします。

「子どもが小学校に上がるタイミングで仕事を辞めたけれど、今思えば退職は早まったかもしれない…」
「“小1の壁”が怖くて退職したけれど、経済面やキャリアに不安がある」

そう感じている方は、あなただけではありません。
多くの保護者が直面する“小1の壁”。
保育園時代に比べて子どもの生活環境が大きく変化し、親のサポート負担が増す中で、仕事との両立が難しくなり、退職という決断をするケースは珍しくありません。
しかし、退職後に「もっと他の方法があったのでは」「キャリアを中断したことが不安」と感じて後悔する方も一定数存在します。
本記事では、そうした方に向けて、後悔を前向きなステップに変えるヒントと、再スタートに向けた準備の方法を紹介します。

小1の壁とは?退職理由で多いもの

「小1の壁」とは、子どもが小学校に入学することで、保育園時代とは異なる生活リズムや保育制度の違いにより、親が働きづらくなる環境的なハードルを指します。

主な退職理由の例:

  • 学童保育が夕方までしかない(勤務時間と合わない)
  • 子供が学童保育を嫌がり、預けられない
  • 夏休み・冬休みなど長期休暇の預け先がない
  • 宿題・登下校の見守りなど、保育園より親の関与が必要
  • 子どもが新生活に不安定になり、親のサポートが必要

退職自体は子どもを想っての“最善の選択”だったかもしれません。
しかし、落ち着いた後に「キャリアを断ってしまったこと」への不安が顔を出すこともあります。


後悔を前向きに捉えるためにできること

1. キャリアの「空白」を悲観しすぎない

退職によるブランクは、採用選考では確かに気になるポイントかもしれません。
ただし、「なぜ辞めたのか」「今どう考えているか」を明確に伝えられれば、前向きな再出発として評価されるケースもあります。

例:

「子どもの小学校入学に伴い、生活の立て直しを優先しましたが、現在は学童保育や家庭の体制も整い、長期的に働ける環境ができたため、復職を目指しています」

企業側としては、優秀な人材が環境的な要因で一時的に離職したことが明確なので、離職に対してお得感さえ抱かれることもあり得ます。

2. 自分の経験を「強み」に変換する

子育てを通じて得たスキルや視点は、職場でも活かせることがあります。

  • タイムマネジメント
  • 協調性・コミュニケーション力
  • 忍耐力・対応力

こうしたスキルを意識的に研鑽しておくことが、復帰後の早期活躍における武器になります。

3. 働き方の優先順位を見直す

退職をきっかけに、「これからどんな働き方をしたいか」を整理することが大切です。

  • 正社員としてキャリアを継続したいのか?
  • 時短やパートなど家庭との両立を重視したいのか?
  • 在宅勤務やフレックスなど、柔軟性の高い職場を探したいのか?

これが明確になれば、応募先企業とのミスマッチも防げます。


復職・再就職に向けてのステップ

ステップ1|今の自分のスキル・経験を棚卸しする

職務経歴書や自己PRに使えるよう、自分のこれまでの業務内容、得意なこと、実績などを一度まとめてみましょう。
無料テンプレートやキャリアシートの活用もおすすめです。

ステップ2|子どもとの生活に合わせた働き方をシミュレーション

  • 学童保育の延長時間は?
  • 祖父母などの支援体制はある?
  • 自宅から勤務先までの距離・通勤時間は?

現実的に可能な働き方を想定することで、応募の幅が広がります。

ステップ3|転職エージェントに相談してみる

「ブランクがあると再就職は難しいのでは」と不安に感じる方は、転職エージェントを活用するのもひとつの手です。
保育や教育、時短勤務などに理解のある企業情報を持っているエージェントもあるため、状況に合ったサポートが期待できます。


まとめ|後悔を「次の一歩」に変えよう

小1の壁による退職は、多くの保護者が通る道です。
そして、そこで一度キャリアを手放したからといって、未来が閉ざされるわけではありません。

むしろ、退職という選択をしたからこそ見えてきた「自分の本当の価値観」や「働き方への優先順位」を明確にするチャンスでもあります。

  • キャリアの再構築は可能です
  • ブランクは工夫次第で対応が可能
  • 一人で抱え込まず、支援を活用しましょう

今の「後悔」は、きっと「前向きな再スタート」に変えることができます。


転職相談や職務経歴書のブラッシュアップが必要な方は、当社ソマリの無料転職相談をご活用ください。
無理のない形でのキャリア再開を一緒に考えましょう。

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