歯科衛生士の志望動機|転職で好印象を与える書き方と経験者・未経験者別の例文


(監修)中嶋 竜之介
株式会社ソマリ 代表取締役
ミスミ、リクルート、Amazon Japanを経て、転職エージェントである株式会社ソマリを創業。
独立後、4期目で転職成功支援者数は100名超。
Amazon、リクルートなどの大手有力企業への紹介実績と人事コネクションを強みに、あなたのキャリアをサポートいたします。
なぜなら、数ある歯科医院の中から「なぜその医院を選んだのか」を明確に伝えられるかが、採用の可否を左右するポイントだからです。
この記事では、歯科衛生士としての志望動機を作成する際のポイントと、経験者・未経験者向けの例文を紹介します。
歯科衛生士の志望動機|3つの基本構成
志望動機を作成する際は、以下の3つのポイントを意識すると説得力が高まります。
- その医院を選んだ理由
→ 医院の理念・診療内容・雰囲気などに共感した点を具体的に。- 自分の経験やスキルとのマッチング
→ 今までの経験がどう活かせるのか、医院のニーズにどう応えられるか。- 入職後に貢献したいこと・成長したいこと
→ その職場で何を学び、どう成長したいのかを前向きに伝える。
志望動機の例文(経験者向け)

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▶ 例文①:予防歯科に力を入れている医院への応募
貴院が「予防を通じて地域の健康を守る」という理念を掲げ、定期メンテナンスや患者指導に力を入れていらっしゃる点に強く共感し、志望いたしました。
私はこれまで一般歯科にて3年間、スケーリングやTBI、メンテナンス業務を中心に担当してまいりました。患者様とじっくり向き合い、継続的な口腔管理を通して健康を支える歯科衛生士を目指しております。
今後はより一層、予防歯科の分野で専門性を深め、患者様の生活の質向上に貢献したいと考えております。
▶ 例文②:小児歯科に特化した医院への応募
貴院が小児歯科に特化し、「痛くない治療・楽しい通院」を大切にされている姿勢に感銘を受け、応募いたしました。
私はこれまで一般歯科で幅広い年齢層の患者様を担当してきましたが、その中でも特に小児対応にやりがいを感じ、保護者との信頼関係を築くことに力を入れてきました。
今後は、子どもたちが「また来たい」と思えるような安心できる環境をつくり、保護者の方と連携しながら口腔の健康づくりを支えていきたいと考えております。
志望動機の例文(未経験・新卒向け)
▶ 例文③:新卒での応募
学生時代に予防歯科の重要性を学ぶ中で、患者様の生涯にわたる健康に関われる歯科衛生士という職業に大きなやりがいを感じました。
特に貴院が、定期検診の啓発やブラッシング指導を積極的に行っている点に共感し、私自身もその一員として地域に貢献したいと考え、志望いたしました。
未経験ではありますが、学校で学んだ知識や実習での経験を活かし、少しでも早く貴院の戦力となれるよう努力いたします。
志望動機を作成する際のチェックポイント

- 医院の特徴(診療方針・取り組みなど)をしっかり調べた上で反映させる
- 自分のスキル・経験と「どうマッチするか」を明確に伝える
- 医院が求める人物像に合った姿勢・姿をアピールする
求人票や公式ホームページだけでなく、医院のSNSや口コミ、Googleレビューなども確認すると具体性を出しやすくなります。
まとめ
歯科衛生士としての転職では、「どんな医院で働きたいのか」「どのような歯科衛生士を目指すのか」という自分の想いを言語化することが大切です。
志望動機を作成するときは以下の流れを意識しましょう。
志望動機の基本構成:
- なぜその医院を選んだのか?(共感ポイント)
- 自分の経験・スキルがどう活かせるか?(即戦力性)
- どのように貢献・成長したいか?(未来志向)
採用担当者に「この人と一緒に働きたい」と思ってもらえるよう、あなたらしい言葉で志望動機を作りましょう。