バーチャル空間で働く時代到来!オンラインイベントで求められるスキルと転職成功法


(監修)中嶋 竜之介
株式会社ソマリ 代表取締役
ミスミ、リクルート、Amazon Japanを経て、転職エージェントである株式会社ソマリを創業。
独立後、4期目で転職成功支援者数は100名超。
Amazon、リクルートなどの大手有力企業への紹介実績と人事コネクションを強みに、あなたのキャリアをサポートいたします。
近年、バーチャルイベント市場が急成長しています。
展示会やカンファレンス、音楽ライブ、企業セミナーなど、これまでリアルで行われていたイベントがオンライン上で開催されるケースが増加。
この動きに伴い、バーチャル空間でのイベント運営や企画を専門とする「新たな職能」が誕生しつつあります。
本記事では、バーチャルイベント市場の拡大背景と、新しく求められる職種・スキルについて解説します。
展示会やカンファレンス、音楽ライブ、企業セミナーなど、これまでリアルで行われていたイベントがオンライン上で開催されるケースが増加。
この動きに伴い、バーチャル空間でのイベント運営や企画を専門とする「新たな職能」が誕生しつつあります。
本記事では、バーチャルイベント市場の拡大背景と、新しく求められる職種・スキルについて解説します。
バーチャルイベント市場の拡大とその背景
① バーチャルイベント市場は急成長中
市場調査によると、2023年のバーチャルイベント市場は約780億ドル(約11兆円)規模に達し、2030年には4,000億ドル(約60兆円)を超えると予測されています。
② バーチャルイベントが拡大した理由
- コロナ禍によるデジタルシフト
オフラインイベントの開催が難しくなり、オンライン移行が加速 - コスト削減
会場費・移動費などのコストを削減しながら、より多くの参加者を集められる - グローバル展開
国境を越えて、世界中の参加者が気軽にアクセス可能 - テクノロジーの進化
VR/AR、メタバースプラットフォームの発展により、リアルに近い体験が実現
特に、企業の展示会・製品発表会、音楽フェス、アニメ・ゲームイベントなどの分野で急速に広がっています。
バーチャルイベント市場で生まれた新たな職種

① バーチャルイベントプランナー
仕事内容
- バーチャルイベントの企画・進行管理(オンライン展示会・カンファレンス・ライブなど)
- プラットフォーム選定(Zoom, VRChat, Gather, ZEPETO など)
- イベントのコンテンツ設計(セッション構成、登壇者調整)
求められるスキル
- イベント運営の経験(リアル・オンライン問わず)
- オンライン配信技術の理解(OBS Studio, StreamYard など)
- デジタルマーケティングの知識(集客・広告・SEO対策)
キャリアパス
- イベントマネージャー、マーケティングディレクターへ昇進
- メタバースイベントのプロデューサーとして活躍
② バーチャル空間デザイナー(メタバースクリエイター)
仕事内容
- オンライン展示会・ライブ用の3D空間デザイン
- メタバース上のイベントブース制作(Spatial, Horizon Worlds, Decentraland など)
- アバター・バーチャルオブジェクトのデザイン
求められるスキル
- 3Dデザイン(Blender, Unity, Unreal Engine など)
- VR/AR技術の知識
- メタバースプラットフォームの操作スキル
キャリアパス
- メタバース開発会社やゲーム企業への転職
- VR/ARエンジニアとしてのキャリア構築
③ バーチャルイベントMC・ホスト
仕事内容
- オンラインイベントの司会・進行
- メタバース空間でのナビゲーション役(アバターを使った進行)
- 企業・登壇者と連携し、スムーズな運営をサポート
求められるスキル
- トークスキル・プレゼンテーション能力
- オンライン配信ツールの操作(Zoom, Discord, YouTube Live)
- アバター操作やバーチャル空間での動きの演出
キャリアパス
- バーチャルインフルエンサーとして活躍
- 企業の広報・マーケティング担当へ転向
④ バーチャルイベントマーケター
仕事内容
- オンラインイベントのプロモーション戦略の策定・実行
- SNSマーケティング(Twitter, Instagram, TikTok)
- イベント後のデータ分析・改善提案
求められるスキル
- デジタルマーケティングの知識(SEO・広告運用・分析ツール活用)
- コンテンツマーケティングの企画力
- SNSのトレンド分析・拡散施策の立案
キャリアパス
- 企業のデジタルマーケティング担当へキャリアアップ
- フリーランスのイベントマーケターとして独立
バーチャルイベント業界で求められるスキルと転職のチャンス

① 必須スキルセット
- オンライン配信ツールの操作(OBS, StreamYard, Zoom, Discord)
- デジタルマーケティング・SNS活用
- メタバース・VR/AR技術の理解
- イベント企画・運営の経験(リアル・オンライン問わず)
② 転職市場での需要は高まっている
現在、多くの企業がバーチャルイベントにシフトしており、以下のような職種で未経験者でも採用されるチャンスがあります。
- イベント運営経験者 → バーチャルイベントプランナーへ転向
- デザイナー・エンジニア → バーチャル空間デザイナーへ転職
- マーケター・広報担当 → バーチャルイベントマーケターへステップアップ
特に、IT・エンタメ業界、BtoB向けオンライン展示会の分野で採用ニーズが急増中です。
まとめ
バーチャルイベント市場の拡大に伴い、新たな職能・キャリアの選択肢が増えています。
バーチャルイベント市場の拡大要因
- デジタルシフトの加速
- コスト削減&グローバル展開が可能
- メタバース技術の進化
新たに生まれた職種
- バーチャルイベントプランナー(企画・運営)
- バーチャル空間デザイナー(3D環境制作)
- バーチャルイベントMC・ホスト(オンライン司会)
- バーチャルイベントマーケター(集客・分析)
転職市場でも今後さらに需要が高まる分野なので、興味のある方はスキルを磨いてチャンスを掴みましょう!