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転職の成功ノウハウ 自己分析
2025.04.27 2025.04.02

モヤモヤがスッキリ!転職前に試すべき自己分析インタビューの質問リスト

モヤモヤがスッキリ!転職前に試すべき自己分析インタビューの質問リスト
 (監修)中嶋 竜之介

(監修)中嶋 竜之介

株式会社ソマリ 代表取締役

ミスミ、リクルート、Amazon Japanを経て、転職エージェントである株式会社ソマリを創業。
独立後、4期目で転職成功支援者数は100名超。
Amazon、リクルートなどの大手有力企業への紹介実績と人事コネクションを強みに、あなたのキャリアをサポートいたします。

「自分が本当にやりたいことがわからない…」
「転職したいけど、どんな仕事が合っているのかわからない…」

そんな悩みを抱える人は多いのではないでしょうか?
転職活動やキャリア設計を成功させるには、まず「自分は何をしたいのか?」を明確にすることが不可欠です。
しかし、それを言語化するのは簡単ではありません。
そこで役立つのが、「自己分析インタビュー手法」です。
本記事では、自分の欲求を整理し、本当にやりたいことを見つけるための具体的なステップを紹介します。

「自己分析インタビュー」とは?

自己分析インタビューとは、自分自身に質問を投げかけ、それに答えることで、自分の価値観や本当にやりたいことを明確にする手法です。

通常の自己分析(長所・短所をリストアップする方法など)と違い、「なぜ?」を深掘りすることで、本質的な欲求にたどり着けるのが特徴です。

例えば、次のような質問を繰り返すことで、自分の内面を掘り下げていきます。

  • 「なぜその仕事に興味を持ったのか?」
  • 「どんな瞬間にやりがいを感じるのか?」
  • 「どんな環境ならモチベーションが上がるのか?」

このプロセスを繰り返すことで、「なんとなく良さそう」と思っていたことの本当の理由が見えてきます。


自己分析インタビューの実践方法

それでは、具体的な自己分析インタビューの進め方を見ていきましょう。

① 過去の経験を振り返る(ヒストリー分析)

まずは、これまでの人生や仕事の中で「楽しかったこと」「充実感を得た瞬間」「つらかったこと」を振り返ります。

質問例:

  • これまでの仕事・活動で「夢中になった瞬間」はいつ?
  • どんなときに「達成感」を感じた?
  • 逆に「苦しかった」「やめたいと思った」経験は?

例:マーケティング職の人の場合

  • 楽しかったこと
    「データ分析をして、新しい施策を考える時間が好きだった」
  • 苦しかったこと
    「ルーチン業務が多く、クリエイティブな仕事が少なかった」

このように過去の経験を振り返ることで、自分のモチベーションの源泉が見えてきます。

② 「なぜ?」を繰り返して深掘りする(5WHY分析)

一度答えが出ても、さらに「なぜ?」を繰り返して深掘りすることで、本当にやりたいことの核心に迫ることができます。

例:「なぜマーケティングに興味があるのか?」

  • データ分析が好きだから(→ なぜ?)
  • 数字で成果が見えるのが楽しいから(→ なぜ?)
  • 自分の仕事の影響を実感できるから(→ なぜ?)
  • 自分のアイデアが直接ビジネスに貢献できると嬉しいから

こうして掘り下げていくと、表面的な「マーケティングが好き」という答えではなく、「自分のアイデアを活かし、ビジネスに貢献したい」という本質的な欲求が見えてきます。

③ 価値観・理想の働き方を明確にする(環境分析)

次に、どんな職場や環境なら自分が力を発揮できるのかを考えます。

質問例:

  • どんな働き方が理想か?(自由な裁量 vs ルールが明確な環境)
  • どんなチームで働きたいか?(個人プレー vs チームワーク重視)
  • 働く上で大切にしたい価値観は?(成長機会、収入、安定性 など)

これを明確にすると、転職活動時に「本当に自分に合った企業」を見極める手助けになります。


自己分析の結果を言語化する

最後に、自己分析の結果を簡潔にまとめて言語化します。

  • やりたいこと(キャリアの方向性)
  • モチベーションの源泉(なぜそれをやりたいのか?)
  • 理想の働き方(どんな環境が合っているか?)

例:マーケティング職の人の場合

  • やりたいこと
    「データを活用して、ビジネスの成長に貢献できるマーケティング戦略を立てる仕事がしたい」
  • モチベーションの源泉
    「自分のアイデアが成果につながると達成感を感じる」
  • 理想の働き方
    「自由な発想で施策を考えられ、データ分析を活かせる環境」

このように整理すると、転職活動時の志望動機やキャリアプランの説明がスムーズになります。


まとめ

「本当にやりたいこと」を言語化するためには、自己分析インタビューを活用し、過去の経験や価値観を整理することが重要です。

  • ヒストリー分析で過去の経験を振り返る(楽しかったこと・苦しかったことを明確に)
  • 5WHY分析で「なぜ?」を繰り返し、本質的な欲求を探る
  • 環境分析で、自分に合う働き方を明確にする
  • 最終的に自己分析の結果を言語化し、キャリアの方向性を整理する

転職活動では、自己分析がしっかりできている人ほど説得力のある志望動機を伝えられ、納得のいくキャリア選択ができるものです。

もし自己分析が難しいと感じる場合は、転職エージェントのカウンセリングを活用するのもおすすめです。
プロの視点でアドバイスをもらうことで、よりクリアなキャリアの方向性を見出すことができるでしょう。

当社ソマリの転職エージェントのご支援をご希望の方は、「無料転職相談」よりお問い合わせください。

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