「頭が真っ白になる」を防ぐ!面接本番で落ち着くための準備とは?


(監修)中嶋 竜之介
株式会社ソマリ 代表取締役
ミスミ、リクルート、Amazon Japanを経て、転職エージェントである株式会社ソマリを創業。
独立後、4期目で転職成功支援者数は100名超。
Amazon、リクルートなどの大手有力企業への紹介実績と人事コネクションを強みに、あなたのキャリアをサポートいたします。
適度な緊張は集中力を高めますが、過度な緊張は思考を鈍らせ、パフォーマンスを下げてしまいます。
では、どうすれば面接本番で平常心を保ち、実力を発揮できるのでしょうか?
本記事では、面接直前にできるルーティンやマインドセットの調整方法を紹介します。
緊張を抑えるためのマインドセット調整
面接の緊張をコントロールするには、考え方(マインドセット)を整えることが重要です。
① 「面接は対話」と捉える
「評価される場」と考えると緊張しやすくなりますが、面接は企業との「対話の場」と捉えることで、リラックスしやすくなります。
NGの考え方
「落とされるかもしれない」
「間違ったらどうしよう」
OKの考え方
「自分を知ってもらう場」
「お互いにマッチするかを確認する場」
企業も「この人と一緒に働きたいか?」を見極める場なので、自分も企業を評価する立場であると考えると、自然と余裕が生まれます。
② 「失敗しても大丈夫」と受け入れる
完璧を求めすぎると緊張が増します。
多少のミスがあっても、面接の合否は総合的に判断されます。
「少しくらい噛んでも、焦らず言い直せばOK」
「言葉が詰まっても、冷静に整理して伝えれば問題ない」
むしろ、「完璧に話そう」と意識しすぎる方が、言葉が出てこなくなりやすいものです。
面接直前にできるルーティン

面接直前の行動をルーティン化すると、心を落ち着けやすくなります。
① 3分間の深呼吸&姿勢リセット
緊張すると呼吸が浅くなり、脳に酸素が行き届かず、思考が鈍ります。
深呼吸で自律神経を整え、心を落ち着けましょう。
✔ やり方
- 鼻から5秒かけて息を吸う
- 7秒キープ
- 口から8秒かけてゆっくり吐く
(※3回ほど繰り返す)
また、背筋を伸ばすことで、自信を持ちやすい状態を作れます。
② 面接で話す内容を軽く復習
面接直前に志望動機や自己PRを簡単に読み返すと、脳内が整理され落ち着きます。
✔ ポイント
- キーワードだけを確認し、全てを暗記しようとしない(覚えようとすると逆に緊張する)
- 「こう聞かれたらこう答える」というフレームを頭に入れておく
ただし、面接開始直前まで資料を見続けると逆に不安が増すため、10分前には復習を終えて気持ちを切り替えましょう。
③ 軽いストレッチや散歩をする
体をほぐすと、緊張が和らぎます。
特に肩や首を回すストレッチをすると、リラックス効果が高まります。
✔ おすすめの動作
- 肩をゆっくり回す(前後5回ずつ)
- 首を左右にゆっくり倒す(各5秒キープ)
- 軽く腕を伸ばして深呼吸
また、オンライン面接の場合は、開始前に少し歩くことで血流を良くし、頭の回転を促すのも効果的です。
自信を持つためのセルフトーク術

緊張をほぐすためには、自分にポジティブな言葉をかけることも重要です。
① 「自分ならできる」と言い聞かせる
ネガティブな思考に支配されると、本来の実力を発揮しにくくなります。
自分にポジティブなセルフトークをすることで、不安を和らげましょう。
✔ 効果的なフレーズ
- 「ここまで準備してきたから大丈夫」
- 「リラックスして、普段通りに話せばいい」
- 「面接官も人間、自分を敵視しているわけではない」
② 「成功イメージ」を思い浮かべる
心理学的に、成功するイメージを持つと実際のパフォーマンスが向上すると言われています。
✔ やり方
- 面接でスムーズに話せている自分をイメージする
- 面接官が頷きながら話を聞いてくれる様子を思い浮かべる
- 面接が終わった後、「上手くいった!」と感じているシーンを想像する
このようにポジティブなイメージを持つことで、自然と自信が生まれます。
まとめ
面接の緊張をコントロールし、平常心を保つためには、マインドセットの調整と直前のルーティンが鍵になります。
- マインドセットを整える
- 面接は「対話」と捉える
- 失敗を恐れすぎず、完璧を求めない- 面接直前のルーティン
- 深呼吸&姿勢リセットで落ち着く
- 要点を軽く復習し、キーワードを整理する
- 軽いストレッチで緊張をほぐす- 自信を持つセルフトーク術
- 「自分ならできる」と言い聞かせる
- 成功イメージを思い浮かべる
面接は慣れも大切ですが、緊張をコントロールする方法を知っておくことで、より自分の力を発揮できるようになります。
事前準備を万全にし、落ち着いた状態で面接に臨みましょう!