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転職の成功ノウハウ 面接対策
2025.04.22

転職は伝え方ひとつで印象が激変!成果エピソードを伝える最適な順序とは?

転職は伝え方ひとつで印象が激変!成果エピソードを伝える最適な順序とは?
 (監修)中嶋 竜之介

(監修)中嶋 竜之介

株式会社ソマリ 代表取締役

ミスミ、リクルート、Amazon Japanを経て、転職エージェントである株式会社ソマリを創業。
独立後、4期目で転職成功支援者数は100名超。
Amazon、リクルートなどの大手有力企業への紹介実績と人事コネクションを強みに、あなたのキャリアをサポートいたします。

転職活動やキャリアアップの場面では、自分の実績や成果を効果的に伝えることが重要です。
しかし、単に「こういう成果を出しました」と羅列するだけでは、相手に強い印象を与えることはできません。
成果エピソードの「配置」によってインパクトが大きく変わることをご存じでしょうか?
本記事では、成功事例を効果的に並べて、面接官や採用担当者に響く伝え方を解説します。

成果エピソードの並べ方で印象が変わる

成果エピソードは、順序を工夫することでよりインパクトを与えることができます。

① 「結論ファースト」で構成する

ビジネスの場では、結論を先に述べるのが基本です。
転職活動においても、面接官や採用担当者が短時間で評価できるように、成果エピソードの伝え方を工夫しましょう。

例えば、以下のような流れで話すと、インパクトが強まります。

NG例(時系列順)

「入社1年目は基礎業務を学び、2年目にプロジェクトに参加し、3年目でリーダーを任され、売上を20%向上させました。」

OK例(結論ファースト)

「私は、チームリーダーとして売上を20%向上させました。(→ どのように達成したのか具体的なエピソードへ)」

まずは成果を強調し、その後に詳細を説明することで、より伝わりやすくなります。

② 「クライマックス配置」で印象に残す

複数の成功事例がある場合、どの順番で話すかも重要です。
心理学では、最後に述べたことが一番記憶に残りやすい(新近効果)と言われています。

そのため、最もインパクトのある成果を最後に配置するのがおすすめです。

例:3つの成果がある場合の配置

  • 小規模な成功事例(導入)
  • 徐々に大きな成果(展開)
  • 最もインパクトのある成果(クライマックス)

この構成にすることで、面接官に強い印象を残せます。


成果エピソードをストーリー化する

成果をただ伝えるのではなく、ストーリーとして語ることで、より相手の共感を得られます。

① STARフレームワークを活用する

面接や職務経歴書で使えるフレームワークとして、STAR(Situation, Task, Action, Result)があります。

  • Situation(状況):どのような課題・状況だったのか?
  • Task(課題):どんな目標や責任を担ったのか?
  • Action(行動):どのような行動を取ったのか?
  • Result(結果):どんな成果が得られたのか?

例:売上向上の成功事例

  • Situation:新規顧客の獲得が難しく、競争が激化していた
  • Task:市場分析を行い、新たなターゲット層へのアプローチを任された
  • Action:データ分析をもとに新規キャンペーンを立案し、SNS広告を活用
  • Result:問い合わせ数が50%増加し、売上20%向上を達成

このようにストーリー形式で語ると、説得力が増します。


成果を数値で可視化し、説得力を高める

成功事例は、定量的なデータを用いることで、より信頼性が増します。

① 数値を具体的に入れる

NG例(曖昧な表現)

「売上を大幅に向上させました。」

OK例(具体的な数値)

「前年比で売上を20%向上させ、月間の問い合わせ数を50%増加させました。」

② 「ビフォー・アフター」を明確にする

数値の変化を示すことで、成果のインパクトが伝わります。

  • ビフォー:「SNS広告導入前の問い合わせ数は月間100件でした。」
  • アフター:「SNS広告導入後、問い合わせ数は月間150件に増加しました。」

数値で示すことで、客観的な評価がしやすくなります。


まとめ

成果エピソードを効果的に並べ、インパクトを与えるためには、以下のポイントを意識しましょう。

  • 「結論ファースト」と「クライマックス配置」で印象を強める
  • STARフレームワークを活用し、ストーリーとして語る
  • 成果を数値で示し、ビフォー・アフターを明確にする

これらのテクニックを活用することで、面接官や採用担当者に「この人を採用したい!」と思わせることができます。
転職活動において、成功事例の伝え方を工夫し、ぜひ内定獲得につなげてください。

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