応募書類の差が結果を分ける!求められる情報を的確にアピールする方法
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(監修)中嶋 竜之介
株式会社ソマリ 代表取締役
ミスミ、リクルート、Amazon Japanを経て、転職エージェントである株式会社ソマリを創業。
独立後、3期目で転職成功支援者数は80名超。
Amazon、リクルートなどの大手有力企業への紹介実績と人事コネクションを強みに、あなたのキャリアをサポートいたします。
応募書類の内容が、面接へと進むかどうかを左右するため、書類作成は非常に重要なプロセスです。
ただ、自分の経歴を単に羅列するだけでは、採用担当者の目に留まりにくいこともあります。
本記事では、採用担当者が「知りたい」と感じる情報を的確に盛り込み、選考突破率を高める応募書類の作成ポイントを解説します。
採用担当者が求める情報とは?
採用担当者は、短時間で多くの応募書類に目を通します。
その中で注目される書類には、以下のような共通点があります。
1. 応募先に合わせた内容になっている
同じ職種でも企業ごとに求めるスキルや人物像は異なります。
企業が求人票でアピールしているキーワードや求める人材像を意識し、それに合わせた内容に調整することが重要です。
ポイント:
- 求人票の「必須スキル」「歓迎要件」に注目し、自分の経験を当てはめる
- 企業理念や事業方針と自分のキャリアがどのようにリンクするかを明確に示す
2. 実績や成果が具体的に書かれている
抽象的な表現ではなく、「〇〇プロジェクトで△%のコスト削減に成功」「売上前年比××%アップ」など、具体的な数値や成果を盛り込むことで説得力が増します。
ポイント:
- 「何を達成したか」「どのようなプロセスで成果を上げたか」を数字で示す
- チームでの成果でも、自分が担った役割を明記する
3. キャリアの一貫性や将来のビジョンが示されている
採用担当者は、応募者が「なぜこの会社で働きたいのか」という理由に関心を持っています。
自身のキャリアと応募企業の方向性が合致していることを伝えると、好印象を与えることができます。
ポイント:
- 「なぜ転職を決意したのか」「応募先企業を選んだ理由」を端的に記載
- 将来的にどのように貢献できるかを記す
応募書類作成の具体的なステップ
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1. 職務経歴の整理
過去の経験を振り返り、携わったプロジェクトや達成した成果を書き出します。
この段階では、細かくリストアップして後から取捨選択しましょう。
例:
- 「〇〇のシステム開発に従事し、プロジェクトリーダーとして10名のチームを統率」
- 「新規顧客開拓で△件の契約獲得」
2. 応募先の企業研究
応募企業の公式サイトやプレスリリース、採用ページを確認し、求める人物像や事業戦略を把握します。
これを元に、自分のスキルや経験がどのように役立つかを記述します。
3. キャリアサマリーの作成
職務経歴書の冒頭に「キャリアサマリー(概要)」を記載します。
これにより、採用担当者があなたの経歴を短時間で把握しやすくなります。
例:
「営業職として5年間従事し、年間売上〇〇円を達成。新規開拓で△社との契約に成功し、チームリーダーとしてメンバーの育成も担当。」
避けるべきNGポイント
- 抽象的な表現
「頑張りました」「多くのプロジェクトに参加」など、曖昧な表現は避け、具体的な成果や実績を示しましょう。 - 長すぎる文章
採用担当者は1つの書類に多くの時間を割けません。
簡潔かつ要点を押さえた記述を心がけましょう。 - 誤字脱字
誤字脱字は注意力不足と見なされる可能性があります。
作成後は必ず見直し、ツールなどを使ってチェックしてもらうのも有効です。
まとめ
応募書類は「採用担当者にとって読みやすい」ことが重要です。
- 企業ごとにカスタマイズする
- 数字や具体的な成果を示す
- 自分のキャリアと応募企業の方向性を一致させる
この3つのポイントを意識するだけで、採用担当者の心に響く書類を作成できます。
自分の強みをしっかりとアピールし、面接への扉を開きましょう。