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転職の成功ノウハウ 面接対策
2025.01.29 2025.01.27

面接官を納得させる!否定的なプレッシャー質問をプラスに転換する方法(NG例も)

面接官を納得させる!否定的なプレッシャー質問をプラスに転換する方法(NG例も)
 (監修)中嶋 竜之介

(監修)中嶋 竜之介

株式会社ソマリ 代表取締役

ミスミ、リクルート、Amazon Japanを経て、転職エージェントである株式会社ソマリを創業。
独立後、3期目で転職成功支援者数は80名超。
Amazon、リクルートなどの大手有力企業への紹介実績と人事コネクションを強みに、あなたのキャリアをサポートいたします。

面接の場で突然、予想外の「プレッシャー質問」を投げかけられ、動揺した経験はありませんか?
たとえば、

「あなたの弱点は?」
「失敗経験を教えてください。」
「前職でのトラブルは?」

このような質問は、応募者のストレス耐性や問題解決能力を試す意図があります。
焦ってしまうとネガティブな印象を与えてしまいがちですが、否定的な質問こそ、評価を上げるチャンスです。
本記事では、プレッシャー質問への上手な答え方と、それをプラスに転換するテクニックを解説します。

プレッシャー質問の意図を理解する

面接官がプレッシャー質問をするのは、応募者の「対応力」「自己認識」「課題解決力」を確認するためです。

よくあるプレッシャー質問の例と意図

  • 「あなたの最大の弱点は?」
    自分の課題を把握し、それをどう克服しているかを知りたいという意図があります。
  • 「前職を退職した理由は?」
    退職理由を冷静に説明し、ポジティブに表現できるかどうかを確認しています。
  • 「これまでの失敗経験を教えてください。」
    失敗から何を学び、次にどう活かしたかを見極めています。
  • 「転職回数が多いですが?」
    忍耐力やキャリアの一貫性を確認し、不安材料を払拭する説明力を求めています。

プレッシャー質問をプラスに変える「STAR法」

Stock photos by Vecteezy

プレッシャー質問には、「STAR法」を活用して回答すると、説得力が増します。

STAR法とは?

  • S(Situation):状況 → 具体的な背景や状況を説明
  • T(Task):課題 → 直面した課題を示す
  • A(Action):行動 → その課題に対して取った行動
  • R(Result):結果 → どんな成果や学びを得たか

例:「前職での失敗経験は?」

回答例:

「新規プロジェクトの進行を任された際、クライアントの要望を深掘りしないまま進めてしまい、納期直前で大きな仕様変更が発生しました。
(S)プロジェクトチームの混乱を招きましたが、(T)すぐにクライアントと再度打ち合わせを行い、ニーズを改めてヒアリングしました。
(A)チームで柔軟に対応し、新たなスケジュールを策定しました。結果的に、無事にプロジェクトを成功させることができました。(R)
この経験を通して、ヒアリングの重要性と、早期に課題を共有するスキルを身につけました。」

失敗を素直に認めつつ、解決策と学びを強調することが重要です。


よくあるプレッシャー質問と模範回答例

1.「あなたの最大の弱点は?」

回答例:
「計画にこだわりすぎて柔軟性を欠くことがありました。
ただ、最近ではチームで意見を取り入れながら計画を進めることを意識し、柔軟に対応できるよう心がけています。」

弱点を「改善中」であることを示し、成長の余地をアピールすることがポイントです。

2.「転職回数が多いですが、問題ありませんか?」

回答例:
「これまでの転職は、すべて自身のスキルアップやキャリアチェンジを目的としたものです。
異なる環境での経験が、幅広い視点や業務適応力を養う機会となりました。」

転職回数を「スキルの多様性」としてアピールするのがポイントです。

3.「リーダーシップを発揮した経験はありますか?」

回答例:
「プロジェクトのリーダーとして、メンバーの進捗管理やモチベーション維持を担当しました。
特に、メンバーの得意分野を見極め、適材適所で配置することを心がけました。その結果、予定より早く目標を達成できました。」

実際の成果を示し、リーダーシップの効果をアピールすることが大切です。


面接でプレッシャー質問を受けたときの「心構え」

Stock photos by Vecteezy
  • 冷静に受け止める
    プレッシャー質問を受けたら、すぐに答えようとせず、一呼吸おいて整理してから話しましょう。
  • ポジティブな言葉を選ぶ
    「失敗」「弱点」という言葉は避け、「課題」「成長ポイント」などポジティブに置き換えます。
  • 具体例を交えて話す
    抽象的な回答では説得力がありません。必ずエピソードを添えましょう。

5. プレッシャー質問のNG例

以下のような回答は避けましょう。

NG例1:
「特に失敗したことはありません。」
失敗を認められない姿勢・課題意識が低い・深みがない人材として受け取られる可能性があります。

NG例2:
「弱点はありますが、大したことではありません。」
課題を軽視している印象を与える恐れがあります。

NG例3:
「転職回数が多いのは職場が合わなかったからです。」
企業側に「また辞めるかもしれない」という逃げ癖の不安を抱かせるリスクがあります。


まとめ

プレッシャー質問は、一見すると厳しいものですが、「課題解決力」「ポジティブな姿勢」をアピールする絶好の機会です。
以下のポイントを押さえて、転職活動を有利に進めましょう。

  • 否定的な質問にはSTAR法を活用し、具体例を交えて答える
  • ネガティブをポジティブに転換する言葉を意識する
  • 自信を持って回答し、成長の姿勢を示す

様々な角度からの対策で転職活動で良い結果を出したい方は、「無料転職相談」でソマリのエージェントにお気軽にご相談ください。
面接対策や書類添削など、あなたの成功をサポートします。

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