「ラポール形成」で印象アップ!面接官との信頼を築く具体的な方法とは?
(監修)中嶋 竜之介
株式会社ソマリ 代表取締役
ミスミ、リクルート、Amazon Japanを経て、転職エージェントである株式会社ソマリを創業。
独立後、3期目で転職成功支援者数は80名超。
Amazon、リクルートなどの大手有力企業への紹介実績と人事コネクションを強みに、あなたのキャリアをサポートいたします。
面接においてラポールを築くことは、応募者としての印象を向上させ、選考を有利に進めるうえで非常に重要です。
本記事では、面接官とのラポール形成に役立つ具体的なコミュニケーション術をご紹介します。
ラポール形成の重要性
(1) 良好な第一印象を与える
ラポールを築くことで、面接官に「この人と一緒に働きたい」と思わせることができます。
(2) リラックスした雰囲気を作れる
緊張を和らげ、自然体で自分の魅力を伝えることができます。
(3) 深いコミュニケーションが可能になる
信頼感が生まれると、より突っ込んだ質問や会話がしやすくなります。
ラポール形成の基本スキル
(1) 第一印象を大切にする
第一印象がラポール形成の出発点になります。以下を意識しましょう。
- 笑顔
自然な笑顔は好印象を与える。- 姿勢と態度
背筋を伸ばし、丁寧な態度を保つ。- アイコンタクト
適度な視線を保ち、誠実さを伝える。
(2) 面接官に関心を示す
面接官の質問や話に対し、積極的に興味を持ち、共感を示すことで信頼感が生まれます。
- うなずき
話を聞きながら相づちを打つ。- 共感の言葉
例「その点、とても興味深いですね」など。
(3) ポジティブな言葉を使う
面接の場では、前向きな表現や明るいトーンを心がけましょう。
- 「失敗しました」ではなく「学びを得ました」。
- 「できません」ではなく「経験を積むことで挑戦したいです」。
ラポール形成の具体的なテクニック
(1) ミラーリング
面接官の話し方や仕草を自然に取り入れることで、親近感を与えます。
- 声のトーンやスピードを少し合わせる。
- 姿勢やジェスチャーを控えめに真似する。
(2) 共通点を探す
共通点を見つけて会話に取り入れると、自然に距離が縮まります。
- 面接官の話や企業文化について調べておき、「自分も同じ考えです」と伝える。
- 例:「御社のチームでの協力を大切にする姿勢に共感しました。」
(3) 質問を活用する
適切な質問をすることで、面接官とのコミュニケーションが深まります。
- 会社や仕事に関する質問
「このポジションのこれまでの成功事例を教えていただけますか?」- 面接官個人への質問
「面接官ご自身が御社で働いて最もやりがいを感じた瞬間は何ですか?」
注意すべき点
(1) やりすぎは逆効果
ミラーリングや共感は過度に行うと不自然になるため、適度に抑えましょう。
(2) 正直さを忘れない
ラポールを築くことを目的に、自分の考えを曲げてはいけません。
正直さが信頼感を生みます。
(3) 面接官の性格や雰囲気に合わせる
相手が落ち着いた雰囲気の場合、あまり明るすぎる態度は逆効果になることもあります。
相手のペースを尊重しましょう。
ラポール形成を練習する方法
(1) 模擬面接を活用する
友人や転職エージェントに協力してもらい、ラポール形成を意識した練習を行う。
(2) 日常会話で練習する
職場や友人との会話でミラーリングや共感のスキルを試しましょう。
(3) 自己分析を深める
自分の考えや価値観を整理しておくと、相手と共感しやすくなります。
ラポール形成の成功例
成功例1:面接官と共通の趣味を見つけた
応募者:「プロフィールにアウトドアが趣味とありましたが、私も山登りを楽しんでいます!」
面接官:「それは素晴らしいですね。最近はどの山に行かれましたか?」
→ 趣味の話でリラックスした雰囲気を作り、好印象を与えました。
成功例2:会社のビジョンに共感を伝えた
応募者:「御社の『地域密着型のサービス提供』という理念に深く共感しました。」
面接官:「ありがとうございます。その理念を重視しており、共感していただけて嬉しいです。」
→ 企業文化に関心を示し、面接官の心をつかみました。
まとめ
面接官とのラポール形成は、面接成功の大きな要因となります。
第一印象を良くすること、面接官に関心を持つこと、そして共通点を見つけて会話を深めることがポイントです。
自然なコミュニケーションを心がけ、リラックスした雰囲気を作ることで、相手に信頼感と好印象を与えましょう。
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