どうもらえるの?賞与と決算賞与の違いを解説
(監修)中嶋 竜之介
株式会社ソマリ 代表取締役
ミスミ、リクルート、Amazon Japanを経て、転職エージェントである株式会社ソマリを創業。
独立後、3期目で転職成功支援者数は80名超。
Amazon、リクルートなどの大手有力企業への紹介実績と人事コネクションを強みに、あなたのキャリアをサポートいたします。
賞与と決算賞与は、どちらも従業員に対して支給される特別な報酬ですが、それぞれの性質や支給条件に違いがあります。
以下で詳しく説明します。
以下で詳しく説明します。
【記事概要】
賞与(ボーナス)
賞与は、定期的に支給される報酬で、従業員の成果や勤務状況、企業の業績に応じて支給額が決定されます。
以下が一般的な特徴です。
- 支給時期
年に1〜2回、通常は夏(6月〜7月)と冬(12月頃)に支給されることが多いです。- 支給額の基準
基本的に従業員の個人評価、勤務年数、職位、企業の業績などが反映され、決められた額が支給されます。- 固定的な支給
一定のルールや計算基準に基づいて、あらかじめ予想できる範囲で支給されるため、半ば固定化された収入と見なされることが多いです。
決算賞与
決算賞与は、企業が特別な利益を出した場合や、業績が非常に良かった場合に支給されるもので、通常の賞与とは異なる「臨時ボーナス」です。
以下が決算賞与の特徴です。
- 支給時期
決算期後(多くは3月末決算であれば4月〜6月頃)に支給されますが、業績に応じて支給の有無や時期が不定です。- 支給額の基準
会社の業績が良い年のみ支給されるため、業績連動の性質が強く、支給の有無や額が毎年異なります。- 臨時的な支給
予算や業績の余剰があるときのみのため、従業員側にとっては予測が難しく、決算賞与を「確実な収入」とは見なしません。
まとめ
- 賞与は、企業の業績や従業員の評価に基づき、定期的に支給されるボーナス。
- 決算賞与は、企業が好業績だった際に、臨時で支給されるボーナス。
この違いから、賞与は企業と従業員双方にとってある程度予測可能な収入源であるのに対し、決算賞与は企業の好調さに依存するため、毎年確実に支給されるものではない点が異なります。