転職成功率アップ!書類に盛り込むべきソフトスキル術とそのやり方
(監修)中嶋 竜之介
株式会社ソマリ 代表取締役
ミスミ、リクルート、Amazon Japanを経て、転職エージェントである株式会社ソマリを創業。
独立後、3期目で転職成功支援者数は80名超。
Amazon、リクルートなどの大手有力企業への紹介実績と人事コネクションを強みに、あなたのキャリアをサポートいたします。
ハードスキル(専門的な技術・知識)だけでなく、柔軟性やコミュニケーション能力といったソフトスキルが、採用担当者に与える印象を大きく左右します。
今回は、履歴書や職務経歴書で効果的にソフトスキルをアピールする方法を解説します。
【記事概要】
ソフトスキルを具体的なエピソードで伝える
エピソードの重要性
ソフトスキルは、抽象的に伝えるのではなく具体的なエピソードを交えることで説得力が増します。
たとえば、「チームワーク力がある」と記載するだけではなく、具体的な場面での貢献や工夫を示すと効果的です。
例
- チームワーク力
「プロジェクトリーダーとして5名のメンバーを取りまとめ、業務を分担しながら納期を2週間短縮しました。各メンバーの強みを活かすことで、効率的なプロセスを実現しました。」- 問題解決力
「既存の業務フローの見直しにより、年間50時間の業務時間削減を実現しました。問題の発見から解決策の提案、実行までリードしました。」
STAR法で構成する
STAR法(状況・課題・行動・結果)は、ソフトスキルをわかりやすく整理する方法です。
ソフトスキルの発揮が特に印象に残るエピソードを、STAR法に沿って記述することで、採用担当者がイメージしやすくなります。
- Situation(状況):どのような状況でそのスキルが求められたのか
- Task(課題):その状況で達成すべき課題や目標
- Action(行動):その課題に対して具体的にどのように行動したか
- Result(結果):その行動の結果、どんな成果が得られたか
応募企業の求めるソフトスキルに合わせてカスタマイズする
企業の価値観に合わせたスキルをアピール
応募先の企業や職種によって、特に求められるソフトスキルは異なります。
求人情報や企業のビジョン、文化をチェックし、企業が重視している価値観に沿ったソフトスキルをアピールすることで、企業との適合性を印象づけることができます。
例:
- 顧客対応を重視する企業の場合、「柔軟な対応力」「ストレス管理能力」をエピソードで強調する。
数字で補強し、定量化を意識する
ソフトスキルは数値で表しづらい面もありますが、業務改善の具体的な成果や評価を示すことで、スキルの実証に役立ちます。具体的な成果を数値で示すことで、採用担当者に分かりやすいアピールができます。
例:
「リーダーシップでチームの作業効率を25%向上させた」
「提案した施策でクレーム数を10%削減した」
自己PR文にもソフトスキルを組み込む
自己PRでの自然なソフトスキルのアピール
自己PR文では、自分の価値観や人柄が伝わるソフトスキルの紹介が効果的です。
「目標達成に向けた主体的な姿勢」「円滑なコミュニケーション能力」など、自分を表現する言葉を盛り込み、面接でさらに詳しくアピールできるように準備しておきましょう。
まとめ
書類作成でソフトスキルをアピールするには、具体的なエピソードや数字を活用し、企業の求めるスキルに合わせて表現を工夫することが大切です。
また、自己PR文やSTAR法を活用してスキルを裏付けることで、採用担当者の心に残る自己アピールを目指しましょう。
高評価を受けるソフトスキルを効果的に盛り込んで転職活動を戦略的に進めたいとお思いの方は、ぜひ「無料転職相談」から転職エージェントである当社ソマリへご希望をお寄せください。