現職を続けながら転職活動を成功させる方法|時間確保から周囲との調整まで徹底解説
(監修)中嶋 竜之介
株式会社ソマリ 代表取締役
ミスミ、リクルート、Amazon Japanを経て、転職エージェントである株式会社ソマリを創業。
独立後、3期目で転職成功支援者数は80名超。
Amazon、リクルートなどの大手有力企業への紹介実績と人事コネクションを強みに、あなたのキャリアをサポートいたします。
だからこそ、精神的または身体的な事情、会社都合で現職を離れざるを得ない場合を除き、現職に勤めながら次の職場を探す方が、しっかり腰を据えて決断することができるので望ましいでしょう。
ここでは、現職勤務中の転職活動を進める上でのポイントについて考えてみましょう。
転職活動に割く時間の確保
現職に勤めながらの転職活動で重要なのは時間の使い方です。
簡単そうで意外と難しいのが、スケジュールの確保です。
転職したいと漠然と思っていたとしても、目の前のことに時間を取られたり、仕事後の休息の時間に転職のことを考えるのが億劫でついつい後回しにしてしまいがちです。
大事なのは一過性で終わらず、少しずつで良いから継続して一定のリズムで時間を取ることです。
週に1時間や毎日10分だけでも構いません。
早めに目覚めて朝の時間帯を利用する、昼休みや仕事の後に時間を割く、週末にまとまった時間を作るなど、自分が前向きに取り組める時間帯を見つけ、それに合わせて転職活動の時間を確保しましょう。
転職活動に時間を割くのには、転職エージェントの支援を受けることも非常に有効です。
転職エージェントとの面談で希望のキャリアを伝えておけば、自分が働いている間に最適な選択肢を探しておいてくれるので、限られた時間でも効率的に転職活動を進めることが可能になります。
転職に対して「現職でお世話になった上司や同僚に申し訳ない気がする…」といった罪悪感を持たれることもあるかもしれません。
一方で、「転職すること」は慎重に吟味すべきですが、「転職活動」はあくまで検討段階です。
ご自身の価値が他の会社で高く評価される可能性があることを模索するのは悪いことではありません。むしろ建設的です。
現職がおろそかになるくらい転職活動に没頭しすぎるのは考えものですが、例えば有給を一日取得してその日に面接を詰め込むなどは決して悪いことではなく、ご自身の可能性を探索するという意味で尊重すべき正しい行動です。
集中できる環境を整える
次に、転職活動に集中するための環境づくりが重要です。
仕事の合間や休日に家で作業する場合は、静かな場所を確保し、集中できる環境を整えましょう。
自宅ではなかなか集中できない場合、外出先の方が新たな刺激も受けられて効果的なこともあります。
カフェや図書館などで作業をすると、日常過ぎずに集中できることが多いです。
また、自分の思考を整理するには、ランニング・ウォーキング・筋トレ・サウナ・瞑想などのトレーニング中が有効です。
自己分析や自分の意思を整理するのに思考を巡らせ、トレーニング後に忘れないようメモしておくなどすれば、転職活動の一助となることでしょう。
周囲とのコミュニケーションと調整
最後に、周囲とコミュニケーションや調整をしておくことも大切です。
特にご家族をお持ちの方は、転職活動には周囲の理解や協力が必要になります。
ご家族などには事前に相談して合意形成を図りながら、転職活動に時間を割きましょう。
一方、現職の関係者に転職の相談をするのは注意が必要です。
無闇に相談してしまうと、ネガティブに捉えられて会社に居づらくなってしまう可能性もあります。
転職までの本来のフローとしては、退職願を出すタイミングで初めて現職の上長が知り、その情報が徐々に上層部に伝達され、最終的に会社に受理されるかどうか決定します。
なので、退職願の提出よりも前に同僚に転職相談をすることは、情報伝達の逆流になる可能性があります。
上長や同僚にどうしても転職の相談をしたい場合は、きちんと信頼できる相手かどうかを見極めた上で、適切なタイミングや方法を考えて話をすることを心掛けましょう。
現職勤務中の転職活動は、適切な時間の確保と効果的な環境づくり、そして周囲とどう上手くコミュニケーションするのかが成功の鍵となります。
自分に合った方法で計画を立て、着実に転職活動を進めていきましょう。
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