自己分析の極意|自身のキャリアからどう転職を考えたら良いか…転職を考える際の3つのポイント
監修)中嶋 竜之介
株式会社ソマリ 代表取締役
ミスミ、リクルート、Amazon Japanを経て、転職エージェントである株式会社ソマリを創業。
独立後、3期目で転職成功支援者数は80名超。
Amazon、リクルートなどの大手有力企業への紹介実績と人事コネクションを強みに、あなたのキャリアをサポートいたします
「将来に漠然とした不安がある」
「とはいえ自分がどうなりたいのかが分からない」
こんな不安を抱え、転職を考え出している方も多いのではないでしょうか?
漠然とした不安から、転職という手段を取ろうと思っても、ゴールであるキャリアを固めなければ最適な転職先と巡り会えません。
漠然とした不安の原因は何なのか、キャリアのゴールはどう描けば良いのか、転職活動をどう踏み出せば良いのか、3つのポイントに分けて解説して行きます。
現状の自己分析
現在のキャリアから転職を考える際に重要なのは、まず自己分析を行うことです。
自分の強みや弱み、興味や価値観を明確にすることで、新たなキャリアの方向性を見出すことができます。
これには、過去の経験やスキルを書き出し、将来の目標・なりたい姿を創造する必要があり、自己分析を通じてどのような職種や業界が自分に合っているのかを見極めることが大切です。
一方で、一口に自己分析と言っても、やり方が分からなかったり、客観的に自分のことを振り返って考えるのが難しかったりして、壁にぶつかる人もいるかもしれません。
効率的にかつ効果的に自己分析を行うコツは、「壁打ちしながら思考を整理する」ことです。
例えば、信頼できる友人や家族がいれば、ご自身の強みや価値観について共有してみて、第三者から見た時にどう写っているのか意見を伺って取り入れてみましょう。
身近な人に相談するのが恥ずかしかったり、気軽に相談できる相手を探すのが難しい方は、転職エージェントを活用しましょう。
とはいえ、転職エージェントなら誰でも良いかと言えばそうとも限りません。
基本的には転職エージェントは転職に焦点を当てたサポートを生業とするので、ゴールである転職を軸に話を展開されることが多くなります。
そうなると自己分析したいという目的からはズレが生じてきますので、転職よりもずっと先を見据えたキャリアのゴールを見つけ出すサポートをしてくれるエージェントを見つけ出すことが大切です。
株式会社ソマリの無料相談では、自己分析で頭にモヤモヤを抱えている方の、そのモヤモヤを少しでも晴らしてキャリアビジョンをクリアにするサポートをさせていただきます。
果ては、そのキャリアを実現するための手助けもさせていただきますので、ご興味ございましたらお気軽に「無料転職相談」にてお申込みください。
名詞よりも動詞
自己分析の際にぜひ意識いただきたい点として、
好きなモノよりも好きなコト。名詞よりも動詞に着目いただきたいということがあります。
例えば、あなたが「野球」が好きだとして、その野球のどこが好きなのかを思い浮かべてみてください。
チームでプレイするのが好きなのか、戦術を考えるのが好きなのか、はたまたとにかくホームランを打って周囲から注目されるのが好きなのか…具体的に想像していただくと、ほぼ全て「動詞」に結びついていると思います。
それがあなたのやりたいことのヒントとなります。
事例
当社に面談に来られたSさんは服飾系の大学に進み、その後アパレルの店長を5年ほど勤められました。
その方は服が大好きでその軸がブレず、28歳まで一貫して服飾の業界に関わってこられました。
しかし業務に邁進する中で、
- 自分の接客によってお客様が喜んでくれた
- 営業で実績を出して周囲から一目置かれた
- チームを鼓舞して成果を出した
これらの動詞的な喜びの方が、服に関わるという名詞的な喜びよりも大きいことに気付きました。
服が好きなのは事実だけれど、それよりも服を介して様々な仕事をして得られた感動体験の方が、彼女にとって大事なだったということです。彼女は現在、チームプレイを非常に大切にする不動産テック会社の営業マネージャーとしてイキイキとご活躍されています。年収も前職の2倍になったそうです。
名詞的な軸が強く、「それが天職!」という方も中にはいらっしゃると思います。
一方、年齢を重ねると様々なライフイベントや社会人経験を経ていくことでしょう。
その結果、価値観が変わることも多々あります。また、好きなことが変わることもあるでしょう。
ぜひ自己分析する上での一つの考え方として参考になさってみてください。
リサーチとネットワーク構築
自己分析と並行して重要なのが、次のフィールドのリサーチとネットワークの構築です。
転職先の企業や業界についてよく調査し、自分のスキルや経験がどのように活かせるかを考えることが必要になってきます。
転職先は、企業のWebサイトやSNS、求人サイトなどを閲覧して企業文化や価値観、業績、求人条件などの情報をリサーチします。
ネットワークの構築には、LinkedInやX、YOUTRUST、業界イベントなどを通じて、関係者とのコネクションを作ることが有効です。
ネットワークを上手く活用できれば、将来のキャリアをよりリアルに描くことができ、転職活動をスムーズに進められる可能性が高まります。
とはいえ、実際にやってみるとこれがなかなか難しいです。
というのも、日本には170万以上の法人があります。その中で皆さんそれぞれが知っている企業はほんの一握りしかありません。
つまり、ご自身でアクセスできる企業はそう多くないということになります。
求人サイトなどで扱われている企業も一部でしかなく、その分量でさえ、個人で探すとなると目を覆いたくなるような量です。
加えて、ネットワークを構築して企業とコネクションを作り上げるなど…地道で先が長い工程に思えてきます。
そのような時にも転職エージェントを活用するとやはり便利です。
企業と個人とをマッチングさせることを生業としているだけに、非常に多くの企業にアクセスすることができる上、企業側とのコネクションも形成できています。
転職エージェントをうまく活用できれば、あなたが思い描く理想のキャリアを実現するための最適な企業に、最短で出会わせてくれます。
キャリアと転職先を沿わせる
転職はキャリアのゴールではありません。
重要なのは、次に活躍するフィールドを経由してどのようなスキルや知識を身につければ、将来の理想のキャリアを実現できるのか思考することです。
描いたキャリアのレールの上に、どう転職先を乗せてあげるかをイメージしましょう。
そうすれば、自ずと行きたい企業や職種、身につけたいスキル・経験、共感する価値観などが明確になると思います。
それに沿った転職が実現できれば、仕事のやりがいがアップし、人生の満足度も格段に上がることでしょう。
転職は一つのきっかけに過ぎません。さりとて、人生を左右する大きな決断だという気持ちも分かります。
描いたキャリアを実現するためとは言え、環境を変える決断をするのに自分一人では抱えきれない人もたくさんいらっしゃるでしょう。
そんな思いを抱えた時にはやはり、第三者に話を聞いてもらうことが一番です。
あなたがどんな決断をするにせよ、話を聞いてもらうことで後悔を残さずに歩を進めることができるはずです。
家族でも、友人でも、転職エージェントでも、まずはその思いを打ち明けて、スッキリとした気持ちで次に何をすべきかを決断してみてはいかがでしょうか。
まとめ
自己分析を通じて自身のキャリアからどう転職を考えたら良いのか、重要な3つのポイントは以下の通りです。
- 名詞より動詞
- リサーチとネットワーク構築
- キャリアと転職先を沿わせる
そんな3つのポイントは、転職エージェントの力を借りればクリアにすることができます。
当社ソマリのご相談いただければ、ご自身だけでは想像できないキャリアを描け、かつそれを叶えてくれる企業にアプローチすることができます。
まず手始めに「無料転職相談」を体験してみてはいかがでしょうか?