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履歴書とは

履歴書は、応募者の年齢・学歴・職歴・取得資格のほか、希望する勤務形態といった基本情報を記載する書類です。
いわば、「どのような人か」を見るための書類で、採用後は人事資料として保管されます。
基本的には記載すべき内容が定型化されており、フォーマットに沿って項目を記載します。
フォーマットによって写真の有無がありますが、不要という会社が多いので、どちらを用いても構わないです。
ちなみに、履歴書での資格の記載は、転職活動ではあまり見られないことが多いです。
例えば、海外営業職の求人でTOEICの点数など関連がある資格は見られることもありますが、大半は資格より実務経験の方が重要視されます。
また、「志望動機」や「通勤時間」がある場合も同様で、仮に空欄だったとしても問題ないことが多いです。
履歴書はベーシックな個人情報を記載するのみなので、10分程度で仕上げて良いでしょう。

職務経歴書とは

一方で職務経歴書は、応募者が過去に携わっていた具体的な業務やスキルを知り、仕事に対する実務能力を記載する書類です。
企業側が「どれぐらいの業務経験があるか」を見るための書類で、必要な能力を持った人材かの判断材料になります。
履歴書と違いフォーマットは自由です。
職務経歴書は、企業人事があなたのことを会う前に知る情報、いわば「顔の代行」です。
大事な食事会に行く際に身なりを整えるのと同じように、企業があなたのことを初めて見るものになりますので、しっかり作り込むべきです。
しかし、厚化粧だと不自然に見えるのと同様、やりすぎには注意しましょう。

職務経歴書の書き方と記載例

では、どのように書けば良いのか？ポイントは大きく2点あります。

まず、あなたが経験してきた仕事を全て正直に記載する必要はありません。
重要な部分だけ記し、A3で2～3枚程度に収めるのが良いでしょう。

そして、「業務内容・工夫点・成果」の3つに分けて記載することをおすすめします。
特に成果は、定量的に記載すると良いでしょう。
例えば営業であれば、年度ごとの目標とその達成率や結果数値を記載した方が企業に与える印象はポジティブになります。
また、その数値に客観性を持たせるとベターです。
【例】利益改善率が5%(他部署の平均値は1％)
工夫点を書くポイントは、上記の特筆すべき成果を出せた理由、なぜ、それが実現できたのかのプロセスを記載いただくといいでしょう。

以下は職務経歴の記載例です。

まとめ：履歴書と職務経歴書はどちらが大事？

ここまでお読みいただければお察しかと思いますが、職務経歴書の方に力を入れて作成すると良いでしょう。

企業側も書類選考でメインに見るのは職務経歴書です。
いずれも作成に一定の時間と労力が必要なので、職務経歴書に時間を費やすようにしましょう。

また、転職エージェントに添削してもらうのもおすすめのやり方です。
我々は毎日数十枚の職務経歴書を見ており、どういったものが通過しやすいのかは熟知しております。
職務経歴書・履歴書の書き方に自信がないという方、そして転職活動に不安や疑問点が生じた方は、転職エージェントを利用しましょう。

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