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2024.10.28 2024.11.05

転職先を選ぶ際に押さえたい重要な基準とは?|給与・福利厚生・キャリアパス編

転職先を選ぶ際に押さえたい重要な基準とは?|給与・福利厚生・キャリアパス編
(監修)中嶋 竜之介

(監修)中嶋 竜之介

株式会社ソマリ 代表取締役

ミスミ、リクルート、Amazon Japanを経て、転職エージェントである株式会社ソマリを創業。
独立後、3期目で転職成功支援者数は80名超。
Amazon、リクルートなどの大手有力企業への紹介実績と人事コネクションを強みに、あなたのキャリアをサポートいたします。

転職先を考える際に、どのようなポイントを重視すべきか悩むことは多いでしょう。
給与や福利厚生、キャリアパスなど、考慮すべき要素は多岐にわたります。
この記事では、転職先を選ぶ際に重要なポイントについて詳しく解説します。

給与

基本給と手当・賞与

転職先の給与は、基本給と手当・賞与のバランスを確認することが重要です。
基本給が高くても手当が少ない場合や、その逆もあります。
また、残業手当や通勤手当など、どのような手当が支給されるかも確認しましょう。
なお、一般的に同じ年収額の場合は基本給の比率が高い方が従業員にとっては有利とされています
手当や賞与は基本給と比べて減額することが容易であるためです。
もちろん賞与の支給が多いことは嬉しいですが、年収トータルで考えた際に何を重視するかは落ち着いて考えた方がよいでしょう。

昇給制度

次に、昇給制度の有無やその頻度を確認することも大切です。
世の中には様々な人事制度の企業がありますが、半年~1年に一回の査定の際に昇給の機会があることが多いです。
査定の回数が多いことは昇給のチャンスが多いとも言えるため、転職先を検討する際に一つの重要な要素になります。

一方で、ポストが上がらないと昇給ができないというケースもあります。
この場合はポストの空き状況が昇給のしやすさに直結するため、入社前に外部から環境を見極めることが難しいかもしれません。
この場合は過去の昇給・昇格の実績や活躍している社員について尋ねることでモデルケースを把握できることがあります。

このように企業の制度や社内状況によって昇給が大きく左右されるため、昇給制度が明確に示されているか、過去の昇給実績がどのようになっているかを入社前に必ずチェックしましょう。
開示情報だけで判断するのが難しい場合は、仲介してくれている転職エージェントに聞いたり、企業にカジュアル面談を打診して、その場でフラットに伺ってみると良いでしょう。

福利厚生

企業年金・退職金

企業が提供する年金や退職金制度は、長期的な安心感につながります。
企業年金の有無、退職金制度などを確認し、自分にとって有利な条件が整っているかを見極めましょう。
従業員の長期的な資産形成を支援するため、直近では退職金ではなく企業型確定拠出年金の制度を取り入れる企業が増えて来ています。
企業型確定拠出年金は企業が掛け金を拠出し、従業員自身が運用する制度です。
運用成績によっては企業が拠出した掛け金より大きなリターンを退職後に受け取ることができるメリットがありますが、確定拠出年金であるため一般的に60歳以降でないと受け取ることができないという縛りがあります。
転職先を決める前に、入社を検討している企業がどのような制度を採用しているか確認しておくと良いでしょう。

休暇制度

休暇制度も重要なポイントです。
年間休日数や有給休暇の取得率、産前産後・育児・介護休暇の充実度など、ご自身のライフスタイルを考えた際に働きやすい環境が整っているかを確認しましょう。
企業によっては特別休暇やリフレッシュ休暇など、ユニークな休暇制度を導入しているところもあります。

また、制度があっても実際に活発に運用されているかどうかも確認した方が良いでしょう
「転職エージェントに確認する」、「企業に直接質問をする」以外にも口コミサイトなどで調べる方法もあります。
ただし、口コミサイトの場合は特に環境が悪かった部署の情報がレビューされている可能性もあるので、情報の信ぴょう性には気を付けて意思決定をすることが大切です。

キャリアパス

昇進・異動の機会

キャリアパスの明確さは、長期的なキャリア形成において非常に重要です。
昇進の機会やその基準が明確に示されているか、また過去にどのような実績があるかを確認しましょう。
特に、マネジメントポジションを目指している場合は、昇進のスピードや育成プログラムの有無も重要です。

また、社内異動はキャリア形成の重要な機会です。
未経験業務にアサインされれば、転職では実現できないスキルを蓄えられる可能性があるためです。
自分の目指す職種を経験した社員がどのようなキャリアを歩んでいるか、それがご自身の理想とするキャリアイメージと合っているかは、転職先を決める前に確認しておいた方が良い事項の一つです。

スキルアップの機会

企業が提供する研修やスキルアップの機会も、転職先を選ぶ際の重要なポイントです。
どのような研修プログラムがあるか、自己啓発支援制度の有無、社外研修への参加機会などを確認しましょう。
近年はオンラインでの研修を好きなだけ受けることができる制度を導入している企業も増えています。
スキルアップできる環境が整っている企業は、将来的なキャリアにおいても有利ですから、転職先を選ぶ際に加点ポイントとして意識してもいいかもしれません。

まとめ

  • 給与
    基本給と手当・賞与、昇給制度
  • 福利厚生
    企業年金・退職金、休暇制度
  • キャリアパス
    昇進・異動の機会、スキルアップの機会

転職先を選ぶ際に気を付けるべき、給与や福利厚生、キャリアパスについて解説しました。
これらの要素はぜひ確認したい一方で、選考中にストレートに質問をすると「仕事ではなく福利厚生のことばかり考えている人」という見られ方をしてしまうリスクがあります
転職エージェントの担当者に情報収集を依頼すると、あなたの見られ方をコントロールしつつ、正しい情報を把握した上で転職先を決めることができる可能性が高まります。
自分のライフスタイルやキャリア目標に合った転職先を見つける支援を希望される場合は「無料転職相談」からぜひご希望をお寄せください。

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