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あの人の転職事情
2025.10.15

年収1,170万円からの転職、迷い抜いた末のキャリア選択。自分らしく専門性を高められる道を選んだ

年収1,170万円からの転職、迷い抜いた末のキャリア選択。自分らしく専門性を高められる道を選んだ

ひとりひとりのキャリアと人生があるから、型押しの転職だってない。ソマリで転職された方にお話を伺いました。

性別

Fさん・36歳・管理系

転職回数3回
今までのキャリアを活かしつつ、専門性を持てる環境を求めて、転職活動を開始。

大手日系商船会社

管理系
正社員
年収1,170万円
社員数 約10,500名

大手外資系EC

プロジェクトマネージャー
正社員
年収1,430万円
社員数 約15,000名

経験を活かせる道か、それとも現状維持か

転職を考えたきっかけ

職務内容が、自分が望む方向とはズレていたんです。
金額が大きい案件や海外のクライアントと関わる機会もあり、それ自体はやりがいもありましたし刺激的でした。
でも、その仕事が「自分がこの先専門性を磨いていきたい方向」とは少し異なっている感覚が拭えず、モヤモヤしていました。

さらに言うと、社内での役割もどんどん広がる一方で、自分のキャリアがどこに向かっていくのか、輪郭がぼやけてきていました。
そういう不確かさを感じたときに、「このままでいいのかな」と初めて本気で考えるようになりました。

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転職で大切にしたこと

何より重視したのは、「今までのキャリアを活かしつつ、専門性を持てること」でした。
例えば、マネジメントや事業企画の経験は活かしながらも、より戦略的な領域に軸足を移したいと考えていました。

また、「最終的にどうありたいか」というキャリアのあり方を見つめ直す機会にもなりました。
現職にとどまった場合の将来と、転職した場合に得られる経験・スキルを比較し、どちらがより一貫性あるキャリアにつながるのかを深く考えました。

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キャリアの地続き感がある企業との出会い

転職エージェント選び

転職活動を始めたきっかけは、知人からの紹介でした。
紹介いただいたソマリの木下さんとは、話していて自分のキャリアの本質を丁寧に捉えてくれている感覚があり、信頼できると思いました。

当時の私は、転職を「今の会社に不満があるから辞める」という動機ではなく、「将来を見据えたキャリア形成」という視点で動いていたので、それに共感してくださったのが印象的でした。

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求人・会社選び

紹介いただいた企業の中でも、特に「今までの経験と親和性が高い企業」を中心に選考を進めました。
そのおかげか、面接も順調に進むことが多く、自然な形で会話ができました。

木下さんは、私のキャリアの強みや経験に対する理解が深く、それが企業への推薦にもつながっていたと思います。
求人票の表面情報だけでなく、「その会社に入ったら何ができるのか」「次のキャリアにつながるか」という目線でアドバイスをもらえたのがありがたかったです。

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「内定=ゴール」ではなく、次の選択肢を描く

面接プロセス

面接では、これまでのキャリアとのつながりや、専門性の深化について多く話しました。
また、「その企業で得られる経験が将来的にどう生きるか」という視点も、積極的に自分の言葉で伝えるようにしていました。

複数社の選考を進める中で、どの企業でも一定の手ごたえはありましたが、内定が出た大手外資系ECが将来の道を広げてくれると確信できたのは、キャリアの方向性について一緒に整理してきたソマリの支援があったからだと思います。

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内定・意思決定

最終的には、「内定先に行った場合」と「現職にとどまった場合」のキャリアパスを想像し、それぞれどんな選択肢が広がるのかを比較しました。
決め手になったのは、「この企業を卒業したあと、さらにどんなキャリアが描けるか」という視点です。

単に今やりたいことができるか、ではなく、将来的にどんな仕事・ポジションにつながっていくのか。
そこを丁寧に見つめたことで、自信を持って最終決断ができました。

結果的には、年収も1,170万円から1,430万円へ上がる形となり、経済面でも納得感のある転職となりました。

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キャリア選択の軸は「自分の未来から逆算する」

転職成功へのアドバイス

転職というと、「今の不満を解消したい」という気持ちが先行しがちですが、視点をもう一歩先に置いて、「この経験を通じて、次に何ができるか」を考えることが大切だと思います。

私自身、将来的になりたい像を丁寧に言語化し、「どんな企業で、どんな経験を積めばそこに近づけるか」を逆算するようにしていました。
そうすることで、目先の条件に惑わされず、自分にとって納得感のある選択ができたと思います。

また、私のようにある程度キャリアを積んできた人ほど、エージェントの存在は大きいと感じます。
「これまでの経験をどう見せるか」「どんな企業ならそれを活かせるか」という視点を、第三者からもらえることで、自分では気づかなかった可能性に出会えると思います。

自分の将来に責任を持つためにも、一人で悩まず、信頼できる人に相談しながら進めていくことをおすすめしたいです。

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担当エージェントから一言

木下 誓人

木下 誓人
(シニアコンサルタント)

大阪府出身・元リクルート・リクルート時代は入社1年目からトップセールスとなり、通期新人賞を獲得。その後、人事採用部にて採用効率化企画で大きな成果を創出しMVPを獲得。

Fさんは非常に高いご経験と実績をお持ちでありながら、「この先のキャリアをどう築いていくか」という点にとても真摯に向き合われていたのが印象的でした。
今回の転職活動では、単なる年収アップやポジションの拡大ではなく、将来的にどのような価値を発揮できる人材になりたいのか、そのためにどんな経験を積むべきか、という本質的な視点を大切にされていました。
私としては、Fさんが将来的にどんなポジションを目指すかを一緒に描き、その実現に向けて必要な要素を逆算するような形で企業選定や面接対策をお手伝いしました。
最終的にご本人が納得できる形で意思決定され、かつキャリアの広がりも得られる転職となったこと、本当に嬉しく思っています。

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