転職の不安を自信に変える転職Tipsメディアsomalico「あの人の転職事情」ページ

前職はコンサルティング会社に勤めていました。
仕事自体は面白く、特に自分が学んだことをすぐにクライアントへ提案し、成果として返ってくるスピード感が魅力でした。

ただ、もともと「また事業会社に戻りたい」という気持ちがどこかにありました。
ちょうど入社して1年が経ったタイミングで、「今の自分のスキルなら、どんな会社で通用するか見てみたい」と思い立ち、ライトな気持ちでレジュメの見直しを始めたのが、転職活動のきっかけです。

自分の中で譲れない軸は大きく2つありました。
1つは、「商品やサービスを考えるなど、事業を動かす側に回れるポジションであること」です。
もう1つは、「年収を落とさず、今の住環境を維持できること」です。

特に家族のこともあり、都内での勤務はマスト条件でしたし、子供が産まれて家を買ったこともあり、年収も今より下がってしまうと生活にも影響が出るため、慎重に見極めながら進めていました。

最初は自己完結型で進めていたのですが、ビズリーチ経由で「大手外資系ECの求人があります」というスカウトが届きました。
正直、「そんな会社に自分が行けるの？」という驚きが大きかったです。

それまで同社のようなIT・消費財系企業は自分の選択肢に入っていませんでしたし、他のエージェントからも提案されたことがなかったので、「本当に？」という気持ちでした。
けれど、紹介してくれたソマリのエージェントと話す中で、「面白そうだし、一度受けてみようかな」と考えるようになりました。

当初は新規事業を担う事業会社を志望していたため、いくつかの会社の選考を並行して進めていました。
その中で現職の大手外資系ECの求人に出会い、自分の軸にも合致するし、「ちょっと受けてみよう」と腕試しの気持ちで応募しました。

現職である大手外資系ECの選考は非常にスピーディーでした。
書類を提出して、半月ほどで最終面接まで進み、応募してから1カ月以内で内定をいただきました。

ソマリのサポートも手厚く、選考前には現職のカルチャーや面接傾向など、多くの情報を提供いただけました。
それが選考や意思決定への安心材料になりました。

実は、内定後すぐに「行こう」と自分の中では決まっていたのですが、家族から納得を得るのに難航しました。
妻は以前、現職と仕事をしたことがあり、当時の印象を踏まえると、「あなたには合わない」と…。

そこで、ソマリに相談したところ、現役社員の方を4名ほど紹介してくださり、リアルな社内の雰囲気や文化について直接お話を聞く機会をいただきました。
これにより、妻が抱いていた懸念点が一つずつクリアになっていき、問題ないと自分の中で確信が持てました。

最終的に、得られた情報を元に妻にも説明をして、自分自身の「行く」という固い意志を伝え、意思決定しました。

転職にあたって、自分一人で完結させようとせず、「壁打ち相手」を持つことの大切さを強く感じました。
特に30代の転職は、失敗が許されにくくなってくるので、自分を客観視してくれる人の存在は欠かせません。

ただし、相談相手の選び方は非常に重要です。
転職したことがない人や、転職先のことを知らない人に相談しても、的外れな意見になることもあると思います。
自分のことをよく理解してくれている人や、業界経験がある人に相談するのがポイントです。

そして、今回の転職が成功した大きな理由の一つは、ソマリのエージェントの存在があったと思います。
ソマリは、大手外資系ECに関する知識も豊富で、自分の悩みにも親身に対応してくれました。
特に、情報収集に力を貸してくれたこと、スピーディーな対応をしてくれたことには感謝しています。