大手食品メーカーから大手外資系ECへのチャレンジ。昇格よりも“広がり”を選んだ初転職

ひとりひとりのキャリアと人生があるから、型押しの転職だってない。ソマリで転職された方にお話を伺いました。
Kさん・36歳・営業推進
転職回数1回
「このままこの会社で終わっていいのか?」という漠然とした疑問と「他の会社への好奇心」を抱き、転職活動を開始。
大手食品メーカー
営業・営業推進
正社員
年収900万円
社員数 約10,000名
大手外資系EC
コンサルタント
正社員
年収1,100万円
社員数 約15,000名
【記事概要】
このまま終わっていいのか?という疑問が、転職の原点に
転職を考えたきっかけ
転職を考えたのは、「このままこの会社で終わっていいのか?」という漠然とした疑問と「他の会社への好奇心」からでした。
私は新卒で食品メーカーに入り、特定のカテゴリーを一貫して担当してきました。
気づけば36歳で役職も上がり、社内では中堅から上のポジションに差しかかっていました。
これまでのキャリアには自信がありましたが、同時に一つの会社、一つの業界しか経験してこなかったことへの不安も感じていました。
このタイミングで昇格やキャリアの岐路が訪れたこともあり、「挑戦するなら今かもしれない」と決意しました。
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転職で大切にしたこと
転職活動では、大きく3つの軸を持っていました。
まずは、仕事の内容です。
これまでの営業、営業推進、事業管理業務で培った経験を活かせる仕事に就きたいと考えていました。
未経験の職種に挑戦するよりも、これまでのキャリアを土台とし、関わる方々の課題解決や目標達成に貢献していきたいという思いがあったからです。
自身の経験を活かして具体的な成果を生み出し、共に働く仲間や顧客、ひいては社会全体に価値を提供していきたいと思っていました。
次に、年収です。
前職で積み上げてきたものを手放す以上、年収は少なくとも維持、可能であればアップしたいと考えていました。
最後に、勤務地です。
家族の生活を考え、関東圏内で働けることが優先度の高い条件でした。
小さな子どもがいるため、地方転勤などのリスクは避けたいと思っていました。
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「やみくもに応募しない」姿勢が、ソマリとの出会いにつながった
転職エージェント選び
転職活動を始めた当初は、半年ほど情報収集に時間をかけていました。
複数の大手エージェントやビズリーチに登録し、自分の経歴がどう見られるのか、どんな求人があるのかを把握することからスタートしました。
本格的に動き出したのは、エージェントにコンタクトし、直接話を聞き始めたタイミングでした。
元々、エージェントからは多数のスカウトが届いていましたが、その多くは「メーカーからコンサル、通信や商社まで幅広く紹介できますよ」というものでした。
転職するか迷っており、前職に留まるという意思決定も選択肢にある段階だった私には、正直ピンときませんでした。
そんな中で、ソマリの松本さんから届いたのは「大手外資系ECのコンサルタント」というピンポイントなスカウト。
シンプルに「大手外資系ECを受けてみませんか?」であったり、「厳選した上でスカウトをお送りさせて頂いております」と書かれていたそのメールに、初めて本気で興味を持ちました。
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求人・会社選び
転職先として現職の大手外資系ECを考えること自体が、自分にとっては驚きでした。
仕事で英語を使用したことがない自分に務まるのか、業務内容は何なのか、福利厚生は十分にあるのか、働く環境は自分に合っているのかなど、正直わからないことだらけでした。それでも、松本さんの丁寧な説明や、今まで自分が培ってきた経験と仕事内容のマッチ度を聞くうちに「難易度の高い環境だけど、自分の経験を活かして新たな挑戦をしてみたい」と思えるようになっていきました。
そして複数の企業を並行して受けるのではなく、現職に絞って転職活動を行いました。
これは、現職の仕事内容、年収、勤務地が私の希望と合致していたことに加え、前職の業務に支障を出したくなかったためです。
興味のある企業にのみ応募するというハードルの高い選択でしたが、前職に残るという選択肢があったからこそ、業務に一切支障をきたさないことを意識していました。
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面接では“的確なアドバイス”が突破のカギに
面接プロセス
現職の選考は独特で、特に自社のカルチャーに沿った受け答えが求められる点が特徴的でした。
約一カ月弱にわたる選考期間中、多くの関係者と対話する機会がありましたが、面接官の方々が皆さん非常に柔和で魅力的な人柄であるという印象を受けたことで、現職への志望度がさらに高まりました。
選考に向けては、自分の経験をどのエピソードで伝えるべきかを決めるため、事前にエピソードを複数まとめて松本さんに共有し、「どのエピソードが面接官に響くか?」を相談しました。
松本さんからは、具体的かつ的確なフィードバックをもらい、それをもとにブラッシュアップを重ねて面接に臨みました。
面談だけでなく、書類の準備から模擬面接のようなやりとりまで、本当に細やかにサポートいただけたことで、非常に安心して選考に挑めました。
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内定・意思決定
内定をいただいた際、私に迷いはない状態でした。
家族とは事前に「もし内定が出たら入社しよう」と話し合っていたからです。
また、今回の転職活動については、家族には相談していましたが、会社では誰にも話していませんでした。
それほど、自分の中で強い決意を持っていました。
決め手は、「これまでの経験が活かせる仕事であること」、そして「勤務地が関東であること」です。
現職の大手外資系ECでの業務は、メーカーの立場ではなく、小売業側から出店者と戦略を共創するようなポジションです。
前職で培った営業経験や事業推進経験を活かせるという点に魅力を感じたことが、転職を決断した最も大きな理由です。
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「情報収集」と「軸を持つこと」
転職成功へのアドバイス
転職活動で大切だと感じたことは、2つあります。
1つ目は、「情報収集を丁寧に行うこと」です。
いきなり転職先を決めようとするのではなく、まずは市場全体を知ることから始めました。
これにより視野が広がり、自分のこれまでの経歴がどのような企業に興味を持ってもらえるのかを知るだけでも、非常に価値ある時間だったと感じています。
2つ目は、「転職の軸を持つこと」です。
全てを満たす求人はそう簡単にはありません。
だからこそ、自分が譲れないポイントを明確にしておくことが、後悔しない決断につながると思います。
私の場合は「仕事内容・年収・勤務地」でしたが、これは人それぞれだと思います。
早めに言語化しておくことをおすすめします。
そして、信頼できるエージェントとの出会いも転職成功のカギだったと振り返ります。
松本さんのように、ピンポイントな提案と、的確な面接対策をしてくれる存在がいなければ、現職への転職は実現しなかったと思います。
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