2025.09.11
【事例インタビュー】日本人エンジニア採用の壁を突破!Somali EORで海外人材活用に成功したWebシステム開発会社の挑戦
【記事概要】
導入企業紹介
株式会社blue
- 事業内容:Webシステム開発・Webサイト制作
- 従業員数:10名
- 本社所在地:東京都
- インタビュー対象者:代表取締役 吉永様
東京と大阪を拠点に、Webシステム開発からWebサイト制作まで幅広く手掛ける株式会社blue。
大手クライアント案件からスタートアップ支援まで、多彩な開発実績を誇る少数精鋭企業です。

株式会社blueの吉永様(左)と株式会社ソマリ代表・中嶋(中央)EOR事業部部長 木下(右)
導入前の課題 — 国内エンジニア採用の壁
エンジニア採用が極端に難しくなった現実
ここ数年、日本国内でのエンジニア採用は年々難易度が上がっています。
求人倍率は業界平均で6〜8倍とも言われ、特に即戦力のフルスタックエンジニアは争奪戦状態。吉永さんも、この採用難の波に直面していました。
「フルスタックで動ける人材を探していたんですが、まず母数が少ないんです。ようやく採用できても年収は700万以上、紹介料込みで1,000万円を超えるケースもありました。3か月以上かけて採用したのに、1年半で退職…。正直、かなりのダメージでした。」
「また、内定を出したい方がいたとしても、採用に至らず。自社でWebサービス/プロダクトを持っているSaaS企業が採用競合となると、どうしても当社のような受託開発の企業よりもそちらの方が魅力的に見えてしまわれ、採用に苦戦しておりました。」
外注依存が招く収益性と品質の課題
一方で、業務委託パートナー約100名との協業体制を築いていましたが、そこにも限界が見えてきていました。
- 案件ごとに体制を組み替えるため、生産性が安定しない
- 単価が高く、粗利率が低下
- 品質のバラつきによるリスク管理コストが増大
「外注は便利ですが、プロジェクトのたびに体制を整える必要があり、どうしても効率が悪いんです。やはり会社の競争力を高めるには、社内にコア人材を抱える必要があると痛感していました。」
海外エンジニア活用を検討 — しかし不安もあった
日本人採用の難しさを踏まえ、次に検討したのが海外エンジニアの活用でした。
ただし、ここにも大きな不安があったと吉永さんは語ります。
- 言語の壁:日本語での円滑なコミュニケーションは可能か?
- 文化・働き方の違い:納期意識・報連相・仕事観のギャップはないか?
- 法務・雇用リスク:現地法人なしで安全に雇用できるのか?
ベトナムでオフショア開発に挑戦した他社事例を聞くと、文化や意思疎通の違いから大きなトラブルに発展したという失敗談を知ったという。
「10年前にベトナムでオフショア開発をした際に、文化や言語の違いでうまくいかなかったそうです。そう聞いた記憶があるので、正直“同じような失敗を繰り返すのでは”という不安がありました。」
EORを知ったきっかけ
日本人採用の限界と外注依存のリスクに悩む中で出会ったのが、EOR(Employer of Record)という新しい雇用スキームでした。
「AIに相談していてEORという仕組みを知ったんですが、日本でサービスを提供している会社はほとんどないだろうと思っていました。調べるうちに“海外人材を現地法人なしで雇える”とわかり、これは画期的だと感じました。」
💡 そもそもEORとは?
→ 詳しくはこちらの記事へ
Somali EOR導入の決め手

吉永様と木下の打ち合わせの様子
① 信頼できるパートナー
吉永さんがSomaliを知ったのは、共通の知人を通じての紹介でした。
初回の打ち合わせで代表・中嶋がEORの仕組みやプロセスを丁寧に説明。
さらに、現地パートナーとの強固なネットワーク体制にも安心感を持てたといいます。「最初の打ち合わせで“ここまで具体的に見せてくれるのか”と驚きました。事前に不安だった税務や雇用リスクも丁寧に説明してもらい、安心して任せられると思いました。」
② 圧倒的なスピード感
- 初回打ち合わせからわずか3日で候補者を提案
- 条件に合致した人材を複数名ピックアップ
- 面接設定や日程調整もSomaliが一括対応
「以前は採用に3か月かかっていたのに、Somali EORでは“初回面談から2週間で内定”ですからね。このスピードは本当に衝撃的でした。」
③ 提案の質と独自ネットワーク
Somali EORはインドネシア・台湾・ベトナムなど、アジア圏を中心に優秀なエンジニアのデータベースを独自で構築。
技術試験・語学試験をクリアした人材のみを候補として提案しています。「候補者のレベルが想像以上に高かったです。英語・日本語のバイリンガルも多く、過去のプロジェクト実績も透明化されていて安心でした。」
導入後の成果 — スピードもコストも改善

吉永様インタビュー風景
① 採用スピードが劇的に向上
- 導入前:候補者決定まで約3か月
- 導入後:初回提案からわずか2週間で内定
- 稼働開始まで1か月以内で実現
「エンジニアの採用って“時間との勝負”なんですよね。Somali EORのおかげで、プロジェクトの立ち上げスピードが格段に上がりました。」
② コスト最適化に成功
国内採用では、紹介料と年収を合わせると1名あたり1,000万円超が当たり前でした。
Somali EORでは、採用コストを約40〜50%削減。「採用コストだけじゃなく、採用管理面の負担が減ったことも大きいです。経営目線で見ても“EORは投資対効果が高い”と感じています。」
今後の展望 — EOR活用の本格拡大へ
「今回の成功で、EOR活用の可能性を強く感じました。コストの観点、品質の観点では優位性を感じています。さらに海外人材の採用を広げていきたいと考えております」
株式会社blueは、今後「国内正社員+EOR海外人材」のハイブリッド開発体制を本格化させる予定です。
Somaliも長期的なパートナーとして、新たな開発戦略を一緒に進めていきます。
まとめ
「最初は不安もありましたが、Somaliのサポートでスムーズに採用できました。日本人エンジニアの採用が難しい今、Somali EORは本当に新しい選択肢になると実感しています。」